《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《競技ダンス》競技の踊り方は社交ダンスと何が違うのか 【両者の間に優劣はないが、違いは大きい。】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

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社交ダンス(広義)にはいわゆる楽しむための社交ダンス(狭義)と

ダンスを競う競技ダンスがあります。

 

どちらが優れているということはありませんが、

このふたつは似ているようで違います。

 

今日は競技ダンスと社交ダンス(狭義)の違いを

僕なりにお話しします。

 

社交ダンスは自分たちが楽しむ

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社交ダンスはその名の通り社交、つまりいろんな人と

踊る時間を楽しむことが大切です。

 

そのため踊る上で相手と自分が気持ちよく踊ることに重点が置かれます。

 

技術的にも優先度は心地よさが優先され

動きの大きさやスピードは必要ない要素となります。

 

また他のカップルと同じフロアで踊っていても

競うことはありません。

 

自分のパートナーと同じくらい周りで踊る人にも気を使い

みんなでそのフロアの雰囲気を作ることで

楽しむものだと思います。

 

そのフロアに初心者が多ければ

経験のあるダンサーもフィガーや動く大きさなどを調整し

同じ流れに乗ることが大切です。

 

海外の競技会ではラウンドの間にダンスタイムがあることも

少なくありません。

 

この時間はゼネラルダンシングといって

観客が踊る時間で選手が練習することはありません。

 

しかしその日に出場していない選手や

観戦に来ている元世界チャンピオンなども

フロアに出て踊っていることはあります。

 

そのときは小さなホールドで一般の人と同じくらいの

スピードでフロアに馴染むように踊っています。

 

こうすることで周りの人と時間と場所、音楽を

共有することが一番重要なのだと思います。

 

競技ダンスはダンスで戦う

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それに対して競技ダンスはダンスで競い合います。

 

社交ダンスの競技なので、基本的にはダンスとして成立していることが

一番大事です。

 

ただスピードを出したり、回転が速ければいいわけではありません。

 

しかし外から見た時により魅力的に見えることを目指すので

自分たちとしては少し大変な時もあるでしょう。

 

それを外に見せないで優雅に踊るのが

社交ダンスの競技です。

 

何をもって魅力的なダンスになるかは

考え方によって違います。

 

スピードとパワーなのか、

音楽に対する機敏な反応なのか。

 

しかしどのような表現をするにしても

自分たちが楽しむだけの時と比べて

より大きな筋力と技術が必要になると思います。

 

社交ダンスの技術を最大限に利用して

魅力的に踊ることが競技ダンスの目的です。

 

車校と競技の違いは車の運転に例えられる

 

僕はある先生にこのことを車の運転に例えて習いました。

 

「社交ダンスはファミリーカー、競技ダンスはF1」

 

つまり社交ダンスを楽しむ時は

ファミリーカー、今で言えばプリウスのようなものです。

 

とても運転しやすく燃費も良い。

 

誰でも気軽に運転できて安全性もそれなりに高い。

 

またドライブするにしても周りと競争しているわけではありません。

 

目的地へと安全に快適にドライブすることが

最大の課題になります。

 

当然プリウスを作るメーカーも

ハンドルの遊びやアクセルの反応も

普段のドライブをする前提で設定していると思います。

 

それに対してF1のレーシングカーは

同じ自動車とはいえ全くコンセプトが違います。

 

ハンドルは1mmの遊びもなく反応はとても敏感だと思います。

 

またアクセルもちょと踏めば一気にエンジンが回るでしょう。

 

エンジン自体の馬力も通常のセダンとは

比べ物になりません。

 

タイヤ、ボディ、ブレーキ全てが

競技、つまりレースで1秒でも早く

走るために作られています。

 

同じ車でハンドル、アクセル、ブレーキ、エンジンでも

目的が違うことでそれに使われる技術が

全く違いやっていることも全く違うのです。

 

だから競技を目指す人はF1カーにならないといけないと

何度も言われました。

 

社交ダンスはふたりで踊ります。

 

そのためふたりが合わないと踊りにくいため

つい踊りやすさを求めてしまいます。

 

もちろん踊りにくくても関係ないわけではないですが

目的はあくまでも競技でより魅力的なダンスを踊り

勝利することにあります。

 

そのためにより効率的に力を利用するために

踊りやすさは求められます。

 

しかしそれを勘違いすると

いつの間にかプリウスを求めてしまうのです。

 

もちろんプリウスが悪いわけではありません。

 

ただF1のレースにプリウスでは勝てないということです。

 

おなじ技術でも社交ダンス(狭義)と競技ダンスでは

全く目的が違います。

 

そこを勘違いすると競技ダンスを踊っているはずなのに

踊りやすさや細かいテクニックばかりに気がいって

いつの間にかうまいけど勝てないダンスになっていることがあります。

 

もし競技会で勝利を目指すなら

F1カーと同じく競技をする目的の技術と

踊り方を身につけるべきだと思います。

 

そうすれば練習しているのに

いつまでも変化がないということは

なくなるのではないかと思います。

 

みなさんの中で競技に向けて頑張っている人は

ぜひそこを忘れないでください。

 

逆もまた然り

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これは逆の考え方も同じです。

 

ダンスパーティやホールで楽しむ時に

ぐいぐい踊ってくる人がいます。

 

これはF1カーで街中を走っているのと同じです。

 

モナコGPならそれでもいいですが、

札幌の街中でそんな走りをしたら

大事故が起きてしまいます。

 

なので競技をしている人や

競技選手でなくてもダンス経験が増えてくると

つい普通のレッスンでならているように

踊りたくなるのもわかります。

 

特に日本でレッスンを受けると

個人レッスンでも競技ダンススタイルの踊り方を

習うことが多いと思います。

 

これは体をしっかり大きく使い踊るので

楽しいですしとても良いことだと思います。

 

ただそれも時と場合によりけりということです。

 

ダンスタイムでは周りと合わせて

目立たないように地味すぎないように

調和を目的として踊るようにしましょう。

 

これはこれでしっかりと調和すると

楽しい気分になると思います。

 

ぜひ試してみてください。

 

〜まとめ〜『社交ダンスはプリウスで楽しくドライブ。競技ダンスはF1』

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