こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのSandra Filipeが撮影した写真

社交ダンスではいろんな動きがあります。
基本的に滑らかに動きたい部分が多いと思います。
キレのある動作もありますが、
実際に自分が踊るという意味では
滑らかに動作がつながっていくことが大事でしょう。
とはいえ動作によってはなんか滑らかにいかない
あるいはガタガタしてしまったりすることもあるでしょう。
今日はドンの動作にも使える滑らかに動作する方法を
僕なりにお話しします。
滑らかな動作とは?
UnsplashのDavid Hofmannが撮影した写真

まず「滑らかな動作」を定義しましょう。
見た目に滑らかな動作というものもありますが、
今回は自分が動作をする上で思い通りのタイミングや動く軌跡を描いていけることを
「滑らかな動作」とします。
思い通りのタイミングにならないときや、
思った動きができない、あるいはバランスがとれなくなってしまうなど
うまく踊り続けられないことを滑らかになっていないとする感じです。
「滑らかな動作」の条件はつぎのようになります。
(1)決まった動作を行うことができる
(2)決まった順番で動作できる
(3)決まったタイミングで動作できる
この(1)〜(3)が全てある程度できているときに
「滑らかな動作」をしたとします。
滑らかな動作の条件を解説する試み

UnsplashのJeremy Bishopが撮影した写真
それでは具体的に「滑らかな動作」の条件を
お話ししていく試みです。
(1)決まった動作を行うことができる
ある程度まとまった流れでも、ウォークの1歩でも
いくつかのフィガーや動作に分けることができます。
どれくらい細かく分けるかはそのときに必要な分が変わります。
分ける作業の詳しい話はこちらを参考してにください。
まず決まった動作自体を行うことができる必要があります。
たとえばファーラウェーリバースからテレマーク、テレスピン
そしてスローアウェーオーバースウェーをするとしましょう。
このときフィガーとして
・ファーラウェーリバース
・テレスピン
・スローアウェーオーバースウェー
と4つのフィガーをそれぞれ動作できなければ
続けて踊ることはできません。
とくに途中がうまくいかないと
そのあとは全てうまくいかないことになります。
テレスピンができないのでスローアウェーオーバースウェーを
綺麗に踊ることができないということです。
ただ実際にバランスが崩れるところと
動作がうまくできていないところは
必ずしも一致しないことがあります。
最後のスローアウェーオーバースウェーでバランスを崩すなぁと思っていても
実はその前のテレマークに問題があるということは
珍しくありません。
これはフィガーだけでなく、
各ステップやもっと細かい各動作にもいうことができます。
ただ細かくするとキリがないので、
まずはフィガーごと、ついでステップごとと
だんだん細かくするようにしてください。
まずはひとつずつ確実に動作できることが
「滑らかな動作」ができるために必要です。
(2)決まった順番で動作できる
次は決まった順番で動作することです。
先ほどの流れ
・ファーラウェーリバース
・テレスピン
・スローアウェーオーバースウェー
では上から下に順番に踊る必要があります。
テレスピンを先に踊り
ついでテレマークを踊ることはできないということです。
そんな間違いをする人はいないと思いますが、
もう少し細かい動作になると
その順番を間違ったり抜かしてしまうことはよくあります。
右足の次に左を出すはずなのに、右足を続けて動かしてしまうとか
足を出してから体重移動をするのに
ステップがなくなって体だけ移動してしまったりする感じです。
あり得ないと思うかもしれませんが、
結構そうやって動作を抜かしたり
順番を変えてしまうことは少なくありません。
ゆっくりやるとできるのに音楽に合わせるとうまくいかない人などは
この傾向があると思います。
(3)決まったタイミングで動作できる
ダンスにはカウントがあります。
S(スロー)やQ(クイック)&(アンド)
また1、2、3…など数字で数える時もあります。
これはひとつの動作をいつ行うかや
その時間の長さを示しています。
ひとつ目の動作をしてからすぐに2つ目にいくのか
少し間があるのかはこのカウントによって決まっています。
(正確にいうとビートバリューですが、ここではとりあえず同じものとします)
このタイミングを考えないでどしどし踊っていくと
動作が間に合わなかったり、早くなったり
あるいは相手と動作が合わないなど問題が起きやすくなります。
カウントの取り方はわりと自由が効きますが
毎回違うとか気分で変わるというのはあまりお勧めできません。
一度決めたら同じタイミングで毎回踊ることが
とても大事だと思います。
滑らかな動作がキレもつくる

タンゴのようにキレのある動作も
自分たちの中では「滑らかな動作」として
行うことが大事です。
タンゴでドラグのようにいきなり動くような動作を
サドゥンムーブメントといいます。
サドゥン(sudden)は突然という意味です。
突然の動作と言ってもそれは見た目の話です。
本当に突然動いたらダンスでは全く合わないし
相手もびっくりしてしまうでしょう。
ふたりがぴったり合った動作として
キレのある動きをするためには
「滑らかな動作」が大切だと思います。
〜まとめ〜『滑らかな思考と動作が、自由な動きを創る』
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