《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《スローフォックストロット》異次元の難しさスリーステップ 【世界3大難しフィガーに入る…かどうかは知らんが】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Tony Handが撮影した写真

 

社交ダンスにはいろんなフィガーがあります。

 

その中で苦手なフィガーランキング30年連続Best3に君臨するのが

スローフォックストロットのスリーステップです。

 

このスリーステップを得意という人には

あまり出会ったことがありません。

 

もちろん世界のトップダンサーたちは素晴らしく踊っていますが、

難しいことには変わりないようです。

 

今日はこのスリーステップの苦手意識を少しでも減らすためにどうするか3選を

僕なりにお話しします。

 

なおどこからどこまでがスリーステップかは議論がありますが、

今回は男性が左足から前進で始め、女性が右足の後退から始める

SQQの3歩をスリーステップとしていきます。

 

 

(1)ライズはしない感じで


Unsplash
Nino Liveraniが撮影した写真

 

通常スローを踊る時はライズ&フォールがあります

 

カウントSは低い位置で進みます。

 

次のカウントQで高くなり、2個目のQでロアします。

 

教科書にはもう少し詳しく書いてありますが、

ざっくりいうとこんな感じです。

 

スリーステップをこのライズ&フォールで踊ると

男性の2歩目である右足前進が必ずうまくいきません。

 

2歩目はヒールから進みますが、それがつま先に変わってしまったり

ヒールから出てもガツッと音がしてしまうことも多いでしょう。

 

また女性と脚やボディがぶつかってしまうこともあるでしょう。

 

普通のライズ&フォールなら男性の2歩目はつま先から出るでしょう。

 

これがヒールになっているということは

まだライズしていないということです。

 

何となくライズしてしまうと

まずいですよってことです。

 

しっかりと練習している人ほど

自然にライズをしてしまうため注意が必要です。

 

男性なら左足前進した後にもう一度左足でロアをするような感覚があってから

右足を前に進めます。

 

女性なら右足後退した後、もう一度ロアをする感じになります。

 

スイングというより丁寧にゆっくりと進む感じがいいと思います。

 

(2)2歩目はカーブか斜めに進む


Unsplash
Ravi Pinisettiが撮影した写真

 

次は2歩目が進む方向です。

 

2歩目はどうやって進むかみなさんわかりますか?

 

僕は…忘れていたので教科書を見てみましょう。

 

サイドリードで前進or後退

 

そうサイドリードでした。

 

サイドリードとは進める足とボディ、肩まで

同じ側が同じ方向に動いていくような状態です。

 

サイドリードにはしっかりとていぎがありますが、

スリーステップで使う時は次の2つのイメージがいいでしょう。

 

(1)少しカーブする

(2)少し斜めに進む

 

順番にお話しします。

 

(1)少しカーブする

まずカーブするアイディアです。

 

これは教科書にも実際に書いてあることです。

 

男性なら2歩目で少し左斜め前の方向にカーブします。

 

女性は右斜め後ろの方向にカーブします。

 

2歩目でいきなりカーブは不自然なので

実際に踊る時は1歩目から少しカーブをしていると思います。

 

とくに男性はリードをするので、1歩目の動きも大事です。

 

カーブののメリットはとりあえず前進後退で踊れることです。

 

ある程度イメージと実際の動きが一致するので

わりと取り組みやすいと思います。

 

デメリットはカーブの度合いが合わないと男性の右足が

女性の足の間から外れやすいことがあります。

 

もうひとつは動き(移動)が小さくなりやすいです。

 

大きく動くことがいいとは限りませんが、

競技などで大きく動きたい場合は少しデメリットになる場合があるということです。

 

 

(2)少し斜めに進む

もうひとつの方法は少し斜めに進むことです。

 

男性から見たら右斜め前、女性からしたら左斜め後ろです。

 

スリーステップは大体外に向かって45度に進むことが多いと思います。

 

男性から見たら1歩目は壁に向かって45度斜め方向に進むとしたら

2歩目は体の向きはそのままに壁のほうに進む感じです。

 

女性なら1歩目が壁に対して45度に後退して

2歩目では向きは変えないで壁に向かって動く感じです。

 

このメリットはわりとグイグイ進めることです。

 

説明だと進行方向が変わる感じがしますが、

実際は結構まっすぐ進めます。

 

デメリットは1歩目から2歩目の足の使い方が少し難しいところです。

 

やっている感じと見た目が結構違うので

イメージが作りにくいのがあると思います。

 

(3) スウェーはかけない


Unsplash
Hanneke Laaningが撮影した写真

 

通常スリーステップにおいて男性は少し左スウェー

女性は少し右スウェーになると思います。

 

トップダンサーの中には大きくスウェーして進む人もいて

結構かっこいいです。

 

 

このスウェーは結構難しいです。

 

男性が左にスウェーすると94.38%の確率で

右肩が上がってしまいます。

 

これはライズがほとんどない状態でスウェーをするので

右が上がるイメージだと相手を持ち上げるようになってしまうためです。

 

左を下げていく感じでスウェーできるといいのですが、

これはこれで左ボディが緩みやすく難易度はかなり高いです。

 

女性も右スウェーをすると体や頭の位置が右にずれやすく

ポジションが乱れる原因になります。

 

また左を向いていると、顔の向きが不自然に感じ人も多いでしょう。

 

かと言って右を向くと右に頭が入りやすくなります

 

何よりスウェーをすると進む距離やスピードが少なくなりやすいでしょう。

 

そのため基本的には水平にホールドを保っていくのがいいと思います。

 

こうしても自然にかかるスウェーは全然OKなので

自分のイメージではスウェーがない感じで踊りましょう。

 

タンゴウォークのように


Unsplash
Preillumination SeThが撮影した写真

 

いろいろ注意点をお話ししましたが、

僕が踊る時やレッスンで皆さんに伝える時は

タンゴのウォークみたいに踊ってみてと言います。

 

ライズはないし、サイドリードのイメージも割と作りやすいです。

 

また男性のフットワークもタンゴならヒール、ヒールと進んでも

罪悪感(?)がないでしょう。

 

なかなか難しいスリーステップですが、

決まると結構かっこいいので頑張って練習してください。

 

〜まとめ〜『スリーステップはタンゴウォークで踊るのもありなのでは』

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