こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
いいダンスと一言で言ってもいろんなものがあります。
目的や踊る人の経験など
さまざまな事柄に左右されます。
そんな中今日は競技ダンスを目指すひとが
お手本とするといいダンスを見てきたので
僕なりにお話しします。
福田 裕一＆エリザベス グレイ
コールの時に聞こえた観客の沢山の歓声と拍手が心に響きました！2024年セグエ選手権優勝✨🥇🏆✨「ロミオ＆ジュリエット～ザ･ゴースト～」 @gentildress #rayrosedanceshoes @stepdanceplus @y_coreforce pic.twitter.com/G9eoFxFYkv
— エリザベス･グレイ *りず* (@Eli88ballroom) 2024年3月15日
このカップルは3月に幕張で開催された
スーパージャパンカップダンスのセグエ選手権で
全日本チャンピオンになったカップルです。
セグエでの表現力はもちろん
5種目戦におけるダンス自体の実力も
素晴らしいものがあります。
というか基本の技術があるからの表現なのでしょう。
全ての技術で高いレベルを持っているのはもちろんですが、
僕が個人的にこのカップルの特徴と思っていることは
「推進力」です。
これは特に競技ダンスにおいては重要なものだと思います。
推進力とは？
UnsplashのSpencer Davisが撮影した写真
ではこの推進力とはなんでしょうか。
辞書を引くとこう書いてあります。
推進力 ものや物事をおし進めるちから
つまり物体を動かしたり、計画などを実行していく力ということです。
色々調べていくと、一瞬ではなくある程度長い期間
あるいはゴールまで押し続けるというような意味を感じます。
個人的には。
ダンスでも自分のボディが床の上を動きます。
大きな動きをしていく時には
推進力も大きなものが求められるということなのでしょう。
福田＆エリザベス組のすごいところ
UnsplashのFitsum Admasuが撮影した写真
ここでこのおふたりの踊りについて考えてみましょう。
競技会で見ても、１組で踊っている姿を見ても
床の上を進んでいく力が大きく継続しているのが特徴だと思います。
ワルツやスローのようなゆったりとしたダンスにおいては
ライズの最後まで推進力があります。
自然なスイングはもちろんありますが、
ライズの頂点に行くまで床に対して力をかけて
自分の体を目的の方向に推進させ続けているように見えます。
そのため、ミスも少なく大きな動きを継続することができるのだと思います。
またタンゴやクイックのような速いダンスでも
ボディ自体は流れるような動きです。
上半身だけを見ていると、逆にゆったりとした雰囲気さえ漂っています。
しかし下半身は床を使い続けているので
あっという間にフロアの向こうまで行ってしまうのです。
このような推進力が途切れないダンスは
ひとつの強いダンスになると思います。
最後まで途切れないのがすごい
UnsplashのClaudio Schwarzが撮影した写真
このように推進力が大事なのはわかると思いますが、
福田組のすごいところはその継続力です。
とくに競技会ではたくさんの種目を何回も踊ります。
とくに準決勝以降は５曲連続で踊るため
スタミナの消費も激しくなります。
その中でこのカップルは常に最後まで強い推進力を発揮して
踊る続けることができる数少ないカップルだと思います。
ただその推進力を競技会の最初から最後まで
あそこまで継続してできるカップルは滅多にいないでしょう。
とくに最後のクイックステップになると
その強さは素晴らしいものがあります。
一般的に最後の種目であるだけでなく
クイックステップ自体もスタミナを大きく削るダンスでしょう。
本人たちの中では疲れているのかもしれないし
多分推進力も落ちてきていると思っているかもしれません。
しかしそれが外に見えないくらい最後まで
ボディが床の上を滑るように動き続ける姿は
多くのダンサーのいいお手本になると感じます。
5種目戦もチャンピオンになる
UnsplashのJoshua Earleが撮影した写真
先日福田選手はこう言っていました。
「セグエのチャンピオンにはなれたけど、やはり5種目戦のチャンピオンになりたい。」
そうはっきりと宣言していました。
ダンスだけでなく目的においても
しっかりとした推進力があるのでしょう。
成せば成る
ぜひそのゴールに到達することを
願っています。
〜まとめ〜『福田＆エリザベス組はとてもいいお手本だと思う。』
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