こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
Unsplashのcharlesdeluvioが撮影した写真
レッスンで言われたことがなかなかできないとか
安定してうまく踊れないというのは皆さんの悩みだと思います。
「フィードバック」という考え方
UnsplashのJason Strullが撮影した写真
この「フィードバックという言葉は
誰しも聞いたことがあると思います。
<フィードバック(feedback)>
もともとは制御工学の言葉で
目標の結果と実際の結果の差を修正するようにして
目標に近づける制御方法。
反対後はフィードフォーワードです。
<フィードフォーワード(feedforward)>
目標の結果に到達するようにあらかじめ計画し
その通りに動くこと。
参考 #05 運動の制御には2種類ある! | 運動学習科学研究室
どちらにもメリットとデメリットがあり
両方をうまく使うことにより
動作をスムーズに行うことができます。
「フィードバック」は3種類
UnsplashのShumilov Ludmilaが撮影した写真
まずフィードバックについてです。
これはやってみた結果を見て
次の行動を修正することです。
どんどん修正するので動作の成功確率は上がっていきますが、
処理する情報が多く、スピードがありません。
要するに考えることが多いということです。
ただ何においても最初は全くできないので
フィードバックを使うしかないです。
ダンスにおいてフィードバックは大きく分けて3種類あります。
(1)他人からもらうフィードバック
フィードバックは目標の結果と実際の結果の差を
修正することです。
目標がわからないうちは
修正もできません。
そのため最初は他人に習って
どのくらい誤差があるかを教えてもらうしかありません。
ただ赤ちゃんなどは教えてもらわなくても
歩けるようになるので試行錯誤を繰り返すことで
ある程度はできるかもしれません。
ただダンスに関して言えば
習うのに対して莫大な時間がかかってしまうと思います。
まずは他人からフィードバックをもらい
その通りに修正していくのが簡単だと思います。
(2)自分でやってみてからフィードバックする
ある程度目標となる動作がわかってきたら
自分で意識してやってみましょう。
この状態はすこしフィードフォーワードを使っている状態です。
1回やってみたら目標とどれくらいずれているかを
確認しましょう。
たとえばワルツのナチュラルターンをしたとしましょう。
ライズして足を閉じた時に後ろに倒れそうになったら
体を少し前に動かすように気をつけて
もう一度行います。
次が前に倒れそうになったら
先ほどの半分くらい後ろに行くようにします。
このように少しずつ修正して
足の上に立てるような位置に近づいていく作業です。
失敗することが前提にあるので
うまくいかなくても気にすることはありません。
ただやった結果を確認して
次の少しずつ修正することが大事です。
ただ繰り返すだけでは意味がないので
ご注意ください。
(3)動きながらフィードバックして修正
慣れてきたら動いている中で随時フィードバックしていきます。
このまま行くとちょっと後ろに倒れそうだと思ったら
少し前に修正していくといった感じです。
あとは失敗する時のパターンも読めてくると思うので
そこに入っていきそうなら早めに修正していきます。
このように動いている間にも常にフィードバックを得て
修正をかけながら最後まで踊っていけば
より成功率が高まると思います。
「フィードフォーワード」は慣れてから
UnsplashのJacob Bentzingerが撮影した写真
フィードフォーワードはある程度動きが身につかないと
できません。
そのため最初はあまり気にしないで大丈夫です。
ただ最終的にはこの動きをすれば
ある程度(90%くらい)は成功するという方法を
確実にできるようにしていくことが大事です。
これがフィードフォーワードで
なるべくやりやすい方法で覚えることが大事です。
あらかじめ計画通りに動く方が
フィードバックを得ながら動くより
考えることは少ないです。
そのためなるべくフィードフォーワード
つまり計画的に動くことが大事です。
両方をうまく使う
UnsplashのMark Fletcher-Brownが撮影した写真
しかし完璧気な計画はなく
かと言って全てをフィードバックで踊っていたら
頭がいっぱいになってしまいます。
つまりこうするぞという計画(フィードフォーワード)と
計画との誤差を修正する(フィードバック)を組み合わせて
踊っていくことが大事です。
とくにフィードバックでは自分をチェックすることが
一番大切で難しい部分です。
そのため他人に見てもらいチェックするのが
一番早く簡単な方法と言えます。
ただ今は簡単に動画を撮影できるので
スマホで撮ってすぐ見るなどでもフィードバックを
得ることができます。
気合や根性ではあまりうまくはなりません。
また自分の考えばかりでも
上達はほとんどできないでしょう。
自分でフィードバックを受けるのと
自分の考えだけでやることは似て非なるものです。
自分の考えだけというのは
自分が完全にできているという前提が必要だからです。
上手な人や上達が早い人は
自分が完璧にはできないことを知っています。
俺はできていると思っている人は
すでに危ないと思ってもらって大丈夫です。
ただそんな人はこれを読んでいないので
伝わらないとおもます。
逆にこのブログを読んでいるあなたは
すでに自分の外に客観的な意見を求めようとしているので
多分大丈夫です。
このまま頑張ってください。
〜まとめ〜『フィードバックをどこから得るかが大事。』
関連記事
お問合せご意見、ご感想などはこちら