《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《あしの使い方》水平にうごくためには 【ボディが落ちる人はここに原因がある】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 


Unsplash
Arturo Castaneyraが撮影した写真

 

 

スタンダードでもラテンでもウォークと言って

歩く動作が基本にあります。

 

上下動がある動きも多いですが

基本的に水平に進むことができないと始まりません。

 

普段はすぅ〜っと歩いていると思うのに

ダンスになるとなかなかそうはいかない人も多いのではないでしょうか。

 

今日は水平に進めない原因と

解決のコツをお話しします。

「水平に歩く」の定義を決めよう

 


Unsplash
Kelly Sikkemaが撮影した写真

 

 

まず「水平に歩く」という状態を確認します。

 

これは頭や肩、腰などが上下しないで

進んでいくこととしましょう。

 

どの高さかは選ぶことができますが、

うごく歩道のように体や頭が進んでいくことを

「水平に歩く」と定義します。

 

上手なダンサーは頭がぶれないでスムーズに動いているのを

観たことがあると思います。

 

わかりやすいのはスローやタンゴ、ルンバなど

上下動がなく割とゆっくりなダンスにおいて見つけやすいと思います。

 

上手な人は華やかですが、意外とスムーズに進んでいく

とくに頭が上下しないことが多いです。

 

Youtubeなどで見てみるといい思います。

 

原因1 姿勢が崩れてしまう

 


Unsplash
Kelly Sikkemaが撮影した写真

 

 

まず一番多いのは足を着地した時に

姿勢が崩れてしまうことです。

 

背中が丸くなったり、前後左右に傾いてしまうと

当然頭は下がってしまいます。

 

着地のたびに頭や体が下がるので

水平に進んでいないことになります。

 

これを防ぐためには…姿勢を保つしかありません。

 

とくに着地で体の力が抜けて縮んでしまう人は

お腹に力を入れて垂直にしておくように意識するといいともいます。

 

腹筋の力が抜けると、お腹自体が縦に伸びやすくなります。

 

つまり後ろに反ってしまいやすくなるということです。

 

後ろに反ると重心も後ろに行くため、後ろに倒れそうになるでしょう。

 

それを防ぐために体を前に曲げることで

バランスを保とうとするのだと思います。

 

これは多分本能的に起こるので0.1秒とかのレベルだと思います。

なので足をつく瞬間に気をつけるのでは間に合いません。

 

踊っている間ずっとお腹に力を入れて垂直にしておくことを

意識するか、超人的な反応を身につけるしかありません。

 

原因2 脚が斜めになっていることの理解

 


Unsplash
Kelly Sikkemaが撮影した写真

 

 

ここからが本番です。

 

姿勢は綺麗なのになぜかボディが下に落ちるような動きになってしまう人は

脚の長さを考える必要があります。

 

まず1mの棒を想像してください。

 

これを垂直に立てると高さはどれくらいですか?

 

そう、もちろん1mです。

 

では45°に傾けると高さはどれくらいですか?

 

sin45°=1/√2≒0.7

 

つまり70cmくらいになってしまうということです。

 

実際の数値は全然覚えなくていいですが、

少なくとも垂直の時より斜めになった時の方が少し低くなるということを

感覚的に覚えておきましょう。

 

ここでもし斜めになっても1mのままでいたかったら

どうすればいいでしょうか。

 

これは棒の長さが伸びるしかありません。

 

これが水平に歩いていく時のコツになります。

 

歩く時に最初は立っているので

脚は垂直になっています。

 

仮にかなり見栄を張って脚が1mあるとしましょう。

 

ここから歩き出すと立っている脚(体重が乗っている脚)は

前に倒れるように斜めになっていきます。

 

すると脚の一番上つまり股関節はだんだん位置が下がってしまうということです。

 

股関節、つまり腰の位置が下がるということは

どんなに姿勢を保っていても体の高さは下がってしまいます。

 

つまりボディが落ちるという状態になるということです。

 

では歩く時に脚の長くするためにはどうしたらいいでしょうか。

 

いくつか方法があります。

 

(1)足首を伸ばす

まず一番よく使うのが足首を伸ばすということです。

 

足の裏全体をついて立っている時は

脚の長さが棒の長さになっています。

 

そこから棒が斜めになっていく時に

少しずつ足首を伸ばす、つまりかかとをあげていきます。

 

そうすると脚の長さに足の長さがプラスされるため

歩き始めより少しずつ長くなっていきます。

 

これにより腰自体が水平に進んでいくことが

できるということです。

 

(2)最初の脚の長さを短くしておく

つぎに脚の長さ自体を調節していきます。

 

立っている時にひざがまっすぐに伸びていると

そこからは足首しか伸ばせません。

 

しかし最初の段階でひざを曲げておくと

低い位置ではありますが、進んでいく時にひざを伸ばすことができます。

 

これにより脚の長さをより大きく増やすことができるため

より斜めになっても水平に腰が動いていくことができます。

 

この方法を使うために多くの場合

ロアなどの動作、つまりひざを緩めることが必要になるのです。

 

(3)ちょっとくらいならバレない

フェザーステップの後半など、ライズしているので足首もひざも

伸びている時があります。

 

このときは…ちょっとくらいならバレないという考え方もあります。

 

1〜2cmくらいなら下がってもバレないでしょう。

 

それならその範囲に収まるくらいの歩幅で

動いていくのもひとつの方法です。

 

このときにボディをもう少し伸ばしたり

シェイプやスウェーで高さの変化をわかりにくくすることで

よりバレにくくなります。

 

頭を静かに踊るのが基本

 


Unsplash
Harli Martenが撮影した写真

 

 

今も昔も素晴らしいダンサーは

頭の動きが静かです。

 

頭の上にコーヒーカップを乗せて踊っても

落とさないような感じです。

 

昔の世界チャンピオンであるビル・アービン先生も

講習の時に頭にコーヒーカップを乗せて踊っていました。

 

youtu.be

 

最初の部分ですが、見事ですね。

 

僕は直接見たことはないですが、

ビル先生に習っていたマーカス・ヒルトン先生に

このことを教えてもらいました。

 

マーカス先生はこう言いました。

 

「なぜカップが落ちないかわかるか?

それはビルの頭がハg… No!No!No!滑らかに動けるからだよ〜」

 

笑いにくいことを平気で言うマーカス先生らしい言葉です。

 

それはさておきあしの使い方を工夫することで

これだけ滑らかに踊ることができると言うことです。

 

ただし現在はスウェーやシェイプがより大きくなってきているため

現実にカップを頭に置いて踊ることは難しいでしょう。

 

しかしそれができるくらいあしを丁寧に使うことは

今も昔も全く同じだと思います。

 

〜まとめ〜『水平に動けてれば、なんでもできる』

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