《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《競技ダンス》力を抜いてと言われたら 【力を抜いたら踊れない】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

f:id:tatsushi_miyake:20210217175711j:plain


 

「力を抜いて踊りなさい。」

 

こんなレッスンを受けたことがある人は

多いのではないでしょうか?

 

僕もそう言われたことがありますし

自分が教える時にそう言うこともあります。

 

でもこの「力を抜いて」と言う言葉は

なかなか難しい言葉です。

 

今日はこの「力を抜く」について

僕の思うところをお話しします。

 

なぜ「力を抜いて」と言われるのか? 

f:id:tatsushi_miyake:20210111115300j:plain

まず「力を抜いて」といわれる場面を考えましょう。

 

まず大体が力が入っていて動くべき関節が

動かなくなっている状態の時です。

 

動くべき関節とはひざや足首、股関節など

が思いつきます。

 

他にもいろいろあると思いますが、

ひざが伸びきって曲がらない時などは

力を抜いてと言われるでしょう。

 

もうひとつは動いてはいけない関節が

動いている時です。

 

ホールドをしている腕のひじが

のびたり曲がりすぎたりする時などです。

 

男性の右ひじが曲がりすぎると

女性を締め付けるようになります。

 

女性の右ひじが伸びすぎると

男性を押すようになります。

 

このような場面では「力を抜いて」と

言われると思います。

 

「力を抜いて」への対処法

f:id:tatsushi_miyake:20201215112336j:plain

つまり単に「力を抜いて」と

言われた時でも対処法が違うと言うことです。

 

(1)動くべき関節が動かない時

これは力の入れ方が間違っているのだと思います。

 

力を抜くよりその関節を動くような

力を入れるように意識したほうがいいと思います。

 

例えばひざを曲げるのなら

力を抜くより、ひざを曲げる力を入れる方が

ずっと解決に近づきます。

 

(2)動いてはいけない関節が動く時

このときは形を維持する力のバランスが

崩れているのだと思います。

 

たとえばスタンダードにおける

男性の右腕の力について考えます。

 

ひじの曲げ伸ばしは上腕の筋肉で行います。

 

ひじを曲げる=上腕二頭筋(力こぶ筋肉)

 

ひじを伸ばす=上腕三頭筋(力こぶの裏の筋肉)

 

この両方に力を入れることで

ひじの角度を保っています。

 

多くの人は力こぶの筋肉だけに力を入れているので

ひじがどんどん曲がり女性を締め付けてしまうのです。

 

そこでパートナーやコーチャーから

「力を抜いて」と言われるのです。

 

このアドバイスは正しいのですが

上腕全体の力を抜くので

結局上腕二頭筋上腕三頭筋のバランスは

崩れたままです。

 

そのためすぐにまた締め付けてしまうのです。

 

つまり力を抜いての意味を正確に言うと

上腕二頭筋の力を抜いて

  上腕三頭筋の力と同じにして」

ということになります。

 

まあこう言われたらイラっとすると思うけど。

 

バランスを取り戻すことが大事なので

力を抜くより上腕三頭筋の力を

より入れてバランスを取る方が

ずっと解決に近いと思います。

 

腕全体にめっちゃ力を入れて

バランスだけ気をつければ

パリッとしたホールドになると思います。

 

女性の右腕が伸びてしまう時も同じです。

 

このときは上腕三頭筋の力が多く使われて

バランスが崩れています。

 

なので力を抜くだけではなく

上腕二頭筋(力こぶ)にも力を入れて

腕の裏表の筋肉のバランスを取れば

強くて軽いホールドになると思います。

 

世界チャンピオンは力を抜いているか?

f:id:tatsushi_miyake:20201201150842j:plain

世界チャンピオンのダンスを見たことがある人も

多いと思います。

 

パーティーや競技会でおどっているところをみると

1曲踊っただけでも汗だくになって

はあはあ言っています。

 

果たして力を抜いて踊っていて

あんな風になるでしょうか?

 

もしそうなら世界チャンピオンは

体力がなさすぎです。

 

もっとご飯を食べて

踊りこみのようなスタミナトレーニングが

必要です。

 

でも多分そうではありません。

 

かれらもスタミナはしっかりあると思います。

 

それでも息が上がり汗だくになるくらい

力を入れて踊っているのだと思います。

 

そこに無駄な力はなくても

強い力を適切なバランスとタイミングで

いれながら踊るので

見た時に力が入っていないように見えるのだと思います。

 

力を入れて踊ろう!!

f:id:tatsushi_miyake:20201202184217j:plain 

たしかに無駄な力を入れても

意味はありません。

 

ダンスタイムなら

本当に力を抜いて踊ればいいともいます。

 

でもある程度カッコよく踊りたい、

競技で勝ちたいと思うときは

力を入れて踊った方が

ずっといい踊りができると思います。

 

いつも力が入ってしまう人は

騙されたと思って一回力を目一杯入れて

踊ってみましょう。

 

意外と軽く踊れるかもしれません。

 

よかったら試してみてください。

 

〜まとめ〜『力は入れるか入れないかではなく、バランス』

関連記事

 

jumbo-miyake.hatenablog.com

 

 

凸凹カップル奮闘記 もくじ

 

 お問合せご意見、ご感想などはこちら

 

 

 

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 社交ダンスへ
にほんブログ村


社交ダンスランキング