こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのMarius Masalarが撮影した写真
スタンダードに限らずゆっくりとやるとできるのに
音楽に合わせると上手くいかない人はいると思います。
ダンスなので音楽に合わせてできないと
楽しさも半減してしまいます。
今日は音楽に合わせるとできなくなる現象の原因3つを
僕なりにお話しします。
原因1 動作を変更、省略している
UnsplashのMarkus Winklerが撮影した写真
音楽に合わせる時は大体ゆっくりやる時よりも
はやくやらないといけないことが多いと思います。
はやくやる時にやるべき動作の種類や順番は
変えないでやる必要があります。
しかし音楽に合わせると上手くいかない人の多くは
動作を変えてしまったり、省略してしまう人が多くいます。
たとえばヒールターンをする場面を考えてみましょう。
ヒールターンの動作は
(1)後退
(2)後退した足の上で回転
(3)足を閉じる(前の足の隣に置く)
(4)前進
となります。
当たり前ですが、この4つの動作を順番に全て行う必要があります。
良くある失敗が
(1)後退と(3)足を閉じるが同時に起こり
その後(2)の回転をしながら体だけ(4)の前進を始めてしまい
頭から突っ込むみたいな感じです。
このように動作の順番を変えるのはよくありません。
また(1)と(2)が同時に起こり
(3)を抜かして、いきなり前進する人も多くいます。
こうすると前進する足が予定と逆になり
その後のフィガーも当然上手くいきません。
動作の種類と順番は決して変えることはできません。
ゆっくりやる時は
(1)→(考える)→(2)→(考える)…→(4)とできるので
割と落ち着いてできると思います。
これを音楽に合わせて少しはやくやる時は
(考える)という時間を短くするだけなのです。
考える時間がないとできない人は
動作を抜かしてしまうことが多いと思います。
考える時間をなくすことができない人は
まず音楽に合わせる準備ができていないと理解して
もう少し動作の順番を体に覚えさせる時間が必要です。
原因2 音楽を聴いていない
UnsplashのFranco Antonio Giovanellaが撮影した写真
音楽に合わせて踊る時は
動作をしている時に音楽を聴きながら行う必要があります。
音楽なしでできて、カウントもしっかりと言えるのに
音楽に合わせられない人は踊っている時に音楽が
耳に入っていない可能性が大きいです。
ダンス音楽はBGMではありません。
動きながらも音楽のリズムやメロディーを聴いて
ステップや動作を合わせていきます。
スタートだけ合わせてあとはマイペースでは
ふたりの動きも合いません。
いつも音楽を積極的に聴きながら
踊る習慣をつけると上手くいくと思います。
原因3 音が聞こえてから動いている
UnsplashのBraden Collumが撮影した写真
音楽に合わせて動くというのは
リズムとステップや動作が同時に起こっているということです。
たとえばカウント1で前進するとしましょう。
耳でカウント1を聞いた時にステップしたら
すでに遅れています。
カウント1の音と前進のステップが床に着く(体重が乗る)のが
同時になる必要があるということです。
そのためにはカウント1よりも前に動き始めて
ちょうどカウント1の時に着地する必要があります。
つまり競艇のスタートと似ています。
競艇では時計がスタート時間の前から動き始め
選手もスタートラインの遥か後方にいます。
そこから時計を見ながら動き始め
スタートの時間にちょうどスタートラインに来るように
速度を調節します。
上手くいかない人は陸上のように
ピストルがなってからスタートしているような感じになっています。
これだとわずかに遅れるので
上手く踊れません。
「音楽を良く聞いて!」といわれると
より聞いてから動くので逆に上手くいかない時もあるでしょう。
音楽を聴くというのは雰囲気だけでなく
カウントの流れをつかむ動作です。
1234なのか、1 2 3 4 なのかを
あるいは1234なのかを感じてください。
社交ダンスの音楽は1234のペースは変わりません。
そういうルールになっています。
1234 1 2 3 4 1234
とかにはなりません。
そのためしばらく聞いていれば次にいつカウント1が来るか
わかるということなのです。
ここに気をつけると「音楽を良く聞いて」の意味も
わかるのではないでしょうか。
だれでも音楽で踊れる!
UnsplashのSimon Maageが撮影した写真
社交ダンスの動きは基本的に
誰でもできるように作られています。
宙返りもしないし、ジャンプもほとんどない。
歩く動作が基本です。
ただ歩くペースが普段と違い
音楽や相手と合わせながら行うところが少し難しいだけです。
ぜひ音楽を良く聞いて
楽しく踊ってください。
〜まとめ〜『ゆっくりとできれば、音楽にも合わせられる。』
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