こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
ダンスの競技会ではダンサーは自分たちの技を競います。
それを審査員が見ていい人を選んで優勝が決まります。
でも審査の方法がしっかりとわかっている人は
少なくわかりにくいと思います。
今日は協議会の審査はどのように進んでいくのかを
わかりやすく簡単に説明してみたいと思います。
あくまでもわかりやすくなので
正確ではない時もあるとおもいます。
あくまでも審査ってどうやっているのかを
ふわっと掴んでいく段階の人向けのお話です。
ダンスのいい悪いははっきりしない
まず一番大事なことは
ダンスの良し悪しはきっちりと分かるものではないということです。
これは珍しいことではなく
料理や絵画などの良し悪しも同じだと思います。
というか逆にはっきりと決まるものの方が少ないと思います。
100m走などレーンが分かれていて
タイムのみで競うものくらいだと思います。
野球やサッカー、あるいはフィギュアスケートなども
判定で揉めることはよくあると思います。
一悶着ありました。
あれはある意味やむを得ないと思います。
どんなにはっきりと決めても
結果的に人間が判断する部分がある限り
はっきりしないところがあるということです。
より良いダンスがいいダンス
ではダンスの競技会でどんなダンスが優勝するのでしょうか?
それは周りと比べてより良いダンスが
いいダンスとして認められるということです。
なので社交ダンスの場合は審査員は粗探しをするのではなく
踊っている中でより良いダンスを見つける作業をしています。
そしてその中で選ぶ人数が決まっています。
大体がその予選で踊る人数の半分くらいです。
なので審査員は100組踊っていたら
その中でより良い50組を選ぶということです。
これは決勝でも同じで
より良いダンスの組から順番に1位、2位…と
順位をつけていきます。
審査員はたくさんいる
このような決め方なので
どうしても審査員によって選び方に偏りが出てしまいます。
これは審査員が悪いとかではなく
単純に人間は十人十色なのでみんな違うということです。
もし審査員が1人だとそのブレがとても大きくなります。
それはそれで面白いのですが、
現在のダンス競技会では複数の審査員を用意することで
ある程度平均化をすることで公平な審査をしていることにしています。
複数だと公平なのか?
審査員が一人だと不公平なのか?
ここはまだ議論があるところだと思いますが、
日本だけでなく世界でも複数審査員制が標準的な考え方です。
審査員のつけた成績を集計する
この複数の審査員のつけた成績を
集計して次の予選に進む人や
優勝を決めていきます。
くわしいシステムは難しいので省きますが、
概ね多数決に近い方法で決めます。
予選は100組から50組を選ぶといった作業になります。
このときに審査員は選ぶ50組に投票します。
いわゆる選挙と同じです。
そしてその点数=投票数が多い組から順番に
次の予選の切符を手にしていき
50組になった時点で締め切りとなる感じです。
議員を決める選挙も国民(=審査員)がたくさん(=複数)いて
いいと思う人に投票(=審査)していきます。
その投票数(=チェック)が多い人から
定数(=次の予選に進む人数)まで当選(=予選通過)していく感じです。
決勝は投票と違い順位を決めていきます。
各審査員が1位、2位…と踊っている人全てに
順位をつけます。
大体決勝は6組くらいが多いです。
これも当然審査員によって付ける順位は違います。
これを集計する方法は複雑なのですが、
基本的により良い順位をよりたくさんの人からもらった人が
より良い成績を取るシステムになっています。
多数決に近い考え方です。
ただ過半数で即決定ではないので
そこはご注意ください。
成績はその一瞬のもの
ダンスの成績はその日だけのものです。
もちろんそれには価値がありますが、
翌日にもう一度踊れば結果は変わるかもしれません。
よく言われるのが
『審査員が変われば、成績も変わる。』
です。
これはダンス競技会の難しさと
可能性の両方を示しています。
やはり完璧にこういうダンスがいいと
決めることは難しいです。
しかし成績が悪くても
次回はいい成績が取れるかもしれません。
大事なことは自分のダンスを信じて
進化し続けることです。
それは結果的にとても価値のある
ダンス人生になると思います。
〜まとめ〜『ダンスの審査はするのも、理解するのもむずかしいよね。』
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