《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《フロアのあれこれ》フロアが滑る時原因と対策3選 【滑るのにも理由がある】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

UnsplashAlexas_Fotosが撮影した写真

社交ダンスを踊る時は床の滑り具合も気になることがあると思います

 

とくにスタンダードの場合は滑りすぎても良くないですし

滑らなすぎるのも踊りにくいと思います。

 

好みはあると思いますが、

床の状態には結構気を使うでしょう。

 

今日はスタンダード目線で床が滑る時の原因とその対策3選を

僕なりにお話しします。

 

その1|床の状態が良くない

UnsplashJohn Salvinoが撮影した写真

まず一番良くあるのが床自体の状態があまり良くない時です。

 

滑る原因になる床の状態としては

いくつか原因が考えられるでしょう。

 

(1)ゴミや石が多く落ちていてる

(2)乾燥している

(3)冷えている

 

順番にお話しします。

(1)ゴミや石が多く落ちていてる

当たり前ですが、床に埃や砂、ストーンなどの石が多く落ちていると

とても滑ります。

 

これは靴と床の間にゴミが入るため

床との設置面積が少なくなるからです。

 

とくに競技会の時などはストーンがたくさん落ちてるため

踏むと急に滑ることもあり要注意です。

 

僕は以前竹ビーズ(長いビーズ)を踏んで

とんでもないことになったことがあります。

 

幸い転ばなかったですが、立っていられないくらい滑り

集中できませんでした。

 

競技会の時は一度止まって取り除く方がいいでしょう

 

デモの時は…場合によりますが、がんばるしかないときもあるかもしれません。

 

(2)乾燥している

次に床が乾燥している場合です。

 

これはいわゆるダンス用の床の場合によく起きるでしょう。

 

ダンス用の床は油を塗っているだけなので

水分が出入りします。

 

そのため乾燥すると、割と滑りやすくなる傾向があります。

 

逆に湿気が多いと滑らなくなることもあるでしょう。

 

あまりにも滑る時は、加湿器などで湿度を足すか、

すこし何かしらのオイルと靴か床に塗るといいでしょう。

 

この時大量につけると、突っかかることがあります。

 

すこしずつ調節するようにしましょう。

 

特に他のカップルがいる時は

周りの人の意見も聞きながら調整しないと

迷惑がかかってしまいます。

 

(3)冷えている

最後は温度です。

 

先ほどもお話ししましたが、社交ダンスの床には

ワックスなどの油が塗られています。

 

皆さんもご経験があると思いますが、

油は温度が低くなると固まってきます。

 

フロア上の油も気温によって硬くなったり柔らかく溶けたりしています。

 

溶けている時は湿り気のように働くので

滑りを防ぐ効果があります。

 

しかし固まってくるとその滑り止めとしての作用は少なくなるため

滑りやすくなるのです。

 

とくに日本のダンスフロアではロウ(パラフィン)を撒くことが多いです。

 

当然ですが、ロウは常温で固体なので

気温が下がると硬くなりやすく滑り止めの効果は少なくなるでしょう。

 

海外では液体の油を使用することが多く

ダンスの時はひまし油などが有名です。

 

基本的に常温で液体の油は植物由来であることが多く

これらを利用すれば比較的低温でも柔らかく滑り止め効果が得やすいでしょう。

 

ひまし油は良くも悪くも効き目が強力です。

 

そのためリンシードオイル(亜麻仁油)やビーンズオイル(何かの豆油?)など

滑り具合や色合いなどを考えて色々使われているようです。

 

その2|靴の状態が良くない

UnsplashArwan Sutantoが撮影した写真

つづいて靴の裏の状態です。

 

社交ダンスのシューズはスウェードもしくはヌバックという

ケバだった革でできています。

 

これが適度な滑り具合と止まり具合を作っています。

 

ただしばらく使っていると床の油が染み込み汚れと共に固まるため

起毛も減り、硬くなってきます。

 

とくに日本ではロウを使うため

固まりやすい傾向があるかもしれません。

 

ある程度はブラシなどでこすり取ることができますが、

それでもカチカチで毛羽立たない時はシューズの交換をする方がいいでしょう。

 

ダンスシューズは安くありませんが、

消耗品であることもまた事実です。

 

特に男性は見た目が汚れにくいこともあり

何年も履いている人を見かけることがあります。

 

ただ靴底が滑るようになり、ブラシをかけても復活しない時は

替え時だと思います。

 

どうしても買いたくない人は

靴の裏だけを交換することができる時もあります。

 

ただ最終的なコストを考えると

買い直した方が気持ち的にもいいので

価値があると思います

 

その3|踊りの状態が良くない

UnsplashSander Sammyが撮影した写真

最後は踊りの質です。

 

社交ダンスにおいて体重が乗っている足は

滑りません。

 

これは重要なことです。

 

よくあるパターンは次のふたつです。

 

(1)体重がかかっているのに滑らせようとしている

ワルツのナチュラルターン2歩目などは

大きく滑って踊っているように見えます。

 

しかし実際は体重がかかる前に滑らせているだけで

体重がかかってからは滑っていません。

 

大きく動こうとして両足で滑っている時間を作ろうとしたりして

体重がかかっている足が滑ると、バランスが崩れる足の滑りを感じるでしょう。

 

体重をかけたら足は移動しないということを

確認するとうまく踊れると思います。

 

(2)送り足の体重がなくなるタイミングが早い

次に送り足です。

 

これはタンゴのPPから出る時などにミスが起きやすいですが、

送り足が滑ってうまく進めなような状態です。

 

たとえば男性を例にとって考えてみましょう。

 

男性は右足に体重が乗った状態で

進み始めます。

 

このとき早く進もうと思い

姿勢を変えるなどして右足から体重が抜けてしまうと

右足で押し出した時に後ろに滑ってしまいます。

 

こうなると進めないのでもっと体が前傾して…と

負のループに陥ってしまうでしょう。

 

大きく進むためにはなるべく送り足に長く体重が乗っていることを

意識する必要があります。

 

わかりにくく言えば

大きく進むためには、なるべく進まない方がいいということです。

 

こうすると長い時間体重が送り足にあるため

押し出す量が増えるため結果的に大きく進むことができるということです。

 

滑る時は無理しない

UnsplashBRUNO CERVERAが撮影した写真

どんな理由にしろ、床が滑る時は

転んで怪我をする可能性が高くなります。

 

一番は無理をしないで、原因を考えて

なるべく解決してから踊ることです。

 

床のせいなのか、靴のせいなのか、あるいは踊りのせいなのか

 

どちらにしろ、放置して練習すると

思わぬ事故の元になります。

 

とくに寒い日に朝滑りやすい時があるでしょう。

 

年末年始を怪我で台無しにしないように

楽しく踊ってください!

 

〜まとめ〜『滑るのは技術の問題だけではない』

 

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おしらせ

 

南郷スクール水曜サークルでは初めてのウィンナーワルツ講座を開催します。

 

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