こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのLaurent Peignaultが撮影した写真
スタンダードではプロムナードというポジションがあります。
ラテンにもあるのですが、プロムナードポジションが苦手とかの話では
圧倒的にスタンダードに関わることが多いでしょう。
普段はPPと呼ばれることが多いです。
これはPromenade Posisionの頭文字をとった略称です。
ダンス教師の試験ではCBMとCBMP以外は
略称を使ってはいけないと習いました。
PPではなくてプロムナードポジションと言えってことです。
ただ99%はPP(ぴーぴー)と言っているようなので
なんの規則なのかはわかりません。
今日はPPが苦手な人に送る
PPの意味と苦手意識を少なくするコツを
僕なりにお話しします。
PPは何のため?
UnsplashのClay Banksが撮影した写真
まずPPはなぜ使われるのでしょうか。
最初に使われた時のことはわかりませんが
ふたりで前進したかったのだと思います。
人間は前進と後退ならほとんどの人が
前進の方が得意だと思います。
ダンスにおいてはともかく
普段から後退している人はあまりいないでしょう。
体の構造も前進することを念頭に作られていると思います。
ただスタンダードでは向かい合って組んでいるため
ひとりが前進の時もうひとりは必ず後退になります。
ただ誰かがこう思ったのでしょう。
「あ〜なんか2人とも前進するパラダイスみたいなダンスがして〜」
これがPPの最初のきっかけだったと思います。
後退より前進の方がパワーが出せるので
2人で前進すれば最強じゃんってことです。
また男性が左に、女性が右に進むのは
そちらの方がホールドの長さが長く
余裕があったからでしょう。
男性の左手と女性の右手は手同士でつながっていますが、
反対は腕が重なっているということです。
ただまともに前進したら足やボディがぶつかるので
ちょっと譲り合った結果がプロムナードポジション
つまり小径ポジションということです。
ちなみにプロムナードとは庭にある散歩道のような細い道のことで
多分狭い道を並んで歩く様子に似ているところから
名前がついたのだともいます。
PPを使うメリット
UnsplashのÀlex Rodriguezが撮影した写真
これは2人で前進できるという部分でしょう。
これにより推進力も大きくなるため
その後の進行や回転などの勢いも
多くつけることができます。
また顔の向きが同じ方向を見ることになるので
進む方向も合わせやすいと思います。
特に女性役は相手の動く方向が事前にわかるので
思い切って踊ることができるでしょう。
また細かい話ですが、すこし進行方向がぶつかるようになるため
ボディが押し合うようになります。
この反発を利用して大きなトップラインを作ったり
コンタクトが離れにくいというメリットもあるでしょう。
PPがどうしても苦手な人は?
Unsplashのlucas Favreが撮影した写真
まずPPが苦手な人はメリットをある程度把握するといいでしょう。
ただなんとなく窮屈なポジションだと思っていると
嫌いな気持ちだけが先行してより苦手になります。
ただPPにはメリットも多いですが、
必ず使う必要はありません。
どうしても使いたくないなら
クローズドポジションを中心にグループを組むのもありでしょう。
ただタンゴはなかなか難しいかもしれません。
それでもPPを少なめにして踊ることで
ボディポジションの変化が少なくなるため
ミスが少なくなることも考えられます。
以前世界でも有名な選手で
ほとんどPPにならないで踊っているのを見たことがあります。
もちろんその選手はPPが苦手とかではなく
なにか別の意図があったとは思いますが、
やろうと思えばある程度はできるということでしょう。
みなさんも、PPについて少し考えてみるといいかもしれません。
〜まとめ〜『苦手な人はPPにならないという手もあり』
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