《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《体の使い方》骨格と筋肉のどちらが大事なのか 【筋肉あっての骨格、骨格あっての筋肉】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Mathew Schwartzが撮影した写真

 

ダンスを踊る時に限らず、体を動かすということは

主に次のふたつの要素があると思います。

 

・骨格

 

・筋肉

 

そのどちらを使うかは人によってイメージが違うでしょう。

 

今日は骨格と筋肉のどちらを使うとダンスにはいいのかを

僕なりにお話しします。

 

骨格|体を支えて、動きを制限する

 

 


 Unsplashdada_designが撮影した写真

 

 

まずは骨格です。

 

骨は硬く伸び縮みしたり曲がったりはしません。

 

ひじやひざは関節なので骨格ではありますが、

骨と骨の継ぎ目ということです。

 

骨格の大きな役割は次のふたつです。

 

(1)体を支える

 

(2)動きを制限する

 

順番に見ていきましょう。

 

(1)体を支える

まずは体を支えるということです。

 

筋肉は力を抜くと柔らかくなります。

 

そのため人間のように立っているために筋肉だけだと

とても大きな力が継続的に必要になります。

 

ほぼ筋肉だけの生き物はタコなどです。

 

タコは浮力の働く水の中でも

割と地面に潰れているような感じでいることが多いと思います。

 

もちろん目立つと食べられてしまうというのもあるともいますが、

それだけ立っているような状態を筋肉だけで保つのは難しいということでしょう。

 

昔SFであったようなタコ型火星人などは、現実的にはかなり効率が悪いということです。

 

骨格は硬いので、力を入れていないくても体を支える作用があります。

 

そのため筋肉をほとんど使わなくても

理論上は立つことができます。

 

この空いた筋肉は他の目的のために使うことができるということです。

 

 

(2)動きを制限する

また骨格特に関節は動きを制限する作用があります。

 

もし骨がなかったら、筋肉は全ての方向に自由に動くため

目的の動きをすることが難しいかもしれません。

 

そういう意味ではタコさんはすごい。

 

それはさておき骨自体は動きません。

 

また関節もその多くは動く方向や量が

ある程度制限されています。

 

そのため動く方向や量が制限されていることで

目的の動作を簡単に行うことができるとも言えるでしょう。

 

筋肉|縮むことで骨格を動かし、止める


Unsplash
julien Tromeurが撮影した写真

 

次に筋肉の働きを見てみましょう。

 

筋肉がができる行動は次のふたつです。

 

・縮む

 

・縮まない

 

間違えやすいのは筋肉が伸びると思っていることです。

 

確かにストレッチをすると筋肉は伸びますが、

これは伸ばしたい筋肉に対応する反対の筋肉が縮んでいるということです。

 

筋肉はそれ自体が伸びるという動作ができません。

 

縮むか縮む動作をしないかのどちらかとなります。

 

これは構造上のことなので、鍛えるとかそういうことではありません。

 

ダンス的には伸ばすように使うと言いますが、

その時はどこか別の場所を縮めるか重力など外からの力を使うことになります。

 

さて筋肉の働きとしては、関節の動きをコントロールすることがあります。

 

コントロールする方法は

 

(1)関節を動かす

 

(2)関節を動かさない

 

のどちらかになります。

 

(1)関節を動かす

これは文字通り関節を曲げる、伸ばす、また股関節などなら回転もできます。

 

どこに力を入れるとどのように動くかはそれぞれ違いますが、

効率よく筋肉をつかって関節を動かします。

 

逆にいえば筋肉に力を入れても

関節以外の部分は動きません。

 

例えば股関節とひざの間、つまりももの真ん中を曲げるように力を入れても

何も起きないということです。

 

もし何かが起きたということは、大腿骨が折れたということです。

 

実際にそんな力はないと思いますが、

イメージとして曲がらないところを曲げようとしたりすると

無駄な力が入ってしまうことがあるでしょう。

 

 

(2)関節を動かさない

これは特に姿勢を保つために使います。

 

関節を動かすために力を入れるなら

筋肉を使わなかったら関節が動かないかというとそれも違います。

 

まず重力があるので、筋肉の力を全部抜いたら

ぐしゃっと潰れて下にしゃがんでしまうでしょう。

 

またスタンダードのホールドのように

回転した時の遠心力などに対して

形を変えないということも筋力で行います。

 

関節は動きを制限していますが、その関節が動くべき方向や量に対しては

ブレーキがありません。

 

そのため関節の曲がり具合を保ちたい時は

力を入れて固める必要があるということです。

 

それ以外にも筋肉に力を入れることでハリを出し

見た目に強く見せるということもあります。

 

ボディビルダーのポーズのようなものです。

 

これは体の動きという観点からは少し外れるので

今回は触れていません。

 

筋肉と骨格は両輪で動く


Unsplash
julien Tromeurが撮影した写真

 

ここまでの話を総合すると

骨格と筋肉は両輪であることがわかると思います。

 

筋肉が大事とか骨格が大事とかそういうことではありません。

 

ただ意志を持って動かすのは筋肉なので

そういう意味で筋肉を使うという人がいるのも理解できます。

 

しかしそこには関節の動き、つまり骨格があるということを理解することで

より筋肉を効率よく使うことができでしょう。

 

〜まとめ〜『骨格と筋肉のダブルスープ』

関連記事

 

jumbo-miyake.hatenablog.com

 

 

 

 

お問合せご意見、ご感想などはこちら

お問い合わせフォーム

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 社交ダンスへ
にほんブログ村


社交ダンスランキング