こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードを踊る時には
足(脚)を使ってと言われることが多いです。
ひざ、足首などの関節で言われることもありますが、
筋肉の動きも大事です。
関節の動く範囲や方向と
その関節の動きに携わる筋肉がどこなのかを
ある程度把握しておく必要があります。
今日は足(脚)を使った動作と
その時に使う筋肉について
僕なりにお話しします。
体を送り出すためには
まずどの種目でも使う動きは
体を送り出す動きです。
移動するためには必ず必要な動きです。
いろんなイメージがあると思いますが、
基本的には床を押して動くと思います。
例えば前進する時は脚を曲げた状態から
伸ばす動きが必要になります。
このときに使う筋肉は
お尻、ももの前側、そしてふくらはぎ、足の裏です。
お尻に力を入れるとももは後ろに動きます。
ももの前側に力を入れると、ひざが伸びます。
ふくらはぎに力を入れると足首が伸びて
足の裏に力を入れると足の指が伸びます。
これを上から順番に伸ばしていくことで
滑らかに前進することができると思います。
ひざだけとか足首だけで進むわけではありません。
また動きは柔らかくてもそれなりに力を入れないと
体は進みません。
後退する時に使う筋肉は
腹筋(たぶん大腰筋)、ももの前側、すねの筋肉です。
大腰筋はももを前に動かす筋肉です。
そこからももの前側に力を入れてひざを伸ばします。
最後に脛に少し力を入れてかかとを前に押し出します。
これにより床を強く押して後退の動作を作ります。
踊る時にいちいち
「まず〇〇筋に力を入れて…」
とかは考えていませんが、最初に理解する時や
うまくいかない時はどこに力を入れているかをチェックします。
筋肉は縮むことしかできない
ダンスにおいて筋肉を伸ばすように使うという言葉は
よく使われると思います。
たしかにある部分を意識して伸ばすことを目的として
動くことはありますが、筋肉を伸ばすことはできません。
それは伸ばしたい筋肉の力を抜いたまま
その反対の筋肉に力を入れているのだと思います。
つまり筋肉は
・力を入れて縮める
・力を入れないで縮めない(伸ばすのではない)
のどちらかの状態にしかなれないということです。
力を抜いただけでは筋肉は伸びないです。
場所によっては重力で少しは伸びるかもしれませんが
動作としては動きがない状態にしかなりません。
必ずどこかに力を入れて筋肉を縮めることで
他の場所を伸ばしているのです。
関節を伸ばすというのと、筋肉が伸びることは
全く違います。
足(脚)を伸ばす時もどの筋肉を縮めるのかを
考える必要があると思います。
筋肉が先か関節が先かそれが問題だ
ではダンスにおいて筋肉が関節より大切なのか?
それはなんとも言えません。
筋肉と関節(骨格)は呼吸のように
ふたつでひとつだからです。
呼吸で吸うのと吐くのとどちらが大事かは
なんとも言えないと思います。
ただ人によって吐く方を意識する方がいい人と
吸う方を意識した方がいい人がいるのは事実です。
筋肉と骨格でもおなじです。
骨を意識した方が上手く踊れるなら
それでもいいでしょう。
筋肉を意識した方がいいひとは
筋肉を動かす意識で踊ることをお勧めします。
ただ筋肉と関節(骨格)の関係を少し意識することが
自分の動きを思い通りに近づけることに
役立つと思います。
〜まとめ〜『筋肉で関節を動かす。関節に従って筋肉を使う。』
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