《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《基本のテクニック2》ダンスの教科書ってむずかしい? 【世界最高の踊り方が書いてある】


こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 

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社交ダンスにも教科書があるって知っていますか?

 

ダンスビュウのように親切ではないので

文字ばっかりです。

 

ここにベーシックフィガーに関する

踊り方が書いてあります。

 

主な内容は

 

・足の位置

 

・アライメント(向き)

 

・回転量

 

・ライズ&フォール

 

・フォットワーク

 

・CBM

 

・先行と続行

 

などなど…

 

これをみながら踊ると

かちこちになってなかなか踊れません。

 

今日はこのダンスの教科書ってなんなんだというところを

僕なりにお話ししたいと思います。

 

教科書の通りでは踊れない?

 

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よく聞くのが

「教科書通りに踊っても踊れない。」

という言葉です。

 

その人がどういう意図を持っていっているかにもよりますが、

この言葉だけを評価するなら間違いです。

 

教科書通りに踊ることが

上手に踊るための一番の近道だと思います。

 

なぜだとおもいますか?

 

たしかに教科書を見ながらその通りに動くと

とてもぎこちなくなります。

 

それは僕もダンス教師の試験を何回も受けているので

わかります。

 

でも教科書通りに踊りにくいのには

2つ理由があります。

 

ひとつは普段が間違っているからだと思います。

 

普段自分が踊っているやり方は

どうしても自分のやりやすいように変えてしまいがちです。

 

そのため悪い意味で我流になり正しい踊り方から

外れていることが多いです。

 

そのため教科書通りに踊ると

ぎこちなくなるのだともいます。

 

もう一つの理由は

一つ一つの動作をとまりながら踊るからです。

 

ダンスは止まらずに続けて踊っていくのが

基本だと思います。

 

教科書を見ながらやると

どうしても止まって読んで1歩動いて

また止まっての繰り返しになります。

 

そのためどうしても自然な流れのある動きにならずに

ギクシャクしてしまうのだと思います。

 

ここで思考停止してしまう人は

「教科書通りではダンスにならない」

みたいなことを言うのだと思います。

 

そもそも教科書ってなんだ?

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ダンスの教科書ってそもそもなんでしょうか?

 

これは世界チャンピオンのダンスを

紙に書き記したものなのです。

 

つまり教科書通りに踊れば

世界チャンピオンと同じ動きになるはずです。

 

最初に書いたのはアレックス・ムーア先生です。(諸説あり)

 

この先生はたしかエンジニアか何かで

分析が得意だったようです。

 

そのため当時の世界チャンピオンの踊りを観察し

足の位置やタイミング、回転、フットワークなどを

ひとつずつ記していったようです。

 

今考えると膨大な作業です。

 

これが教科書の最初という話です。

 

その後たくさんのダンサーがその教科書で勉強し、

また研究を重ねて書き直したりすることで

現在の教科書ができているのです。

 

じゃあその踊り方は古いのか?

 

いいえ、そんなことはありません。

 

ダンスは常に進化していますが、

それに伴いダンスの教科書も

常に改訂されています。

 

そのため踊りが進化すれば教科書も

変わるのです。

 

僕が最初に勉強した時と

今とで踊り方が変わっているフィガーが

たくさんあります。

 

つまり新しい教科書で勉強すれば(←ここ大事!)

最新のダンスを学ぶことができるということです。

 

教科書の難しさは読み解くこと

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ではなぜ誰もがスイスイ踊れるようにならないのでしょうか?

 

それは教科書を読み解くという作業が

とてもむずかしいからです。

 

教科書は誤解の内容に

できるだけ決められた言葉で書かれています。

 

前進、後退、横へ、右回転、左回転などです。

 

ただ法律などと似ていて

できるだけわかりやすく誤解の内容にと思えば思うほど

わかりにくくなるというジレンマがあるようです。

 

たとえば「前進」という一言を見ても

どうやって前進するかは書いてありません。

 

教科書の最初の部分に

前進ウォークの方法は書いてありますが、

それはそれで複雑です。

 

そのためその場でどのように

どのくらいの歩幅で

前進するかはそのほかの部分から

読み解かなければならないのです。

 

これが教科書の読み方の

難しさだと思います。

 

教科書を覚える必要はない

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基本的にダンスの教科書を

覚える必要はありません。

 

もちろん教えることを仕事とする人は

理解し、覚えていることが最低条件です。

 

ダンスは踊れることが大切なので

あまり文字ばかり覚えてもなかなか踊れません。

 

ただ教科書を読み解く力はあった方がいいと思います。

 

僕が初めてダンス教師の試験を受けた時に

講習でこんなことを教えてくれた先生がいました。

 

H先生「三宅くん、ここはどうしてこうなるかわかる?」

 

三宅「えっと…ライズを始めるからかな…ちがうか…わかりません!」

 

H先生「教科書に書いてあるからです。」

 

三宅(なんだそりゃ…)

 

このときは教える人なのになんだその答えはと

思いました。

 

でも後になればなるほど

「教科書に書いていあるからです。」

という言葉の深さが身に染みます。

 

そう僕がダンスをするずっと前から

世界中の偉大なダンサーが何回も踊るなかで

いまのフットワークや回転量などを

決めて書き記しているのが教科書です。

 

なので僕如きが教科書に対して

意見するのが間違いなのです。

 

もちろんなぜそうなのかを考えることは

いいことです。

 

でももっとダンスの教科書を

尊敬していいと思います。

 

ある世界チャンピオンがこんなことを言ったという記事を

読んだことがあります。

 

ナチュラルスピンターンはいままで数多くの偉大なダンサーたちが

踊ってきたフィガーです。

 

みんなはもっとそのことを考えて

敬意を払って踊るべきです。

 

これも内容は似ていると思います。

 

教科書通りに踊ることが全てではないですが、

まずは教科書にある踊り方に敬意を払い

もっと忠実に踊るかなで自分なりにアレンジしていくのが

いいと思います。

 

〜まとめ〜『ダンスの教科書は世界チャンピオンの踊りをあらわあしている。』

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