《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《競技ダンス》目を引くダンスは何が違うのか 【フィガーや派手なアクションより目立つ方法】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 

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競技会などたくさんのカップルが踊っている中で

スッと目に入っていくる人がいます。

 

別に意識しいなくても動きが滑らかで

気付いたら見入ってしまうような感じです。

 

こういうカップルは何が違うのでしょうか。

 

今日は目を引くカップルは何が違うのかを

僕なりに考えたので聞いてください。

 

それではよろしくお願いします。

 

スタンダードにおける「動き」とは?

 

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フロアで目を引くカップルは

「動きがいい」とかいう言い方があります。

 

この「動き」とはなんでしょうか。

 

ここからは僕の推測ですが

たぶん「movement」という言葉が

日本語に訳されているのだと思います。

 

movement〜(具体的な動きの目的、方向、規則性を強調して)運動、移動、体の動き など

参考:movementの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

 

英国でレッスンを受けた時にもよく

「movement」という単語が出てきたと思います。

 

似た言葉に「motion」という言葉もあります。

motion 〜(一般的に)運動、移動

参考:

motionの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

 

この単語は意味はそっくりですが、

あまりレッスンでも聞いたことがありません。

 

いろんなサイトで調べてみても

先ほどmovementの説明で前半に書いた

「具体的な動きの目的、方向、規則性を強調して」

という部分が大切なのだと思います。

 

「motion 」は単純に移動や行動という意味で

単語の意味としてあまり意思は含まれいないということです。

 

また「action」という単語もあります。

 

action〜行動、活動、俳優の所作

参考:actionの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

 

こちらも俳優の動きの意味もあるように

強い意志に基づく行動という意味のようです。

 

ただ「移動」する意味は少ないようで

ダンスにおいてはその場での動作

ヘッドアクション(タンゴ)や

ボディアクション(シェイプ)などの意味で

使われるように感じます。

 

スタンダードではフロア上を移動していくことが

表現の大きな部分を占めるので

その移動に「具体的な動きの目的、方向、規則性」が

見えるかどうかが目を引くダンスつまり

いいダンスかどうかの違いなのだと思います。

 

スタンダードのmovementはどこにある?

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スタンダードではふたりが一体となって

踊っていきます。

 

そのためカップルとしてのmovementが

きれいに見えないとダンスとしても

はっきりとは見えてこないと思います。

 

そのためには重心の動きを意識するといいと思います。

 

まず1人(シャドウ)の場合を考えてみます。

 

自分の動きをよく見せるためには

重心がきれいに動いていくことが大事です。

 

一所懸命動いていても

重心が上下にがたついたり

動いたり止まったりとガクガクしていては

あまりよくありません。

 

重心つまり腰のあたりが

自分のイメージ通りに

スムーズにフロア上を動いていくことで

遠くから見てもはっきりと動きが見えると思います。

 

これをカップルに適用してみましょう。

 

まずふたりには各々重心があります。

 

その2つの重心の真ん中に

カップルの重心を設定しましょう。

 

これは自分だけで動かすことはできませんが、

自分の重心を動かすことで

相手の重心との兼ね合いで動いていきます。

 

イメージはふたりでひとつのテーブルを

運んでいる感じです。

 

勝手な動きはできませんが、

ふたりで協力してそのテーブルを

思ったところに自由に運んでいく感じです。

 

このテーブル(=カップルの重心)の動きに

ふたりのダンスのmovementが見えるのだと思います。

 

 

movementを効果的に見せるには

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これはある意味簡単です。

 

ボディが離れないことです。

 

正確にいうと「離れて見えないこと」です。

 

ふたりがお互いに意思の疎通をしながら踊るためには

コンタクトが必要です。

 

スタンダードでは大きく分けて

ふたつの方法があると思います。

 

・ボディのコンタクトを通した意思の疎通

 

・ホールドを通した意思の疎通

 

このふたつの方法は一長一短で

得意不得意があります。

 

またそのカップルによってどちらを

より多く採用するかは違います。

 

なのでボディをほとんど使わないで

踊ること自体は悪いとは思いません。

 

もちろん賛否はあると思いますが、

今日はそこには触れないことにします。

 

ただスタンダードというダンスの特徴として

ボディが「コンタクトして踊るダンス」という

概念があるので「離れて見えないように」おどることで

よりよいmovementが見えてくると思います。

 

つまりこれがmovementという単語の意味で紹介した

動きの「目的、方向、規則性」という部分の

目的や規則性を示すことに当たると思います。

 

またボディが離れないで動いていくことで

2つの重心が差も一つの重心(=カップルの重心)に見えて

方向もしっかりと見えてくるのでしょう。

 

その結果いつの間にか目に入ってくる

いい意味で目立つダンスになると思います。

 

僕も観客としてみている時は

いつの間にか目を奪われるカップルは

みていても楽しいです

 

ただ審査員をしている時は全部のカップルを見て

審査しなければなりません。

 

そのため目を引くいいカップルに目を奪われていると

時間がなくなってしまいます。

 

そのため1回見たら見ないように努力するのですが

いつの間にか目に入ってきてしまいます。

 

そのためいいダンスを踊るカップルは

ある意味審査員泣かせとも言えるのです。

 

もちろんいい意味で。

 

〜まとめ〜『目を引くいいダンスはmovementがある。』

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jumbo-miyake.hatenablog.com

 

 

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