こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードにはラインフィガー、またはピクチャーポーズと言って
形をメインに見せるものがあります。
今日はスタンダードにおけるポーズを
僕の知る限りご紹介します。
オーバースウェーの仲間
まずはポーズと言ったらこれ的な
オーバースウェーの仲間からです。
(1)オーバースウェー
オーバースウェーはスウェー(傾き)をオーバー(過剰に)する
のではありません。
オーバーとはホールドより上の部分を示しているそうです。
オーバースウェーは女性のホールドより上
つまり頭と首のあたりだけを少し傾けるように
するポーズです。
その中でスウェーが多い時もありますが、
基本的には上の部分だけを傾けるフィガーと思ってください。
(2)ドロップオーバースウェー
ドロップは落とすという意味です。
オーバースウェーは傾きをゆっくりつけますが、
ドロップオーバースウェーは少しスピードをつけ
割と大きく女性の頭を落とすようにします。
現在行われいてるオーバースウェーは
ほぼドロップオーバースウェーだと思ってもらって
かまいません。
(3)スクープ
オーバースウェーは男性は左足、女性は右足に乗ってから
傾きをつけるポーズです。
スクープというのは体重移動と傾きの変化を
ほぼ同時に行い素早く体の傾きを変えるものです。
スクープ(Scoop)には「すくう」という意味があります。
アイスクリームの1スクープとかいうのと同じです。
床を掬い上げるような感じで踊ります。
(4)スローアウェーオーバースウェー
これはオーバースウェーに回転が加わり
女性の左足が男性の右足と反対側に出たポーズです。
起源としてはいろいろありますが、
ときの世界チャンピオンが
テレマークでくるっと回ってからオーバスウェーしようとした時に
回転が止まらず女性だけが回ってしまって
スローアウェーオーバースウェーになったという話があります。
まあ本当かどうかは怪しいですが…
これも回転に目が行きがちですが、
オーバースウェーの仲間なので基本は横への傾きで
おどることになります。
ランジの仲間
ランジとはフェンシングの突きの形のことです。
片足に乗り体重のある脚は曲がり
反対は伸びています。
これがランジの基本形です。
(1)ライトランジ
ランジといえばまずこれです。
男性は右足、女性は左足に乗り
向かい合った状態でふたりもとランジの形になります。
基本的にはスウェーはかけないで
踊ります。
特に男性が右に傾くと女性はバランスがとりにくく
トップの広がりも無くなってしまいます。
ただ最近はそれを踏まえた上であえて右スウェーと左回転を多くして
より華やかに踊る方法があります。
これは難しいので、まず基本形を覚えてから
挑戦するといいと思います。
(2)セイムフットランジ
男性の形はほとんど同じですが、
女性は足が反対になり右足に乗ります
左足は前に伸ばして男性のランジの形に合わせます。
ポジションは男性の足の間に女性の腰が位置して
女性の左腰の側面と男性の右腰の前面がくっついた
T字のポジションになります。
(3)レフトランジ
これは形としてはオーバースウェーの入り口に似ていますが、
より突き出す感じが強くでます。
またスウェーはかけないで、水平に踊るのも
特徴の一つです。
タンゴにおいて右回転から男性は左足、
女性は右足を大きく踏み出してPPのようになります。
女性は右を向き男性と同じところを見ることで
強いアピールをすることができます。
そこから足幅を狭くしてレフトランジをすると
スモールランジという形になります。
レフトウィスクの仲間の仲間
続いてレフトウィスクの仲間です。
(1)レフトウィスク
これは左回転から回り続けて入っていきます。
男性は両足に乗ってツイストした感じになります。
女性は左足に乗って通常のウィスクの反対向きになります。
こうするとお互いの体が回転して
クローズドポジションより女性が多く回転します。
このねじれを解く時に右回転をして
スタンディングスピンなどに入ります。
(2)ヒンジ
レフトウィスクにライズ&フォールを取り入れることで
ゆっくりとした回転で入ります。
ボディのポジションはレフトウィスクと似ていますが、
より回転が多く女性の右腰の側面と
男性の左腰の前面がコンタクトします。
女性は左足に乗って右足は前に伸ばします。
男性は左足に乗って右足はスローアウェーーオーバースウェーのように
緩やかに伸ばしておきます。
この後はスピンターンに入ることが多いと思います。
チェックの仲間
チェックとはある動作をやめて反対向きの動作に入ることです。
いわゆるチェック→✔︎ のような感じです。
(1)コントラチェック
これは男性が前進、女性が後退を途中でやめて
元の位置に戻るポーズです。
前進した男性は完全に左足には乗らず
両足の真ん中くらいに体重を置きます。
そうすることで女性に止まることを伝えます。
女性も後ろに出した右足には完全に乗らないで
両足の真ん中くらいで終わります。
ただ頭は急に止まれないので
後ろにぽーんと放り出されたようになり
トップが広くなります。
(2)コントラポイント
男性は左足を前に出しますが、
ボディの回転のみで前には進みません。
女性も右足を引きながら左回転していき
体が十分にねじれたところで解きます。
そうすると素早く右回転が起きて
PPになるのが一般的な動きです。
主にタンゴで使用されると思います。
(3)バックコントラチェック
これはコントラチェックと同じですが、
男女が逆の動きをするものです。
体重の位置も両足の真ん中くらいで終わり、
男性は前に、女性は後ろに戻ります。
またロックと言って前後に揺れるような動きにつなげることもあります。
(4)スイッチ
これは回転をチェックする動作です。
通常男性は左足横、女性は右足斜め前に進んだ時に
右回転をしたところで回転をとめて
左回転のフィガーにつなげます。
ファイブステップの前に使ったりすると
迫力のある動きを演出しやすいと思います。
キックの仲間
キックはその名の通り女性が足を上げるものです。
回してあげるのはロンデというので
今回は区別しています。
(1)ドロップキック
プロレスの技ではありません。
ロープに飛ばないでください。
通常セイムフットランジから入ることが多いと思います。
左足に立った女性が右足のひざを上げたところから
ゆっくりとひざを伸ばします。
水平くらいを目安に伸ばすと綺麗に見えると思います。
(2)ディベロッパ
これはドロップキックと似ていますが、
足の動かし方が少し違います。
女性は片足に立ち後ろからひざの横に
足がくるように三角を作ります。
そこからさらに外につま先を向けるように回しながら
ひざを伸ばして最後は伸ばしていきます。
キックよりふんわりとした感触を表現しますが、
タンゴではすばやく踊ることもあります。
(3)フリック
ひざから下を素早く鞭のように振る動作です。
タンゴのPPで使うことがあります。
指先の水を飛ばすような感じで
小さめですが、キレ良く踊ります。
ロンデの仲間
ロンデとは脚を回すことです。
回し方や高さなどで種類が分かれます。
(1)ルドルフロンデ
右回転の中で女性の右足を回すように
男性の右脚でリードします。
床の上から水平くらいまでの間で回します。
ルドルフというのは人の名前で
彼が主演した映画の中で踊られた
ロンデの一種です。
男子右足前進し、膝を強く曲げて女子に右へロンデさせ、
フォーラーウェイに終わるアクションのことを
ルドルフロンデあるいはルドルフファーラウェーといいます。
(2)ダブルロンデ
右回転から男性は右脚、女性は左足に急激にのり
その時にスウェーをかける時に足が横に上がります。
ロンデという名前がついていますが、
脚を回す動作は少なくほとんど横に上がるだけです。
ただその後ツイストターンに入ることが多いので
前半のスピンと共に右回転に見えるためロンデの名がついているのだと思います。
まだまだあると思うけど…
どこまでがピクチャーポーズかわかりませんが、
とりあえず思いつくままにお話ししてみました。
あっ…ホバーやハイホバーもあった。
まあ次回またお話しします。
今日はこのくらいでおしまい!
〜まとめ〜『ポーズはたくさんあるのよ。』
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