こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのBrad Weaverが撮影した写真
社交ダンスにはカウントがあります。
123とかSQQとかいうアレです。
レッスンを受けていると
「カウントをしっかりと表現して踊りなさい。」という時もあれば
「カウントだけあってればいいわけではない。」という時もあります。
一体カウントに合わせる方がいいのか合わせない方がいいのか
悩んでしまいます。
僕もこの教えにはとても悩んできました。
ある程度センスがいい方は上手く折り合いをつけたり
なんか上手くできる人もいます。
ただ僕のように上手くできない人は
どうしたら消化できるかを僕なりにお話しします。
カウントとはなんだ?
UnsplashのAgê Barrosが撮影した写真
まずカウントが何かをはっきりしておきましょう。
種目によって数字(123…)で表現したり
SQ&のように英単語で表現する時がありますが、
どちらも「時間の長さ」を表現しています。
123…のような数字は概ねカウントのQ(クイック)として
扱われていることが多いです。
カウントのQの時間を1としましょう。
このときQが2個つまり時間が2のカウントをS(スロー)と表現します。
Qが2個でSが1個。
Qが5千円札でSは1万円札ということです。
&(アンド)はQの半分の時間です。
&が2個でQが1個。
Qが5千円札なら&は2500円札(?)です。
数字の場合も基本的には同じです。
1とか2とかが5千円札なら&は2500円札(?)です。
これにステップを合わせることで
ダンスのステップのタイミングが決まります。
ここで大事なことは
S(スロー)とかQ(クイック)というカウントの
移動や足捌きの速さはカウントのSやQとは関係ないということです。
S(スロー)だからゆっくり動いたりゆっくりステップするとは限らないし
Q(クイック)だから速いわけでもないということです。
ここはすごく大事です。
1回ではわからないかもしれませんが、
何度も考えて理解していきましょう。
カウントの数え方が変なのよ
UnsplashのIcons8 Teamが撮影した写真
実際にカウントをステップに振っていくときは
どうなるでしょうか。
Sで1歩、Qで2歩歩くときは
SQQとなります。
時間的には1万円札が1枚と5千円札が2枚です。
数字の時も同じです。
123で3歩歩くときは
123そのままで5千円札が3枚です。
ここまでは問題ないです。
こっからがすごく変なので注意してください。
カウントがSQQ&となる4歩のステップは
どうなるでしょうか?
普通に考えたら
S(1万円札)x1 Q(5千円札)x2 &(2500円札)x1
合計したら22,500円になります。
と思うよね。
でも実は違います。
この場合はSが1万円札はそのままです。
Qの1個目は5千円札です。
その後にQ&は両方2500円札になります。
正確に言えばSQ&&ということです。
つまりS(1万円札)x1 Q(5千円札)x1 &(2500円札)x2で
2万円が合計になるということです。
じゃあSQ&&って書けばいいって思うじゃん?
僕もそう思うけど、なんかそういうルールになっちゃってるのよ。
こればっかりは伝統を言うしかありません。
&がついているときはその前のカウントの中に含まれていると言うのが
一般的な説明です。
SQQ&はSQ[Q&]とうい感じです。
これは数字でも同じです。
12&3は1[2&]3となります。
確かにワルツで12&3をそのまま
1(5千円) 2(5千円) &(2500円) 3(5千円)とすると
17,500円となり、通常の123(5千円x3=15,000円)より
多くなってしまいます。
わかりにくいと思ったあなたは正しいと思います。
ただそう言うルールなので今は覚えるか
ダンスの世界で偉くなってルールを変えるかのどちらかしかありません。
僕にはその力も熱意もないので
一応この方法で行きます。
カウントが大事な理由
UnsplashのJohn Moeses Bauanが撮影した写真
カウントはステップの時間の長さと言うことは
少しわかったと思います。
一歩一歩の時間の長さが合わないと
音楽に合わないのはもちろんふたりで一緒に動くことが難しくなります。
足のつくタイミングが合わないと足がぶつかったり
体が離れたり押したりしてしまいます。
なのでふたりで同じカウントを正確に踊ることが
まず大事になると思います。
確か位にカウントだけでは踊れないとはいいますが、
まずはカウント通りに踊れないことには
ただ勝手に踊っているだけになってしまいます。
なのでまずはカウント通りに踊れることを目指しましょう。
カウントの弱点
UnsplashのPickled Stardustが撮影した写真
カウントはとても大事ですが、
ひとつだけ弱点があります。
それは強弱が読み取れないと言うことです。
ステップのつくタイミングはわかっても
それが強いのか弱いのか速いのか遅いのかなどは
読み取ることができません。
そのためカウントにあっていても
音楽に合っていない時があるのです。
しかし逆の状態つまりカウントはあっていないけど
音楽にはあっていると言うことはありません。
なのでまずはカウントが大事になってくると言うことです。
その上でカウント(ステップ)の強弱をつけることで
音楽的にもより表現が良くなると言うことなのです。
だから「カウントだけでは踊れない」というのは
カウントで踊ることが間違っていると言う意味ではありません。
ただカウントがある程度身についている人は
もうあまりカウントを気にしなくてもあっているよねってことです。
だからカウントを気にしないと正しい時間で踊れない人は
強弱をつけることはできないと言うことです
よくカウントだけではいいダンスにならないと言って
勝手なタイミングで踊っている人を見かけることがあります。
自分は気持ちいかもしれませんが、周りから見たら
ただ音楽を外しているだけです。
厳しい言い方ですが、カウントが取れている前提で
カウントを気にしないで踊りなさいと言うレッスンがあるのです。
ふたりで同じカウントで踊る
UnsplashのEverton Vilaが撮影した写真
最後にカウントの大事なことをお話しします。
それはふたりが同じカウントで踊ると言うことです。
もちろん歩数が違うフィガーもあるので
100%同じではないですが、どことどこがあっているかは
しっかりと理解していなければいけません。
よほど狙いがあれば別ですが、
基本的にひとりがSQQ、もうひとりがQQSで踊ることはできません。
合計があっていればまだ最後はあいますが、
SSQとSQQとかだったら絶望的です。
なのでカウントはとても大事な要素だと僕は思います。
表現より手前にあることで
大事と言うより必須なことと言った方がいいかもしれません。
カップルで踊っていて合わないときは
カウントを確認すると意外とすっきり解決する時も多いと思います。
たまに確認してみることを、おすすめします。
〜まとめ〜『カウントだけではいいダンスにならないけど、カウントが無いと始まらない』
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