こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのApostolos Vamvourasが撮影した写真
社交ダンスを踊る時はあしを長くと言われることが
多くあると思います。
みぞおちのあたりからあしを開けみたいに
言われるのは鉄板の教え方です。
ただこれはいまいち分かりにくいというのもわかります。
今日はこの「あしを長く」とはなにかを
僕なりにお話しします。
あしを長くは足か？脚か？
UnsplashのJonathan Cosens Photographyが撮影した写真
まずあしを長くするといったときに
足なのか脚なのかはとても大事です。
フットワークの話で長い時間をかけて通過するといえば足でしょう。
ただあしを長くと言われる場合は
ほとんどの場合脚つまりももやすねの部分の方だと思います。
最終的には足も含まれると思いますが、
脚が長い状態で踊ろうよということを
示していることが多いです。
まずここは確認しましょう。
筋肉に注目する
UnsplashのGorilla Freakが撮影した写真
まず筋肉に注目してみましょう。
脚を動かす筋肉は脚（足）についている筋肉だけでなく
ボディの中にある筋肉も使います。
とくに大腰筋という筋肉は
脚を前に振り上げる時に使われる大きな筋肉です。
インナーマッスルと言われる筋肉の一種で
わりと意識しにくい部分です。
この大腰筋は背骨の下半分くらい
だいたいみぞおちの下くらいからお腹の中を通り
ももの付け根の内側あたりにつながっています。
大腰筋が縮むと股関節が曲がり
前に脚が上がります。
ちょうどもも上げをするような動きです。
前進する時に動く脚を前に開いたり
後退する時に送り足で床を押す時などに働きます。
この大腰筋がみぞおちの裏あたりから下についているため
脚はみぞおちくらいから生えているようにという言い方があるのでしょう。
これが筋肉に注目した脚を長くです。
骨格に注目する
UnsplashのAnne Nygårdが撮影した写真
続いて骨格に注目して考えてみましょう。
骨的には脚は見た通り腰の下（正確には横）から生えています。
みぞおちからは生えていません。
なのである程度見た通りの脚の長さだと思います。
ただポイントは脚の付け根です。
この股関節と呼ばれる付け根は
２箇所あります。
右脚は右の股関節から
左脚は左の股関節からそれぞれ生えています。
まあ…当たり前ですね
しかしこの事実をあまり気にしないで
脚を大きくひらこうとすると美味しいところを逃した状態で
踊ることになります。
たとえば鏡に向かってまっすぐ立ったとしましょう。
そこから脚を開いていく時に
腰の向きを変えないで前後に開くと
脚の長さで前後に開いている状態になります。
横から見ると１箇所から脚が前後に分かれています。
今度は腰の向きを斜めにして開いてみましょう。
右足を前に出すなら右腰を前にするように斜めにします。
そうすると股関節の距離の分（正確にいうと股関節の幅xsinθ）だけ
より広くなります。
前者が横から見た時に三角形なら
後者は少し台形になります。
こうなると脚の長さ（斜めの部分）が同じでも
頂上の部分が少し平らになっている分だけ
歩幅の距離が長くなります。
つまり脚が長くなった感じになるということです。
この後左足が出る時は腰の前後を変えましょう。
左腰が前に出ることで歩幅を少し増やすということです。
１歩出るごとに股関節の前後を変えることで
常に大きくステップする、つまり脚が長くなっているということです。
分かりやすい方でOK
どちらの考え方も正しいです。
一番いいのは両方を理解することですが、
まずはピンと来る方を意識してみましょう。
脚が長いというのは見た目にも動き的にも
いいことだと思います。
動く距離より脚の長さに注目する方が
ダンス的には安定してできると思います。
〜まとめ〜『脚長く踊ろう』
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