《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《ベーシック》ベーシックとバリエーションの違いを考察 【いろいろな考え方はあるけど、僕はこう思う】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Aaron Burdenが撮影した写真

 

社交ダンスにはベーシックとバリエーションがあります。

 

これはフィガー(ステップ)についての他に

テクニックとしてもあると思います。

 

今回はベーシックとバリエーションの違いを

僕なりにお話しします。

 

フィガーに関しての違い


Unsplash
Thom Milkovicが撮影した写真

 

まずはフィガーに関してベーシックとバリエーションの違いを

考えてみましょう。

 

フィガーはダンスの教科書に乗っているフィガーがベーシック、

それ以外は全てバリエーションです。

 

教科書によって掲載されているフィガーの種類や数も

若干違います。

 

そのためある教科書ではベーシックだけど

別の教科書ではバリエーションになってしまうということも

あります。

 

ただ僕の肌感覚としては90%くらいは

大体同じだと思います。

 

安全にいうならこの9割のフィガーが

ベーシックというのがいいと思います。

 

教科書に乗っているフィガーは

ある程度昔から踊られているものが多いです。

 

そのため構成が割と簡単(←注意!〜踊るのが簡単とは言っていない)なので

踊り方などもはっきりと説明しやすいということがあると思います。

 

それに対してバリエーションはある時代以降に作られた

比較的新しいフィガーであることが多いです。

 

これも時代の違いが主な理由で教科書に乗っていない部分があるので

必ずしも難しいとは限りません。

 

ただその時の時代に合わせた見た目やカウントの取り方があり

そのままいつの間にか消えていくものから

広くみんなが使っていずれベーシックになっていくものもあると思います。

 

そういう意味ではフィガーに関してベーシックとバリエーションの違いは

時代の違いで教科書に乗っているかいないかの違いでしかなく

難易度の違いではないということがポイントです。

 

ただバリエーションの動きの多くはベーシックフィガーに含まれている動きの

組み合わせであることが多いです。

 

ベーシックフィガーを全て完璧に覚えないといけないわけではありませんが、

ある程度覚えておくとバリエーションも踊りやすくなると思います。

 

テクニックに関しての違い

UnsplashAliaksei Ramanouskiが撮影した写真

 

テクニックにもベーシックとバリエーションがあります。

 

これは教科書に掲載されているかどうかなど

フィガーのようにはっきりとはしていません。

 

ただ各種目のフィガーの解説の前の部分に

姿勢やウォークの仕方が書いてあります。

 

またフィガーの表の中などにフットワークの基本や

スウェーなども書いてあると思います。

 

これらは一番基本的で効率よく踊る方法が示されています。

 

そのためこのテクニックをベーシックと考えるのが

一番わかりやすいと思います。

 

教科書に乗っていなくても

この動きは一般的にはこう踊るというものは

結構決まっています。

 

そのためあるレベル以上のダンス教師は

初めて観るフィガーでもそこそこ踊れるのです。

 

とくにスタンダードはステップの運びから

ボディの動きやホールドの変化などが

8割くらいわかります。

 

そのためやったことがなくても

こんな感じで踊ればそこそこうまくいくというのがわかるのだと思います。

 

もし自分が習う立場だとして

そのフィガーをうまく踊れないなら一番一般的な(基本的な)踊り方を

習うと思います。

 

そこから自分の好みや表現の変化を

つけていっても十分に間に合います。

 

「教科書通りでは踊れない」の意味



Unsplash
Ümit Bulutが撮影した写真

 

よくプロアマとわず「教科書通りでは踊れない」という人がいます。

 

これはちょっと気を付けないといけない言葉です。

 

もしこの言葉の意味をどう思うかによって

いい時とあまりよくない時があります。

 

(1)「教科書通りでは踊れない」=「教科書通りに踊ってもつまらない」

 

これは悪くないと思います。

 

ダンスはどうやって踊ろうと自由ですし

その人の表現したいものがあります。

 

教科書通りではみんな同じダンスになってしまいます。

 

(2)「教科書通りでは踊れない」=「教科書通りに踊ったら体に無理が出る」

体の筋力やカップルの関係(身長や腕の長さ)も

さまざまです。

 

そのためみんな同じ方法で画一的に

踊れるわけではありません。

 

そのため自分達の体の能力に合わせて

ある程度やりやすいように変えることは可能です。

 

ただこれはどのくらい変えるのがいいかはとても難しく

コーチャーと相談しながら判断するのがおすすめです。

 

そうしないと「踊りやすい=ただの自己流」という

悲しい結末にはまります。

 

(3)「教科書通りでは踊れない」=「教科書通りに踊れない」

これはただ単に下手なだけです。

 

ある程度教科書通りに踊れない人が「教科書通りでは踊れない」と言ってしまうことが

思ったより多いと思います。

 

これは(2)との違いが難しいところではあります。

 

一番わかりやすい違いは上手な人はこうやっているからと

見た目だけを真似している人はだいだい間違っています。

 

世界チャンピオン的な人が教科書と違うスウェーで踊ってたのをみて

今は逆のスウェード踊るのが正しいんだと思って踊るようなことです。

 

こういう人の多くは教科書通りの踊り方もできないのに

違う方法で踊ろうとするため技術的に無理が生じやすいです。

 

カウントやスウェー、ポジションなどを

教科書通りに踊っていない上手な人は教科書通りに踊れるのですが、

あえて踊っていないのです。

 

つまり教科書通りにできるけど

意志を持ってしていないということです。

 

敢えてしない、敢えてする。

 

これはその人のダンスに対する意志なので

見た目の好みはともかくダンスとしては成立しています。

 

ただ教科書通りにもできないのにやっているとか

目的もなくやることはおすすめしません。

 

自分ではやっているつもりで

できていないとかはもっとよくないですが。

 

目的や意思がなくベーシックから外れた踊り方をするのは

やめた方が早く上達できると思います。

 

そしてベーシックで踊れるけど

「”敢えて”俺は違うように踊るぜ!」

がかっこいいのだと思います。

 

〜まとめ〜『ミルコ組のベーシックは超普通だった。』

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