《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《メンタル》レッスンがわからないのは次元の違いもある 【次元が上がると、見えてくる景色も変わる】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 


Unsplash
Aditya Chinchureが撮影した写真

 

 

ダンスのレッスンを受けると教えてくれる先生のいうことって

よくわからないことが多いと思います。

 

考えたこともないことや言われてもピンとこないことを

当たり前のように言ってくることがよくあると思います。

 

僕も習う時にそういう気持ちになったことが何回もあります。

 

そして教える立場になった時に

そのように言われたこともたくさんあります。

 

今日は教える人と習う人のギャップがなぜ起きるかを

両方の立場を経験した僕なりに分析してみました。

 

 

習う立場の人と教える立場の人の違い

 


Unsplash
Joshua Earleが撮影した写真

 

 

一番大きく違う点はダンスの技術、知識の差です。

 

ほとんどの場合教える人の方が技術、知識ともに大きいと思います。

 

もちろん実際に踊った時の差はそうでもない時もありますが、

知識量や経験なども加味すると教える人の方が

ある程度、あるいは圧倒的に幅広く知っていると思います。

 

そのため習う方としては全ての知識を総動員して踊っていても

さらに外側からの視点で見ていることがあるということです。

 

現代的に言えばメタ的な視点とも言えるでしょう。

 

わかっている人からすればたいしたことではなくても

知らない人からすると、理解不能な感覚があると思います。

 

例えるならこんな感じ

 


Unsplash
Ross Parmlyが撮影した写真

 

 

よく知識や技術に大きく差がある時に

「次元が違う」という言い方をする時があります。

 

これは比喩ですが、実際に次元が違うと起きることから

来ていると思います。

 

次元を一言で説明するのは難しいですが、

あることを表現するときの広がりの方向のことと言えます。

 

空間に対して1点しかない状態は0次元です。

 

それに対してあるひとつの方向に動けるようになると1次元です。

 

一般的には直線と呼ばれ、定規のように目盛がついていれば

場所を示すことができます。

 

この直線に対して直角な方向にもう一本別な直線を引くと

2次元となります。

 

数学で習ったXY軸がうんたらかんたらのやつです。

 

XとYの数値を決めるとひとつの場所が決められ

いろんな数値をとることで平面上の全ての場所が示されます。

 

札幌の住所みたいな感じです。

 

これがさらに直角に直線が増えると3次元です。

 

これを繰り返すことで無限に次元を増やすことができます。

 

ただ私たちは通常空間としては3次元の世界に住んでいます。

 

そのため4次元以上をパッと想像するのは難しいです。

 

もし2次元の生き物からしたら3次元のことが

わからないのと同じです。

 

もし2次元の生き物をコップの中に入れたら

全ての方向に壁があるため出ることができないでしょう。

 

しかし私たち3次元の生物からすれば

コップの高さが低ければ上方向に乗り越えれば

外に出られることがすぐ分かります。

 

これが次元の違いです。

 

そのため天井、壁そして床がある部屋に閉じ込められても

4次元の生き物はすぐに出ることができるかもしれません。

 

つまり次元が違うと低い次元からすると無理なことでも

高い次元では最も簡単にできるということが理論的にあるということです。

 

高い次元に行くには

 


Unsplash
Yusuf Evliが撮影した写真

 

 

ダンスにおいても同じ感覚があると思います。

 

低い次元で考えていても全くわからないことも

ひとつ高い次元に行ければなんてことないという感じです。

 

これはみなさんも経験的に感じたことがあると思います。

 

何年もできなかったことができるようになると

逆になんで今までできなかったのか不思議になる感覚です。

 

これがひとつ上の次元に行ったという状態とも言えるでしょう。

 

ダンスの場合は空間のようにしっかりとした理論で次元を説明できませんが、

上達すればするほどひとつの次元を越えるのに時間と労力があるように思います。

 

教える人は高い次元にいる

 


Unsplash
Sebastian Dumitruが撮影した写真

 

 

教える人は高い次元にいることが多いです。

 

しかし習う人はどんなに高くても同じ次元

多くの場合は自分より低い次元にいます。

 

ちなみに次元と人間としての価値は関係ありません。

 

次元が低いからダメとか、次元が高いから偉いとか

そういうことはありません。

 

ここ重要です。

 

さて教える時は習う人が迷子にならないように

次元の違いを踏まえてアドバイスする必要があります。

 

自分と同じ視座で相手がものを見ているわけではありません。

 

向こうがこちらの次元に来ることは目標ではありますが、

すぐにはそうならないので自分が相手の視座に降りる必要があります。

 

そこから次の次元に手を取りすこしずつ引き上げる必要があります。

 

なんでそんなことができないのと思っても

次元が違えば全く景色が違います。

 

みんな最初は一番低い次元から

少しずつ上がってきたはずです。

 

その時のことを思い出しましょう。

 

習う人は低い次元にいて当然

 


Unsplash
Jukan Tateisiが撮影した写真

 

 

一方自分が習う時は教える人より

低い次元にいて当然です。

 

そうでなければ習う価値がありません。

 

なので説明してくれることが理解できなくて当然です。

 

だって次元が違うんだもん。

 

もちろん理解意匠とする意思や姿勢は大事ですが、

まずはやってみることが大事です。

 

理解できなくてもいう通りにやってみましょう。

 

そうすると頭の中は次元が低くても

ひとつ次元の高い動作をすることができます。

 

そこで何かを感じることができれば

それが次の次元への第一歩となるでしょう。

 

いくら頭で考えてもわからないことがあるのは当然です。

 

ダンスは幸い体を動かすものなので

まず言われた通りに動いてみることで

見えない世界が見えてくることも多いと思います。

 

視座が上がると景色が変わる

 


Unsplash
Jason Hoganが撮影した写真

 

 

ちょっとでも次元が上がると

見えてくる景色も変わります。

 

今までできなかったことも簡単にできるようになるし

こうやったらいいかもと言ってアイディアも浮かんできます。

 

逆に頭を使っていても次元が変わらない

つまり目線が同じ高さにあるうちはあまり変化がないでしょう。

 

レッスンを受けて知識が増えているはずなのに

いまいち上達できない人は視座が変わっていない可能性があるでしょう。

 

自分の目的や大事なことの優先度などもう一度確認して

自分の次元が正しい方向に進んでいるかチェックすることをおすすめします。

 

〜まとめ〜『知識や技術も大事だけど、視座も大事』

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