《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《ちょっとした話》僕がダンスを始めた頃と現在の変わったところ3選 【30年前のモダンと現在のスタンダードの違いから、未来のボールルームの世界を予測】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

UnsplashNiklas Rhöseが撮影した写真

社交ダンス、特にスタンダードは僕がダンスを始めた頃に比べて

大きく変化しています。

 

ラテンも変化していると思いますが、

スタンダードの方がより大きくわかりやすく変化しているように感じます。

 

今日は僕がダンスを始めた頃に習ったスタンダード(というかその時は「モダン」)と

現在の違い3選を僕なりにお話しします。

 

違い1|ホールド

UnsplashChris Liveraniが撮影した写真

まずはなんと言ってもホールドでしょう。

 

僕がダンスを始めたのは1993年に大学のダンス部に入ったことがきっかけです。

 

ていうか、そんなに昔なんだと改めて実感してしまいますが…

 

それはさておきその頃に習ったホールドは

こんな感じでした。

 

・腕は肩のラインの延長線上に斜め下に広げる

 

・肩と腰は常に一緒で、燕尾服の背中にシワがよらない

 

・脇腹も曲がることがない

 

こんな感じです。

 

上向の矢印「↑」みたいなイメージです。

 

現在は腕はほぼ真横に広げますし、

脇腹も大きく運動します。

 

その影響で燕尾服の背中にもシワがよりますが、

それはある程度OKとされています。

 

これは現在がいいとか、昔はダメだということではなく

いいと評価されるものが変わってきているというだけのことです。

 

ファッションと同じで昔はかっこいいと言われていた形が

今はあまりかっこよくない。

 

そしてさらに昔のスタイルがまた現在はかっこいいとされているといった

その時の評価が変化しているというだけのことです。

 

まあファッション=流行という意味なのでそのままです。

 

ただ昔は本当に「ホールドが崩れない=形が変化しない」だったということです。

 

 

違い2|タンゴ

UnsplashJamie Streetが撮影した写真

続いてはタンゴの踊り方です。

 

タンゴはライズ&フォールがなく平らに踊ることが基本です。

 

これは現在でも変わりません。

 

ただフィガーによって上下動を使うことも

OKとされてきています。

 

昔は本当に上下することはなく

低いまま踊り続けていました。

 

しかし現在はダブルリバーススピンを使用する時に

ライズをしたり、クイックのランのように爪先で走ることも

珍しくありません。

 

もちろん基本的にライズがないことは同じですが、

あえて上がるという選択肢も増えてきているということでしょう。

 

またスウェーの変化も大きくとられるようになっています。

 

昔はスイングがないことから、スウェーも基本的にはなく

ピクチャーなどで傾く時も最小限だったと思います。

 

今はピクチャーでも大きく傾きをつけることもありますし、

動いている最中でもスウェーやシェイプを多用する傾向があります。

 

これにより華やかさが増しているので

個人的には結構好きな感じではあります。

 

ただ僕が学生時代に同じダンスをしたら

多分評価はされないと思います。

 

 

違い3|バリエーションの豊富さ

UnsplashHappy Leeが撮影した写真

最後はバリエーションについてです。

 

僕が学生時代にもバリエーションはありました。

 

しかしその種類は現在とは比べ物になりません。

 

学生時代にみんながやっていたバリエーションは

こんな感じでした。

 

〜ワルツ〜

スピンターン→ターニングロックPP→ナチュラルウィーブ→シャッセロール

→スローアウェーオーバースウェー

 

ランニングスピンターン→サイドクロス→ファーラウェーリバース

テレマーク→テレスピン→スローアウェーオーバースウェー

 

〜タンゴ〜

ダブルチェイス→ストップロック→ファーラウェーリバース

テレマーク→テレスピン→スローアウェーオーバースウェー

 

オープンプロムナード→べニーズクロス→オーバースウェー

 

〜スローフォックストロット〜

リーファーアラウェー

 

バックフェザー

 

クイックステップ

PPからラン(なぜかフロアを対角線に進む)

 

クイックオープンリバース→テレマーク→テレスピン→スローアウェーオーバースウェー

 

こんな感じです。

 

しかもほぼ全員。

 

ベーシック戦とバリエーション戦の違いはわかりますが、

みんなが同じという点ではどちらも変わりありません。

 

いまはそれこそひとりひとりがみんなバリエーションが違い

それぞれ個性を出して踊っているように見えます。

 

滑らかに動くのが得意なひと、リズミカルに踊るのが好きなひと

スウェーやシェイプを多用するのが好きなひと、トリッキーな動きが好きなひと

 

みんなそれぞれ自分に合ったバリエーションで活躍できる

そんないい時代になってきたと思います。

 

これからはどうなる?

UnsplashAlex Knightが撮影した写真

これからのスタンダード改めボールルームはどうなるでしょうか?

 

もちろん未来が来てみないとわかりませんが、

より下半身、とくに脚と股関節の運動量が

飛躍的に増えると思います。

 

これは移動量だけでなく上下方向の運動や

左右への傾きも含みます。

 

現在のダンスは昔に比べて上半身の動きが増えているように見えるかもしれません。

 

ただ僕がたくさんのレッスンを受けていたり自分で練習してきた経験から

上半身の動きより脚や足、股関節の運動量が

圧倒的に増えていると思います。

 

それが表現されているのが、上半身なのでしょう。

 

これからは下半身のより深く大きな運動と

それが伝達される上半身特に体幹の強さが

求められる時代に入ってくると思います。

 

選択肢が多いのはいいことだと思う

UnsplashDrew Beamerが撮影した写真

僕はダンスにおいてはもちろん、それ以外でも

選択肢が多いことはいいことだと思います。

 

可能性がたくさんある中から自分の思った道を選ぶことができるのは

とても幸せなことです。

 

もちろん無限の選択肢があるわけでもなく

また選べるのはその中の1つしかありません。

 

しかし常にひとつの道しかなく、しかもそれが自分の理想とあまりにも違うと

寂しい気持ちになってしまうかもしれません。

 

選択肢の数は可能性とリンクしていると思います。

 

もし選択肢が十分になくなってきた時は

何かのステージを変えるタイミングなのかもしれません。

 

〜まとめ〜『30年も経てばいろいろ変わる』

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