こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
社交ダンスのレッスンでよく注意されることのひとつに
首を伸ばすというものがあります。
もちろん首を伸ばすというのは正しい教えなのですが
なかなか理解することや、正しく伝えることが
難しい内容でもあります。
今日はこの首を伸ばすということについて
僕なりにお話しします。
「伸ばす」とは？
UnsplashのAdam Valstarが撮影した写真
まずは伸ばすという行為について
考えてみましょう。
伸ばすには大きく分けて２つの意味があります。
（１）あるものの長さをより長くする
（２）曲がっているものをまっすぐにする
どちらも伸ばすと簡単に言っていますが、
意味合いとしてはだいぶ違うと思います。
（１）の長さを長くするのは
ゴムのような感じです。
実際の長さを長くすることで
体の筋肉を伸ばすというようにも使われます。
この意味で筋肉を伸ばす時は通常の長さより
長くするように動くことです。
ストレッチ体操などをして
筋肉を長く伸ばすことでリラックスさせるような感じです。
（２）の曲がっているものをまっすぐにするというのも
日常ではよく使われます。
洗濯物のシワを伸ばすときなど
何かを広げるような行為について使われます。
このときは実際の長さは変わっていないことに注意です。
いまはストレッチの効くワイシャツも多いですが、
基本的にワイシャツはあまり生地としては伸びません。
なのでシワシワになっていても、アイロンをかけた後も
生地自体の長さは変わりません。
ただシワがまっすぐになっていることを
伸びるというだけです。
このふたつの意味のどちらを指しているかを間違えないことが
伸ばすというレッスンを理解する上で重要だと思います。
「首を伸ばす」ときはどっちだ？
UnsplashのJason Strullが撮影した写真
さて本題の首を伸ばすについて考えてみましょう。
首を伸ばすと言われた時に
（１）首の長さを長くする
（２）曲がっている首をまっすぐにする
のどちらでしょう。
これはもちろん（１）…ではなく（２）です。
首には背骨（頸骨）があるので伸びません。
まあ数mmくらいなら骨と骨の間が開くかもしれませんが、
cm（センチメートル）単位では伸びないでしょう。
でも他の人を見ると、首が長くなるように見える時もあります。
これは曲がっている首がまっすぐになるためそう見えるのだと思います。
とくに首が曲がる時は前後方向に曲がることが多いため
前から見るとまっすぐに見えます。
ただ横から見ると体に対して首が前の方に斜めになり
また頭がまっすぐになっているということも多いです。
この首の角度を背骨と同じ直線にすることで
曲がりをまっすぐにします。
こうすると首が立ち上がるため
短く見えていた首が長く見えるのだと思います。
ろくろっ首ではないので首自体がびよ〜んと
伸びることはないということを覚えておきましょう。
まだ首が短い時は？
UnsplashのCraig Pattenaudeが撮影した写真
首をまっすぐにしてもまだ短く見える時は
肩の筋肉、僧帽筋が緊張して上がっているかもしれません。
僧帽筋とは肩凝りの筋肉で肩をすくめるような動きをすると
緊張して上に上がってきます。
こうなると首が僧帽筋にの中に埋まるため
相対的に首が短く見えてしまいます。
このときに首を伸ばそうとしても
力んでしまうだけで効果はありません。
僧帽筋の力を抜くためには
いくつか方法があります。
ひとつおすすめなのは腕を回すことです。
まずまっすぐに立って両腕は力を抜き
体の横に下げておきます。
この状態から手のひらをすこしずつ前から外側に向くように
回していきましょう。
無理のない範囲で限界までまわすと肩が後ろに動き
僧帽筋が緩んでくると思います。
このように手のひらを回すようにすると
腕も回るので綺麗な肩になりやすいと思います。
逆に手のひらを後ろに向けるよに回すと
肩が上がって筋肉も緊張して盛り上がります。
今の自分の状態をチェックして
腕を回してみるといいと思います。
それでも首が短い時は？
UnsplashのMick Hauptが撮影した写真
皆さんがご両親からいただいた体は
みんな少しずつ違います。
優劣の問題ではないですが、背が高い人もいれば
背が低い人もいます。
丸顔の人もいれば四角い顔の人もいますL
おなじように首が長く見える人もいれば
短く見える人もいます。
なので自分の中で一番長くすっきりとしている状態に
なっていることが一番大事です。
たしかにすごく撫で肩で首が長い人はいます。
これは持って生まれたものなので
そうでない人がいくら頑張っても同じにはなりません。
ただそれで全てが決まるわけではありません。
自分として一番いい状態にして置けたら
あとはそれで勝負するのがいいと思います。
じゃあ何もできないかと言われると
そうでもありません。
たとえば燕尾服のカラーやネックレスなど
首周りのアクセサリーを変えるだけでも結構見え方が違います。
また男性なら後ろの刈り上げで
一番下を高くすると首が長く見えます。
髪型やドレスのデザインも重要だということです。
いろいろ試して自分が綺麗に踊れるように
アイディアを出してみましょう。
〜まとめ〜『首の長さは変わらない』
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