《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《スタンダードのこつ》「あなたの踊りがつまらない」と言われたら 【テクニックが上達してきた証拠】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

f:id:tatsushi_miyake:20210914101812j:plain



ダンスが上手な人を見ると

とても音楽に合っているように見えます。

 

自分も音楽を聴いて雰囲気に合わせて

いい気分で踊っています。

 

でも…

 

その動画を見るとなんか音楽に合っていません。

 

このように感じる人は多いのではないでしょうか。

 

今日は僕が音楽に合わなかった理由と

どうやって多少マシに感じるようになってきたかを

ご紹介します。

 

 

カウントにあっていることが前提

f:id:tatsushi_miyake:20210914101829j:plain

音楽を表現するといってもまずはカウント、

つまりベーシックタイミングにあっていることが

大前提となります。

 

1,2,3,4,and,S,Q…

 

いろんなカウントがありますが、

その位置と長さがしっかりとあっていないと

その先に進むのは難しいと思います。

 

カウントに合わせるのは

ステップと体重移動が8割くらいだと思います。

 

いつステップしていつ体重が乗るかを

しっかり確認することから始めるといいと思います。

 

カウントはあっているけど…

f:id:tatsushi_miyake:20210914101914j:plain

カウントがしっかり取れるようになると

ふたりの踊りもあってきて

踊りやすくはなると思います。

 

この段階で問題になるのは

 

「なんかダンスが閉店に見える問題」

 

だと思います。

 

カウントにはあっていて

姿勢も綺麗、動きもまあまあ

でもなんか物足りない。

 

あるいはだらだらととか淡々と踊っているように見えるという

評価を受けることが多くなると思います。

 

この時は全てのカウントが正しく取れているために

フラットなダンスに見えているだけです。

 

決してテクニック的に悪いわけではありません。

 

というかむしろいいです。

 

ではなぜダメな感じがするのでしょうか。

 

これは人間に例えるとわかりやすいです。

 

世の中には法律を含めていろんな規則があります。

 

それらの規則は守らないといけません。

 

なぜなら規則を守ることが前提で

いろんな生活が進められているからです。

 

しかし全ての規則をきっちりと守り、

1分1秒のずれもなく生きている人と

友達になるのはどうでしょう?

 

「悪い人じゃないのはわかるけど…ごめんね。」

 

みたいになりませんか?

 

あまり規則にきっちりすぎると

決して悪いことは何もないのに

魅力はないと感じてしまうのです。

 

ちょい悪に惹かれるのは

理由はわかりませんが人間の性(さが)なのでしょう。

 

ダンスも同じです。

 

ルール(カウント)はきっちりとあるのですが、

少しのずれもなくそれに合わせると

なぜか魅力のないダンスになってしまいます。

 

そうなるとその前にカウントがしっかり取れない時のダンスの

魅力の部分だけが評価されて前の方が良かったと言われるのだと思います。

 

そういう意味ではこの

「前の方が良かった」は

とても危険な評価です。

 

ダンス的には進化しているにも関わらず

それを否定するような印象を与えるからです。

 

教える人も習う人もここは注意する方が

いいと思っています。

 

とくに習う人は常に自信がないと思うので

コーチャーに言われると

 

「前の方が良かったのか…」

「自分の進んできた道は間違っていたのか?」

 

と思ってしまいます。

 

だから教える立場の人が

本当に間違った道を進んでいるのか

よくなっているけど魅力が薄れているだけなのかを

見極めて伝える必要があると思います。

 

カウントからあえて少しずらす

f:id:tatsushi_miyake:20210914102022j:plain

ダンスのカウントは音楽のアクセントと

フィガーのアクセントの両方からできています。

 

たとえばSQQなら最初のSにアクセントが来ることが多いと思います。

 

これは音楽のアクセント(1234の1)と

動きのアクセント(大きい歩幅)を

合わせているのだと思います。

 

これが基本ですが時には音楽のアクセントより

動作のアクセントを優先することもあります。

 

たとえばシャッセはSQ&Qですが

中盤のQ&で両足を閉じるところに

すこしアクセントがあると思います。

 

それらの決まったアクセント(規則)を

少し逸脱することで

そこに魅力を表現することができます。

 

たとえば先程のSQQなら

SS&に変えることで最初のSよりも

ふたつめのSに焦点が移ります。

 

フェザーステップに例えると

 

SQQ→1歩目の加速と大きな歩幅が魅力

SS&→2歩目のゆったりとした対空時間が魅力

 

という感じです。

 

また僕がそのことに気づいたのは

ワルツのファーラウェーリバースから

ダブルリバーススピンピボット

そしてオーバースウェーに入った時です。

 

カウントは

ファーアラウェーリバース 1&23

ダブルリバーススピンピボット 12&3&

スローアウェーオーバースウェー 123123

 

です。

 

以前は一所懸命これに合わせて踊っていました。

 

でもなぜか上手な人のようにスピード感がありません。

 

よくみると音楽のカウントから

遅れているわけではないようです。

 

しかし何かが絶対って気にトロい。

 

ある時にきっかけは忘れましたが

 

「これカウントに合わせなくていんじゃね?」

 

と思いつきました。

 

これはもちろん今までいろんなコーチャーが

僕に教えてくれたことが何かのきっかけで

降りてきたのだと思います。

 

ファーラウェーリバースの1&2くらいまでは

カウントに合わせますが、

そこからダブルリバーススピンピボットの終わりまで

ぐるぐるっ!とまわります。

 

そして最後のスローアウェーオーバースウェーで

音楽に合わせるようにしてみました。

 

するとなかなかいい感じでした。←自分で言う

 

そうやって上手な人を見ると

カウントという意味では結構外しているのがわかりました。

 

このカウントを「外している」というのがポイントです。

 

「外れている」のではなく「外している」

つまり意識してずらしているということです。

 

だから効果的に同じようにスピード感や

ゆったり感を表現できているのだと思います。

 

まだそんなに踊れない時はなんとか音楽に合わせようとしても

合わないところがたまたまそのずれに見えて

結果的にいい感じに見えていただけだと思います。

 

だから踊りがつまらないとか

平坦な踊りに見えるとかの評価を受ける人は

心配する必要はないと思います。

 

もちろんその「平坦なダンス」という評価は

間違っていません。

 

でもあなたの進んできた道は

間違っていないということです。

 

決められたカウントに合わせるだけの

テクニックが身についたということです。

 

そこから自分の意思で少しカウントを

ずらして踊ることで自分の表現したい

ダンスができると思います。

 

調子によらないダンスがしたい

f:id:tatsushi_miyake:20210914102055j:plain

僕はいつも調子に関係なく

いいダンスができるようになりたいと思っています。

 

よく練習していても

「う〜ん、なんか調子が悪いなぁ…」

といって踊れなくなる人がいます。

 

僕も(多分)人間なので

調子が悪い時もあります。

 

なので調子が悪い時は

踊りもノリが悪くなります。

 

でもそれにより踊り自体が悪くなるのは

プロフェッショナルとしてどうかと思っています。

 

他の人は構いませんが、僕自身として

どんな時でも自分のできる中で

できるだけ高いクオリティで踊りたいと思っています。

 

なので調子によって踊れる時と踊れない時があることは

自分に対して許せませんでした。

 

これは今でもそう思います。

 

そのためにはどうやったらノリ良く踊って見えるかを

考え、身につけることでこの考えに辿り着きました。

 

もちろんこれは「いま現在の考え」なので

最終的な結論ではありません。

 

でも音楽の表現などもノリでやるのではなく

その目的を考えてカウントに対して

どのくらい早くあるいは遅くしているのかを考えています。

 

そうすることで調子のいい時は

その調子に合わせて自由に踊ります。

 

でも調子が悪い時は考えて

ここで何がしたいか、そのために何をするかを

理論的に考えて踊ります。

 

そうすることで踊りの波はなくなり

調子が悪い時でも調子を戻すことが

できるようになってきたと思います。

 

なのでまずはベーシックタイミングに合わせて

次にそれに対して意識的に外していくというのが

いいと思います。

 

確かに世界のダンサーの一部には

天才的にそういうことが初めからできる人は

いるように思います。

 

そういう人が世界チャンピオンになっているのでしょう。

 

でも世界チャンピオンになった人がみんな天才とは思いません。

 

天才的な踊りをする人の多くは

基本を身につけそこから考えて

そのひとの唯一のダンスを作り上げているのだと思います。

 

〜まとめ〜『守→破→離』

関連記事

 

jumbo-miyake.hatenablog.com

凸凹カップル奮闘記 もくじ

 

 お問合せご意見、ご感想などはこちら

お問い合わせフォーム

 

 

 

 

 

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 社交ダンスへ
にほんブログ村


社交ダンスランキング