《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《練習方法》速い音楽のダンスはなぜ踊れないか? 【音楽が速くなっても、脳は速くならない】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

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社交ダンスにはたくさんの種目があります。

 

スタンダードにもラテンにも大きく分けて

2つのグループに分けることができると思います。

 

・速い音楽のダンス

 

・ゆっくりな音楽のダンス

 

これは使うフィガーにもよりますが、

ざっくりとこんなふうに分けることができると思います。

 

今日はこの中の速いダンスを上手に踊るためのコツを

3つご紹介します。

 

速いダンスが難しい理由は?

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まず速いダンスはなんで難しいのでしょうか?

 

たとえばワルツとクイックステップを比べてみましょう。

 

シャッセやナチュラルターン、スピンターンなど

割と同じフィガーが多いので

ゆっくりと踊ればそんなに難しくはないと思います。

 

でもいざ曲で踊ると速くて追いつかないことが

多いのではないでしょうか。

 

これは動作を頭の中で考える時間が少ないからだと思います。

 

どんな動作でも必ず脳で考えてから動きます。

 

そのため考えてから動くまでに少し時間が必要です。

 

同じナチュラルターンで前進、横、閉じると踊る時でも

ひとつひとつのステップの間で考える時間が

クイックステップの方が少ないです。

 

そのため間に合わなかったり

ステップの精度が悪くなりバランスを崩してしまったりするのだと思います。

 

まずそのことを頭に置いておきましょう。

 

コツ1 歩幅は少し小さくする

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まず速い音楽のダンスを踊る時は

歩幅を小さめに設定します。

 

とくに先程のワルツとクイックの両方にあるフィガーや

ルンバとチャチャチャで両方にあるフィガーなどは

大きくなりやすい傾向があると思います。

 

これはワルツやルンバなどゆっくりとしたダンスを

初めに習うことが多いため大きな歩幅が身に付いているからです。

 

なので同じ前進、横、閉じるでもワルツの歩幅で

クイックステップは踊れません。

 

まず速いダンスは少し歩幅を小さくすることで

間に合いやすくなると思います。

 

コツ2 体重を少し前に

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つぎに体重の位置です。

 

一般的に体重がつま先にあると素早く動け

かかとにあるとどっしりと構えた感じになります。

 

みなさんも小学校の時に反復横跳びを

したことがあると思います。」

 

あのようにささっと動くときは

かかとを軽くあげてつま先(ボール)だけで

動いていくと思います。

 

これはダンスでも同じです。

 

クイックやチャチャチャなど速いダンスを踊るときは

ゆっくりなダンスの時より少しつま先(ボール)に多く体重をかけましょう。

 

そうすると動きが軽やかになり

音楽に乗りやすくなると思います。

 

コツ3 繰り返し練習する

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最後はやはり練習です。

 

最初に難しい理由としてもあげましたが

やはり考えてから行動するので

考える時間を短くする必要があります。

 

そのためには正しい動作を繰り返し練習することが

一番大事だと思います。

 

ここが大事なところでただ音楽に合わせようとして

適当にやってもうまくはいかないと思います。

 

まずはゆっくりでいいので

繰り返し動作することで体に覚えさせるのです。

 

この体に覚えさせるというのは

実際には脳で考える時間を短くしていることです。

 

脳の記憶は獣道に例えられることがあります。

 

道のない山の中を動物や人間が通るためには

やぶをかき分けて進んでいくので時間がかかります。

 

これが練習を始めたばかりの状態です。

 

数回通っただけでは何も変化は見えません。

 

でも同じ場所を何回も通ることで

だんだん藪が開かれ、草が生えなくなり道になります。

 

つまり最初の数回も変化が見えないだけで

道を作る上では役に立っているということです。

 

なるべく速く道を作るには

同じ場所を繰り返し通ることです。

 

毎回違う場所を通っていては

薮はすぐに戻ってしまいます。

 

脳も同じです。

 

同じ動作を繰り返すことで脳内に道ができます。

 

その道は繰り返し通ることで

だんだん通りやすくなります。

 

つまり考える量が減っても

動作ができるようになるということです。

 

これが体で覚えるという状態です。

 

感覚的には脳を使っていなくても

やはり脳で考えているのです。

 

ただそれがたくさんのことを考えなくてもできるようになるので

短い時間で動作ができるため結果的には速い音楽でも

踊れるということだと思っています。

 

速いときは動作を省略するはNG

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ありがちなのは速くて追いつかない時に

動作を省略することです。

 

もちろんそういう考え方もあり、

省略していい動作もあります。

 

しかし多くの場合動作を省略することは

あまりいいアイディアではありません。

 

とくに間に合わない時に省略しがちな動作は

 

・ステップすること

 

・体重を乗せること

 

このふたつです。

 

ステップしないで進むのは論外ですが、

体重移動をしないで次のステップをしてしまう人は多いです。

 

当たり前ですが、体重移動をしないと

これから動かす足(ステップする足)にまだ体重がある状態で

床から離すことになるので当然転びます。

 

ダンスの動作は歩く動作(ウォーク)を基本にできているので

 

(1)足を動かして床につける

 

(2)体重を乗せる

 

このふたつを繰り返さなければなりません。

 

もしこのどちらか(あるいは両方)がなくなると

動いていけずに転びます。

 

なのでいきなり音楽に合わせようと思わずに

正しくゆっくりと踊ることを心がけましょう。

 

そうすればかならず音楽に合わせて

踊れるようになると思います。

 

〜まとめ〜『脳内の獣道を作る。』

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