《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《レッスン》「使う」というワードを使う際の注意 【教える時も習う時も便利で危険な言葉】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 


Unsplash
Milad Fakurianが撮影した写真

 

社交ダンスを習っていると「使う」という単語が出てくることがあります。

 

・ひざを使う

 

・背筋を使う

 

・目線を使う

 

などです。

 

でもこの「使う」という単語は

結構幅が広く理解が難しいところもあり

悩んでいる人も少なくないと思います。

 

今日はこの「使う」という言葉の理解を

僕なりにお話しします。

 

 

「使う」が使われる理由

 


Unsplash
Glen Carrieが撮影した写真

 

まずこの「使う」という単語が連呼される原因をお話しします。

 

僕も最初に社交ダンスをプロに習った時に

この「使う」という単語を使う頻度の高さに驚きました。

 

「もっとひざを使って送り出し足を使って進んでいって、

カウント2でボディを使ってスイングをかけていき

そのスイングの勢いを使って…」

 

みたいな感じです。

 

まあここまで連呼しているわけではなかったと思いますが、

イメージとしてはこんな感じです。

 

これはたまたま僕が習った先生だけではなく

一般的に社交ダンスの教師がみんな使っているようです。

 

ダンスビュウなどの雑誌を見ても何の違和感もなく

「足を使って〜」のように使われているので

いいか悪いかは別としてこの業界に受け入れられている

単語なのだと思います。

 

この原因は多分英語にあるのだと思います。

 

ロンドン留学に行った時に

「Use your knee.(ひざを使って)」

のように 言われることが多かったからです。

 

Useつまり使うという言葉を

そのまま翻訳しているってことですね。

 

なのでこの「使う」という言葉を使うこと(わかりにくいっ!)自体は

間違っているわけではありません。

 

ただすこし意味が曖昧というか広いので

習った時にどのように「使う」かを意識する必要があるという子だと思います。

 

「使う」が使われる場面

 


Unsplash
Juan Rumimpunuが撮影した写真

 

僕が感じる「使う」を使う場面は

大きく分けて3つあります。

 

(1)筋肉

 

(2)関節

 

(3)その他

 

それぞれお話しします。

 

(1)筋肉

筋肉を使うと言った時は「筋肉に力を入れる」という意味になります。

 

筋肉は縮むか縮まないかの2つしかありません。

 

よく「筋肉を伸ばす」という意味で「使う」を使うことも多いですが、

正確には筋肉を伸ばすことはできません。

 

伸ばしたい筋肉を縮めないで、その反対の筋肉を縮めることで

狙った筋肉を伸ばすことを示していいます。

 

そのため伸ばしたい筋肉に力を入れるのはもちろん間違いです。

 

また伸ばしたい筋肉に力を入れないだけでも

50点です。

 

伸ばしたい筋肉と対になっている筋肉に力を入れることが大切です。

 

ただし重力や遠心力など外からの力がある場合は

縮める筋肉がなくても伸びていくことはあります。

 

(遠心力が外からの力かどうかは、長くなるので割愛します)

 

このように筋肉を使うは「筋肉に力を入れる」の一択だと

僕は理解しています。

 

(2)関節

続いて関節です。

 

関節は骨のつなぎ目で、いろんな動きをします。

 

通常社交ダンスの時は次の3つの感覚でいいと思います。

 

・蝶番のように曲がる(ひざ、足首、ひじなど)

 

・竹のようにしなる(背骨、ろっ骨全体など)

 

・銀行や役所にあるボールペンのように回る(肩、股関節)

 

どの場合も動きがあり、間接でつながっている

2つ(あるいはそれ以上)の骨の位置関係が変わります。

 

力を入れるかどうか(筋肉を使うかどうか)は

関係ありません。

 

関節が適切な方向に適切な量動くことが

関節を使うことだと理解しています。

 

関節は骨なので直接力を入れたりすることはできません。

 

ひざを使う時にひざの周りの筋肉に力を入れると

大体の場合はひざが動かなくなるため使っていないと言われることが多いと思います。

 

そこでもっと使おうとして力を入れて…ドツボにハマっていくのです。

 

 

(3)その他

筋肉と関節以外にもいろんなものを使ってと

言われることがあると思います。

 

腕を使って、足(脚)を使って、ボディを使って…

 

これらは筋肉、関節もしくはその両方を使うことを

示していることがほとんどです。

 

もし習っている時にどうしていいかわからない部分を使ってと言われたら

「〜の筋肉を〜」とか「〜の関節を〜」を脳内で付け足してあげると

意外とわかりやすい時もあります。

 

目線とか表情とかでも結局は筋肉と関節の動きなので

これで解決ができます。

 

フロアを使ってとか自分の体の外にあるものでも

結局は自分の体のどこかを使ってその物に力をかけることで

その反発を得る行為を示していると思います。

 

なので筋肉or関節で理解できます。

 

当てはまらないのは「頭(脳)を使って」と「気持ちを使って」くらいでしょうか。

 

脳は僕は頭が悪いのでわかりません。

 

脳筋の人は筋肉を使ってで理解出ちゃいますね(ウソ)

 

気持ちとか心も僕には超苦手分野なのですが、

最終的に外に表現するはずなので筋肉or関節のことと理解しています。

 

「使う」は便利だけど通じにくい

 


Unsplash
Christina Victoria Craftが撮影した写真

 

このように「使う」という単語は

便利な反面人によって解釈が大きく開いてしまう可能性があります。

 

そのため個人的にはレッスンでも練習でも

極力使わないようにしている単語です。

 

からしたら「なんかうまくやって」と同じくらいの

間違っていないけど、」どうしたらいいか難しい単語です。

 

現代においては「できるだけ前向きにそして早急に検討していきたい。」くらい

便利だけど何も意味がないイメージです。

 

どの筋肉にどれくらい力を入れるのか?

 

何の目的で筋肉を縮めるのか?

 

関節はどこをどの方向にどれくらい曲げるあるいは伸ばすのか?

 

この辺りを少し考えると

もしかしたら「使う」を理解できるかもしれません。

 

〜まとめ〜『「足とボディを使って踊る」が無敵』

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