こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
ものの見方にはおおきくわけて2つあると思います。
ひとつはミクロ(micro)な視点、もうひとつはマクロ(macro)な視点です。
ミクロとは非常に小さいことを示します。
長さの単位でもμm(マイクロメートル)などと言います。
※マイクロはミクロの発音の違う言い方です。
ミクロ(マイクロ)の意味は1/100という意味です。
それに対してマクロは大きいという意味です。
ギリシア語の長いμακρός(makros)が語源だそうです。
今日はダンスにおけるミクロ視点とマクロ視点の使い方を
僕なりにお話しします。
自分のダンスにおいてはこんな感じ
ダンスを練習していると
1mmくらいのずれが気になる時があると思います。
自分でも「どうでもいいんじゃないか」と思っていても
気になってしょうがなくなるやつです。
これがミクロな視点です。
べつに気のせいとか器が小さいとか
そういうことではありません。
単純にミクロな視点で考えているということです。
それに対して「びゅ〜んと動けばいいじゃん」みたいなのを
マクロの視点だと考えます。
細かいことは気にしないで
どーんと行けばいいみたいなやつです。
よくあるのが片方がミクロ視点、
もう一方がマクロ視点で話をしていて
全く噛み合わないという状態です。
これは根本がずれているので
多分時間をいくら使っても
解決はしないでしょう。
どちらが正しいとか、間違っているということではなく
視点を小さく見るか大きく見るかということです。
一般的には細かいことに目がいくとダメみたいに言われることが多い気がしますが、
そんなことはありません。
大事なのは細かい部分と、大きく見る部分のバランスです。
どちらかだけでもうまくいきません。
ただミクロ視点が得意な人とマクロ視点が得意な人がいるので
自分がどちらで相手がどちらなのかを知っておくと
練習での会話がうまくいくと思います。
競技会の成績もそう
競技会でも同じことが言えます。
例えば全国大会があったとしましょう。
そこに北海道の選手がたくさん出ました。
その選手たちが通常より全体的に
いい成績だったとしましょう。
これはマクロ視点としてはとてもいいことです。
でも個別に見ていくとその時の成績に
満足できなかった人もいると思います。
これはミクロの視点です。
なので全体が良かったからと言って
全員が手放しで喜べる状態に
あるわけではないということです。
しかしミクロ視点ばかりを見ていると
全体の伸び代を押さえてしまう時もあります。
先にいい成績が出せる人が出していき
その影響で成績のイマイチだった人も
よくなっていくということもあります。
これもマクロとミクロのつかいわけが
大事ということです。
今の世の中でもマクロとミクロが混在している
現在世界的にもまだまだ新型コロナの影響が
大きいです。
連日感染者数や重症者、死亡者数などが報道されて
恐ろしいと思っている方も多いと思います。
テレビなどでも「やばい!やばい!」という人と
「大丈夫。なんともない。」と言っている人と
両方いて迷っている人も多いのではないでしょうか。
ここで大事なこともミクロな視点とマクロな視点だと思います。
感染症の専門家でもどちらの方もいると思います。
これも見方の問題で、1対1で向かい合った時に
どれくらい感染するかなどを考える人。
都市や国単位の集団として
どのように感染症を防ぐかを考える人。
それぞれ意見は違います。
一般的に自分や周りの人が感染するかどうかが
気になると思うのでほとんどの人は
ミクロな目線になりやすいです。
それは普通のことで視野が狭いとか
考え方が小さいとかそういうことではありません。
ただマクロな目線もあるということを知っておくことは
自分の心を安定させるためには役立つと思います。
たとえば今日は感染者が100人になったとしましょう。
もし1000人の村で100人の感染者が出たら
大問題です。
100人÷1000人=10%
このままでは10日かからずに全員が感染します。
でも同じことが100万人の都市で起きたらどうでしょう。
100人÷1,000,000人=0.001%
べつに0.001%ならいいというわけではありませんが、
同じ「100人」という数字の意味も違うように
感じるのではないでしょうか?
マクロな視点を保ちながらミクロも尊重
しかし0.001%のなかに自分や
自分の大事な人が入るかもしれません。
それは確率なのでわかりません。
僕が大事だと思うことは
マクロな視点で大局的に考えることと
ミクロな視点で個別の気持ちに寄り添う
バランスだと思います。
どんな組織でも上にいる人ほど
良くも悪くもマクロ目線になります。
これはある意味やむを得ないことです。
その組織自体の存続を考えるので
そうでないと機能しないからです。
でも末端に近づけば近づくほど
ミクロな目線の割合が強くなります。
これも普通のことだと思います。
下から見る組織は大き過ぎて
全体を想像することは難しいからです。
だからこそマクロな目線から何かをする時も
ミクロな目線の立場を考えて伝えないと
「上から目線」とか「高圧的」と言われて
機能しなくなるのだと思います。
マクロ&ミクロ目線を表す言葉
ダンスの有名な言葉にこんなのがあります。
『1mmのずれも許さないが、10cmずれても平気で踊れるのがいい』
だれが言ったかは知りませんが
とてもいい言葉だと思います。
ミクロとマクロをとてもわかりやすく
説明している言葉だと思います。
どちらに偏っても踊っていけなくなりますが、
どちらも正しいので結果的にトラブルの元になるのだと思います。
ふたつの目線を手に入れて、効率よくダンスを楽しみましょう!
〜まとめ〜『ダンスはミクロな目線と、マクロな目線で効率よく上達できる』
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