《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《あしの使い方》あしを長くを考える 【歩幅を大きくすることではない】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

UnsplashAravind Kumarが撮影した写真

社交ダンスを習うとよく「あしを長く!」と言われます。

 

僕も大学で始めた時から、173,482回±5回言われたことがあります。

 

今日はこの「あしを長く」についてどうしたらいいか迷っている子羊に向けて

僕の独断と偏見を垂れ流します。

 

「あしを長く」は何が長い?

UnsplashTachina Leeが撮影した写真

まず「あしを長く」と言われた時に

初心者の多くがとりあえず歩幅を大きくしようとします。

 

これは本質的にはむしろ正しいのですが、

やり方や考え方については割と間違えやすい部分です。

 

もし大きい歩幅を求めるなら「歩幅を大きく」と言われるはずですが、

なぜ「あしを長く」というのか?

 

これはあしを長くすることで、結果的に歩幅も大きくなると

考えることが必要になるからです。

 

ここまで「あしを…」とひらがなで書いてきましたが

「あしを長く」の”あし”とは何かを考えてみましょう。

 

日本語の難しいところですが、あしには次のふたつが考えられます。

 

 

 

どちらも”あし”と読みますが、意味は全く違います。

 

足はくるぶしから先、かかとからつま先までを示します。

 

一方脚はくるぶしから股関節までを表す言葉です。

 

ダンスで「あしを長く」と言われたら

99%”脚”を示しているでしょう。

 

もちろん話の流れで足を意味することもあるかも知れません。

 

しかし多くの場合は”あし”といえば”脚”と考えるのがいいでしょう。

 

特に長いイメージはここ!

UnsplashHaley Phelpsが撮影した写真

脚といってもまだ範囲は結構あります。

 

大きく分けると次のふたつになるでしょう。

 

(1)くるぶしからひざの間〜すねの部分

 

(2)ひざから股関節の間〜ももの部分

 

見た目のスタイルとしてはすねが長いとかっこいいですが、

ダンスで脚が長いと言った時はももの部分が長いイメージを作ると

よりいいと思います。

 

ももが長いということは、股関節がより高くなるということです。

 

このとき本当に長くなるわけではないので

股関節がより胴体の中で高い位置に上がってくると考えるのが

いいと思います。

 

よくみぞおちのあたりに手を置いて

「脚はここから」みたいな言い方をします。

 

これは胴体のより高い位置から脚が開くようにイメージするということを

表しているでしょう。

 

これが「あしを長く」の意味です。

 

あしを長くする方法

UnsplashArturo Castaneyraが撮影した写真

ではあしを長くする方法を考えていきましょう。

 

これはあしを動かす方向によって少しイメージが違います。

 

代表的な方向は次の3つでしょう。

 

(1)後ろ

(2)横(外側)

(3)前

 

順番にお話しします。

 

(1)後ろ

まず後ろに動かす場合です。

 

これは後退する時に出すあしと、

前進の時に体を送り出すあしが当てはまります。

 

後ろに動く脚はみぞおちのラインから後ろに開くようにします。

 

つまり背筋もあしとして考えるということです。

 

背筋を触ってみるとわかりますが、

背骨のあたりが凹んでいて

左右に分かれて2本の大きな柱のようになっているでしょう。

 

これは背筋が左右で分かれていることを示しています。

 

この左右の背筋と左右の足をお尻を通してつなげることで

あしがみぞおちまで繋がったイメージを作りましょう。

 

普通に歩くとももの裏が後ろに動くと思います。

 

このももの裏の動きを背筋で再現するようにしてみましょう。

 

最初はうまくいかないかも知れませんが、

背中に手を当てて動かすとだんだんできるようになります。

 

湿布のCMをイメージして腰に手を当てて

あしを後ろに動かすのです。

 

これが後ろへのあしが長いです。

 

(2)横(外側)

横も後ろへの動きと似ています。

 

やはりみぞおちの高さくらいから横に開くように

脇腹あたりに力を入れるようにしてみましょう。

 

脇腹は当然左右に分かれているので

ももの横を動かすのと同じイメージを持って

脇腹を動かしてみてください。

 

これは後ろ以上に最初はきついかも知れません。

 

ただこれを繰り返すと腹筋や腰回りの筋肉が強くなるため

腰痛の緩和したりくびれを作ることを期待できると思います。

 

とくに横への開きは体の構造上大きくはそんなに開きませんが、

ダンスでは結構使うのでしっかり練習しましょう。

 

(3)前

最後は前に動かす時です。

 

これは横や後ろと少しイメージが違います。

 

みぞおちのあたりから使うことは同じなのですが、

ももの前とおなじように体の前面を動かすと

お腹が出てしまうだけでうまく踊れないでしょう。

 

前に出す時はむしろあしを短くするような感じもあります。

 

あしを前に動かす時に股関節はむしろ体の中に引き入れるようにします。

 

こうすると股関節の位置的にはあしが長くなりますが

前に出すという意味では短くなるような

なんとも言えない感覚があります。

 

僕はお腹の中にひらがなの「く」ができて

それの上下の斜めラインがグーッと長くなる感じを意識します。

 

「く」の折れ曲がった部分が股関節です。

 

つまり「く」に対して今僕は右を向いています。

 

左向きの時は「 〉」ですね。

 

股関節が伸び前に動いて「|」になってしまうと

あしが長そうで使い方としては短くなってしまいます。

 

前に動かす時だけは、股関節をお腹の中に吸い込む感覚が

あしを長くに近いと思います。

 

歩幅は大事じゃない

UnsplashGary Chanが撮影した写真

あしを長く使う目的は

体全体を連動して使うことです。

 

結果的に効率よく運動するので

歩幅は大きくなりますが

これはあくまでも結果的なことです。

 

まずはお腹の中にもあしがある感覚を想像して

前後左右に開くようにしてみましょう。

 

そうすると体が思い通りにぐいぐい進むように

なってくると思います。

 

〜まとめ〜『あしを長くはももを長く』

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