《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《体の使い方》筋肉と対話する 【力を入れるのかい?入れないのかい?どっちなんだい?】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Norbert Buduczkiが撮影した写真

 

レッスンなどで「もっと力を抜いて」とか

「力まないで、リラックスして」とか言われたことがる人も

多いと思います。

 

僕もいろんな先生に何度も言われました。

 

これはもちろん正しい教えです。

 

筋肉に力が入りすぎて動けなくなってしまっていては

ダンスも踊ることができません。

 

しかし「力を抜く=正しい」あるいは「力をいれる=悪」というのは

少し違うかもしれません。

 

今日は「力をいれる」ということについて

僕なりにお話しします。

 

 

「力をいれる」とはなんだ?


Unsplash
Anastase Maragosが撮影した写真

 

まず「力をいれる」とは何かを

しっかりと定義しておきましょう。

 

精神的な意味やお金や人的資本などのリソースを多く割り当てることを

「力を入れる」ということもあります

 

ただダンスにおいては、

 

力をいれる=筋肉を縮める

 

 

という理解でいいと思います。

 

つまりスタンダードに力を入れるとか

フットワークの習得に力を入れると言った意味は

今回は取り扱わないということです

 

力んでしまうなどという時は

取り組みの力の入れ度合いではなく

筋肉のことについてだと思います。

 

なので今回の話は

「力を入れる」=「筋肉を縮める」

と定義して進めていきましょう。

 

力を入れるとうまく踊れない原因



力を入れていた時にうまく踊れないことがあると

力を抜いてと言われてしまいます。

 

かと言って全部力を抜いてしまっては

踊るどころか立っていることもできません。

 

では力を入れるとなぜうまく踊れないのでしょうか。

 

いくつか原因はあると思います。

 

(1)力を入れる量が多すぎる

一番多いのがこれだと思います。

 

力を入れる量、つまり筋肉を縮める強さが大きすぎて

動きを妨げている場合です。

 

おもに姿勢に関する部分で起きやすい傾向があります。

 

体幹の形やホールド、ライズして踵を上げている状態などを保とうとしている時

支える力以上に筋肉を縮めると逆に形が崩れてしまいます。

 

こうなるとバランスも崩れるため

立っていることができなくなり結果的にうまく踊れません。

 

(2)使うべき筋肉と違う筋肉が縮んでいる

次に何か動作をする時に動くべき筋肉と違う筋肉が

縮んでしまっている時です。

 

たとえばかかとを上げようと思ったら

ふくらはぎの筋肉を縮める必要があります。

 

よくある間違いがももの前側に力を入れてしまうことです。

 

ももの前はひざを伸ばす効果はありますが、

かかとを引き上げる働きはありません。

 

そのためももの前側に力を入れても

かかとは上がらないためどんどん不必要にももの前側の筋肉が縮んでしまうのです。

 

ひざをしっかりと伸ばしたいならそれでもいいですが、

だいたいかかとを上げる時にひざは少し曲げておきたいことが多いです。

 

そのため頑張れば頑張るほどかかとは上がらず

バランスが崩れていくのだと思います。

 

(3)相反する筋肉が使われていない

次は少し難しいかもしれませんが、

相反する動きをする筋肉がまったく働いていないときです。

 

たとえば上腕(二の腕)に注目してみます。

 

いわゆる力こぶの筋肉(上腕二頭筋)はひじを曲げる作用があります。

 

もしひじを曲げる時に素早く曲げるなら

その力こぶの筋肉だけを使えばいいかもしれません。

 

しかしゆっくりとコントロールするとか

曲げた状態を保つときなどは

相反する筋肉にも力を入れておかないと

なかなかうまく動きません。

 

腕で言えば力こぶの裏側の筋肉(上腕三頭筋)です。

 

こちらの力が入っていることで

ひじを曲げにくくしています。

 

だからこそコントロールしてゆっくりと曲げることができます。

 

これはちょっと変な感じがする人もいるかもしれません。

 

たとえば坂道を歩く時を想像してください。

 

登りと降りはどちらが楽に歩けるかと言ったら

当然降りです。

 

重力が下向きに働くため、歩く力が少なくて済むからです。

 

しかしコントロールは難しくなります。

 

急な坂だとスピードは出しやすくても

止まったり曲がったりは難しくなります。

 

それに対して適度な上り坂は

歩く時に一歩一歩調節しやすいと思います。

 

これは重力が下向き(後ろ向き)に働くため

抵抗があるからです。

 

もちろん坂が急になるとコントロールはできても

登ること自体が大変になるのでどこかで登れなくはなります。

 

どのくらいが一番コントロールのしやすさと

上りやすさが最大になるかはやってみないとわかりません

 

筋肉も同じです。

 

ある程度抵抗がある、つまり相反する筋肉にも力を入れることで

逆にスムーズに動くことができるのです。

 

 

何をしたいかが大事


Unsplash
jaikishan patelが撮影した写真

 

じゃあどうすればいいの!

 

これは自分が何をしたいかによります。

 

結局筋肉は「力を入れるか入れないか」

つまり「縮めるか縮めないか」しか無いからです。

 

車をアクセルだけで走らせる感じです。

 

アクセルを踏めばより強く縮むし

離せば縮まなくなります。

 

伸びるわけでは無いことに注意です。

 

筋肉が縮むの反対は伸びるではなく「縮まない」です。

 

筋肉が伸びるのはその筋肉に対して

相反する筋肉を縮めているからです。

 

このことをしっかり把握しておくと

力んだり、力が抜けたりと言ったことで

悩むことが少し減ると思います。

 

〜まとめ〜『力を抜いたら踊れない』

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