《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《ダンス競技会》北海道ダンス選手権を見た選手係のつぶやき 【宮下さん、まよさんお疲れ様でした。】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。



10/8(土)に北海道知事杯争奪北海道ダンス選手権大会が

小樽市総合体育館にて開催されました。

 

コロナ禍の中での開催でしたが、

今回は選手に対するマスク着用義務がなくなり

久しぶりに予選から溌剌とした選手の表情をみることができました。

 
お客様もそんな笑顔でのダンスを見て楽しんでいたように見えました。
 
今日はこの北海道選手権でのいろいろを
僕なりにお話しします。
 
 

スタンダード各部門の様子

 


Unsplash
Drew Dizzy Grahamが撮影した写真

 

午前中はシニア、アマチュア下位級の予選からスタートです。

 

このあたりは常に激戦で

大会によって大きく順位が変わることもあります。

シニア部門は全国でも活躍する徳原組が優勝しました。

 

決勝上位の実力は伯仲しており

次回がどうなるかはわからないと思います。

 

<シニアスタンダード>

優勝した徳原組は安定したシェイプと動きの滑らかさが

特徴として感じます。

 

競技会では何回も踊るので

安定感というのはとても強い武器になります。

 

とくに今回のように会場が大きい場合

景色が普段と大きく違うため踊りのバランスが崩れやすい時があります。

 

このようなときでも安定感があると見た目もいいのはもちろん

自分自身も焦りなどが生まれにいと思います。

 

次点には斉藤組が入りました。

 

着実に順位を上げているカップルで

楽しんで踊っているように見えます。

 

見た目が楽しそうだと応援している方も

楽しくなるのでとてもいいと思います。

 

3位は嵯上組です。

 

経験も豊富で十分に優勝のチャンスはあったと思います。

 

動きの大きさと緩急の変化が特徴のカップルで

優勝した徳原組とはまた違うキャラクターです。

 

ダンスの場合はいろんな踊り方があり

こうすれば勝てるといったものがないので

自分の目指すスタイルを信じて進んでいくのがいいと思います。

 

<アマチュアE級スタンダード>

こちらのクラスも常に上位が入れ替わる

油断ならないクラスです。

 

とくにWTと種目が固定されているため

練習がしっかりと積まれているのか踊りがとてもこなれているカップルが

多い感じがします。

 

このクラスの上位カップルにはぜひ他の種目も練習して

D級以上に進んでいってもらえるとさらに楽しいと思います。

 

<アマチュアオープンスタンダード>

こちらは学生と学生OB、そしてジュニア出身カップルの

対決となりました。

 

とくに最近はスタンダードだけなくラテンでも

学生OBやジュニア出身の選手が上位に進出していて

学連生には厳しいかもしれません。

 

しかし強い選手と北海道内で対戦できるのは

経験としていいことなのでどんどんぶつかっていきましょう。

 

(本当にぶつかってはいけませんが)

 

優勝は志比組でした。

 

カップルとしての経験も長くなってきて

自分達の踊っていきたい道が見えているのだと思います。

 

自分達を信じて進んでいってほしいと思います。

 

2位は大木組です。

 

かれらも全日本クラスの競技会で

ラテンはファイナリストですがスタンダードも着実に

順位を上げてきています。

 

長い手脚と長いボディラインを活かした

スケールの大きなダンスが特徴です。

 

これからさらに上位進出してくる可能性が

大きいと思います。

 

3位は太田組です。

 

こちらもジュニア出身のカップルで力強いダンスが特徴です。

 

身長はそんなに大きくないですが、

動きの強さがすばらしく、競技ダンスとしてとても魅力的です。

 

今大会でもウインナーワルツ、スローフォックストロット

そしてクイックステップでは2位を獲得しています。

 

志比組や大木組より上位に位置している種目も多いので

ちょっと何かが変わったら一気に優勝の可能性もあります。

 

<プロフェッショナルスタンダード>

 

今回の大会においてプロ、アマのオープンクラス

単科戦が導入されています。

 

単科戦とは種目ごとに審査が行われ

準決勝に上がる時にメンバーが異なることがあるという大会です。

 

プロフェッショナルに関しては

決勝メンバーが全種目同じでした。

 

これはドラマチックな展開ではないですが、

上位進出選手が実力をどの種目でも安定して

発揮しているということなのでとてもいいことだと思います。

 

順位的にも順当にきまったのでしばらくは変わらないでしょう。

 

固定されてきているメンバーに食い込むためには

結構なパワーが必要となります。

 

しっかりと力をためて一気に壁を打ち破るしかありません。

 

ただこのような固定メンバーを一度打ち崩すと

結構上位に進出する傾向があるので

準決勝のメンバーは春の大会までに何か武器を磨くのも

いいかもしれません。

ジュニアチャンピオンのデモもあった

      ↑

本番前の雑誌取材中に写真撮影

 

今回は夏のジュニア全日本で優勝した3人が

フロアで記念デモンストレーションを踊りました。

 

スタンダードとラテンそれぞれで

優勝した時の種目踊る3人は

とても優雅でカッコよかったです。

 

夏の大会ではまだマスク着用だったのですが、

今回は表情までしっかりと見ることができて

個人的にはとても嬉しかったです。

 

最初はこの予定はなかったのですが、

1ヶ月ほど前にお願いして途中に入れていただくことができました。

 

選手の保護者の方にも喜んでいただけたので

僕としてもとても嬉しかったです。

 

 

今回の見どころはプロラテン





今回1番の見どころは

やはりプロラテンでした。

 

20年以上北海道でチャンピオンを続け

全国でも活躍してきた宮下組が今回の大会で

ラテン出場が最後ということで多くの観客の期待を集めました。

 

1次予選からいい意味でいつもと変わらない

完璧なダンスを展開していきました。

 

ただやはり最後だからか、観る自分がそう思って見るからなのか

どこか清々しさを感じるダンスだったと思います。

 

とくにここ数年は広川組、小斎組、西村組の若手3カップルが

激しいバトルを繰り返し宮下組に迫っています。

 

ただ今回は宮下組にスポットライトが当たっていました。

 

正確なテクニックとカップルのコネクション

周りへのアピールなど全てにおいて練習されているダンスが

観客の目を惹きつけるのかもしれません。

 

最後のセレモニーで(ラテンにおいて)全てをやり尽くして

ひとつの悔いもないということを言っていました。

 

とても羨ましかったです。

 

いまプロ、アマとわず全ての選手がいつの日か

競技を引退する日が来ます。

 

とくに学連の方は自分の意思とか変わらず

学生競技ダンスからは引退しなければいけません。

 

マチュアで続けることができると言っても

そこはまた違います。

 

たとえ同じカップルであっても。

 

その引退の日に「やり尽くしたので、ひとつの悔いもない。」と

胸を張って言えるようにこれからの日々を過ごすのもいいと思います。

 

一度引退すると取り返しはつきません。

 

すべての選手が来年に向けて(あるいはまだ競技会がある人は次の大会に向けて)

楽しく一所懸命ダンスに取り組むことを期待します。

 

僕もいつまでその気持ちを持っていられるかわかりませんが、

そのためのお手伝いを、できたらいいかなと思っています。

 

〜まとめ〜『我が生涯に一片の悔い無し』

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