こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのKateryna Tyshkulが撮影した写真
スタンダードの魅力として大きな上半身の広がりが
あると思います。
広がりの度合いや形は人それぞれですが、
みなさんも憧れのひとつだと思います。
STEP1 お腹の右側を伸ばす
UnsplashのAdél Grőberが撮影した写真
まず初めに自分のボディの右側を伸ばします。
今話題になる右側は横の面ではなく
前の面の右側です。
このろっ骨と骨盤の間位くらいを
ぐっと縦に広げましょう。
そうすることで女性が広がっていくときの
基準の部分つまり枝分かれするスタート地点をつくります。
ここが不安定だと女性も安心して広がることができません。
ポジションによって多少変わりますが、
多くの場合右のボディを伸ばしておけば大丈夫です。
土台はいつでも大切なので
しっかりと作りましょう。
STEP2 右ボディから右手までのライン
UnsplashのAline Kircchinbauerが撮影した写真
次に女性が広がっていく斜め上へのラインを作ります。
先ほど作った右のボディ、ろっ骨と骨盤の間から
右手のひらを通って斜め上に伸びていくラインを考えましょう。
女性がどんな感じに伸びて欲しいかを
右のボディから右手のひらを結んだラインで示します。
この時広がりの大きさだけでなく
広がる方向も大事です。
自分かr見て前方の意識なのか
右方向の意識なのか
あるいは45度くらいの斜めなのか。
どちらにしても男性役がラインを作る方向を決めます。
この方向が曖昧、あるいは女性が取ることができない方向に作ってしまうと
うまく広がることはできません。
通常は男性役から見て右斜め上、斜め前方の方向に
設定するといいと思います。
STEP3 手のひらを斜めにする
UnsplashのNsey Benajahが撮影した写真
最後は実際に女性のトップが広がる角度に関することです。
先ほどSTEP2で作った斜めのラインは
女性にとって腰のあたりから肩の下あたりまでのラインです。
男性から見ると斜めのラインを作っていますが、
現実として女性の体にもある程度厚みがあるので
女性のボディはほとんど垂直になっていると思います。
これは女性役から見て男性の右ボディは
自分の体の前面でコンタクトします。
しかし男性役の右手は女性役の背中の面にコンタクトするからです。
そのため男性の右ボディから右手までは
女性の体の中を通るようなイメージで
斜めの線が通っているということです。
そこから女性のトップラインがぐいっと広がるためには
男性の右手の平の角度が重要となります。
男性の右手のひらが上を向く方向に動かすと
女性のトップは後ろに広がるように動きます。
逆に男性の手のひらが男性のボディに向くように動くと
女性のトップは狭くなります。
大きなトップラインを出したい時は
男性の手のひらをなるべく上に向けるように動かすことが大事です。
このためにはひじから先だけを回転するような動きをします。
実際にやってみるとわかりますが、
結構難しく筋力も必要です。
ホールドした状態でひじの位置を変えずに
右手と右の前腕(手首からひじまで)を
上に向けるように回転します。
体の構造上手首から先だけを回転することはできません。
そのためひじから先を回す動作が必要になるということです。
よくある失敗はつぎの2つです。
(1)ひじを開いてしまう
トップを大きくしようとしてひじを伸ばすと
女性役にとって支えがなくなるような感じがしてトップは広がりません。
ある程度広げる時もありますが、
ひじを広げるのは主にPPなどで女性が横方向に開く時です。
トップを開く場面で男性役がひじを開くと
女性役のボディが右に回転しながら後ろに倒れていくので
ボディが離れてしまいます。
トップを広げるという意味では
ひじを伸ばす(角度を鈍角にする)のは
あまりいい方法ではないと思います。
(2)ひじの位置が下がってしまう
次はひじから先を回転させようとした時に
ひじが下に下がってしまうことです。
これはひじから先の回転がうまくいっていないからです。
無意識に肩の関節も動いていると
90%ひじは下に下がってしまいます。
トップを大きくしたい人は多分ホールドの横幅も
大きくとりたい人が多いと思います。
そのような目的においてはひじが下がることは
あまりいいことではないでしょう。
これは地味に練習するしかありません。
鏡の前でホールドの形を取り
ひじから先だけを回転させる練習を何回もしましょう。
難しければ左手でひじのあたりを押さえて
右のひじから先を回転する練習をするといいと思います。
練習すれば誰でもできることなので
ある意味やった者勝ちです。
あとは女性の気持ち次第
まずここまでやったらあとは女性にお任せになります。
この大きなトップを作る時に僕が考えていることは
居心地のいい椅子を作りリクライニングするような感じです。
もし女性役にとって居心地のいい椅子を作れて
それが気持ちよくリクライニングしていけば自然に開いてくれるはずです。
居心地のいい椅子は
・安定感
・クッション
気持ちのいいリクライニングは
・ちょうどいい角度
・リクライニングしていくスピード
が大切だと思います。
なのでお腹で女性を押すとか
右手で女性を引っ張るとかは論外です。
ただ完璧な椅子を用意して完璧にリクライニングしても
女性がそれに乗っかってくれるかは男性役にはわかりません。
そこはもう女性の気持ちに依存するので
あまり考えても仕方がないということです。
つまり課題の分離をしましょうということです。
結果はもちろん大事ですが、
目標と捉えてそれに向けて自分のできることをしっかりとやることが
結果として自分の思った広がりを生むと信じています。
僕は
〜まとめ〜『男性役は素晴らしい椅子で、心地の良いリクライニングを提供』
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