《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《姿勢》競技ダンスで強い姿勢とは 【強さの原因は物理的な現象かも】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 


Unsplash
Memento Mediaが撮影した写真

 

 

先日2/18(日)に北海道のダンス選手権大会が

開催されました。

 

2/18(日)毎日杯 採点結果

 

今年初の大会で、年末年始の練習の成果を

試すいい機会として最近は2月に定着しています。

 

今日はこの大会を見て感じたことを

お話しします。

 

 

背中の形は大きな違いのひとつ

 


Unsplash
Inge Poelmanが撮影した写真

 

 

今回感じたことはクラスや部門に関係なく

背中の形が上位の人とそれ以外の人で大きく違うことです。

 

普段だと姿勢などと一括りにされてしまうことも多いですが、

とくに背中をどういう形にしているかが

かなり違うように思いました。

 

見た目はもちろん、動きの機能としても

だいぶ違うように思います。

 

今回は縦方向と横方向に分けて

見ていきましょう。

 

縦方向はバランスと動きに影響する

 


Unsplash
Ömürden Cengizが撮影した写真

 

 

まずは縦方向です。

 

縦方向つまり背骨の方向に注目すると

次の3つの形に分けることができると思います。

 

(1)前面が短く後ろ面が長い 「猫背系」

(2)前と後ろが同じ長さ 「垂直系」

(3)前面が長く後ろ面が短い 「反り系」

 

それぞれお話しします。

 

(1)前面が短く後ろ面が長い 「猫背系」

前が短く後ろが長くなる猫背系は

下のクラスや初心者に多い傾向です。

 

まだダンスの姿勢が馴染んでいないため

動きやすい姿勢になってしまうのだと思います。

 

確かに多くのスポーツは少し猫背になって行うものが多く

背筋が伸びているものはダンス系以外は

剣道くらいしか思い当たりません。

 

(他にもあると思うけど)

 

そのため動きやすさだけを考えれば

多少猫背になるのもわかります。

 

しかし社交ダンスにおいて猫背は

あまりいい評価を得ることはできません。

 

特にスタンダードはそれだけでよくないと判断される可能性もあります。

 

 

(2)前と後ろが同じ長さ 「垂直系」

続いて体の前面と後ろ面が同じ垂直系です。

 

これは重心が必ず足の上に乗るので

バランスも良く、見た目にも一番綺麗な立ち方でしょう。

 

先ほど(1)でお話ししたように

猫背系の姿勢はある意味自然な姿勢です。

 

そのため垂直に立つことは

少し訓練が必要です。

 

とくに頭を上げて胴体の重心と頭の重心を垂直にするのは

わりと最初は難しく、保つのも大変かもしれません。

 

またまっすぐ立っているだけでは物足りないとはいえ

それは垂直に立っている人が考えることなので

まずはまっすぐ垂直に立てることは1番の基本だと思います。

 

(3)前面が長く後ろ面が短い 「反り系」

先ほどの(1)の反対に前面が長くなる状態がこの反り系です。

 

とくにスタンダードではボディコンタクトがあったり

トップを広くしようとするためよりこの傾向が強く感じます。

 

割と上級の人でも陥りやすい傾向があり

一見するとそんなに悪くは見えませんが、

腰椎のあたりが強く反るため運動性が悪くなりやすいです。

 

また見た目にも背中の途中で折れて見えるため

立っている強さが見えにくくなる傾向があると思います。

 

横方向はホールドと懐の深さに影響する

 


Unsplash
Matthias Münningが撮影した写真

 

 

続いて横方向です。

 

こちらも3つのパターンに分けることができでしょう。

 

(1)前が伸びて、後ろが縮んでいる状態 「ひじが後ろ」

(2)前と後ろが同じくらい状態 「ひじが真横」

(3)前が少し短く、後ろが少し広がっている状態 「ひじが前」

 

こちらも順番に見ていきましょう。

 

(1)前が伸びて、後ろが縮んでいる状態 「ひじが後ろ」

腕を広げる状態をとる時にこの形になりますが、

競技ダンスにおいては枠を大きくしようとして

この状態になりことは割と多いです。

 

社交ダンスは多くの場合お互いに向き合って組むため

相手は自分の前にいます。

 

そのためひじが後ろにあると、前の人と組むことができません。

 

手を繋いだ状態でひじを引くと

相手を自分の方に引き込んでしまうことになります。

 

そのためひじが後ろに来ることは

あまりいいことはないでしょう。

 

(2)前と後ろが同じくらい状態 「ひじが真横」

特にスタンダードでは最近ホールドの横幅が増えているため

ひじも昔より真横に近い状態になっているように見えます。

 

後ろに引いてしまうよりは100倍いいですが、

真横だと前後の幅がないため、すごく薄っぺらい印象になります。

 

ホールドの多くはどちらかの手が相手の背中の方に置くこともあるので

真横にひじがくるとうまく組めないと思います。

 

そのため真横からさらに前に進めるかが

ダンスのレベルアップに関して重要だと思います。

 

(3)前が少し短く、後ろが少し広がっている状態 「ひじが前」

最後はひじが前にある状態です。

 

真横でもホールド自体の見た目は綺麗なので悪くはないですが、

組んだ感じが狭く踊りにくくなる場合があります。

 

ふわっとした感じですが、懐の深さがあるとかないとかいう感じです。

 

ただひじが少し前に来ることで、前後の幅が出ます。

 

この幅がトップラインの広さや相手の居心地もよくなるため

ついてはバランスも良くなり動きもスムーズになるでしょう。

 

背面が凹んでいるのは良くない

 


Unsplash
Mykola/Kolya Korzhが撮影した写真

 

 

僕が個人的に思うのは縦方向にしろ横方向にしろ

背面が凹んでいるのはあまり良くないと思います。

 

ひじが後ろにあると肩甲骨の間あたりが

凹んでしまいます。

 

また縦方向の場合は腰(腰椎)のあたりが

凹んでしまう状態になります。

 

体の形に凹みがあるということは

そこに力が集中するためより凹みが大きくなり

崩れる原因になります。

 

これは物理的な現象として良くあります。

 

例えばダンボールなどでも折り目がついていると

両側から押すとそこから潰れることがほとんどです。

 

またガラスなども少し傷をつけてから叩くと

そこから割れます。

 

体も少し凹みや歪みがあると

そこに悪い意味で力が集中するため

曲がりやすく弱く見えるのだと思います。

 

とくに競技ダンスではぱっと見の見た目で

判断されます。

 

そこに強さ、弱さというふわっとした単語で解説されうことが多いですが、

実は意外と姿勢の本質をついているのかもしれません。

 

〜まとめ〜『縦は垂直、横は少し前に』

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