こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのAnthony Cantinが撮影した写真
スタンダードを踊る時の姿勢は
ある程度決まっています。
細かく考えていくとキリはないですが、
一番シンプルにいえばほぼ十文字だと思います。
ただこの十文字もただつくればOKというわけにもいきません。
今日はスタンダードの姿勢について
僕なりにお話しします。
Level1 十文字の基本
Unsplashのhangjia xuが撮影した写真
まずこの十文字の基本的な部分を
確認します。
現在のスタンダードにおけるホールドは
ほぼ直角に交わっている十文字になります。
以前は矢印のように左右の線（＝腕）が
少し斜め下に下がっているのが良いとされていました。
現在は腕の高さがだいぶ高くなり
ほぼ水平になっていると思います。
もちろん体型にもよりますが、
縦と横は直角に交わるようにしましょう。
縦の棒は背骨や体の中心と考えるのがいいと思います。
ただ横の棒は腕の中心ではありません。
腕の下側の線を横棒に合わせるようにしましょう。
腕は肩のほうが太く指先に行くに従って
細くなっていきます。
そのため綺麗なラインが出やすいと思います。
腕の上側を水平にすると
肩の筋肉（僧帽筋）に力が入り踊りにくくなってしまうと思います。
ここは少し注意が必要です。
Level2 十文字の中心
UnsplashのHulki Okan Tabakが撮影した写真
次に十文字の中心はどこに置くのがいいでしょうか。
これも体型によるところは多いですが、
肩甲骨の間くらいがいいと思います。
みぞおちかそれより少し高いくらいだと思います。
ただ腕の位置と比べると
割と低く感じる人もいるのではないでしょうか。
ホールドが崩れたり、綺麗に見えない人は
この十文字の中心が高くなりすぎていることが多いと思います。
Level1でもお話ししましたが、腕の下のラインが
横棒と同じなので十文字の中心は腕の下と同じ高さ
つまり鳩尾くらいかその上当たりになります。
Level3 空間の意識
UnsplashのGabriel Tenanが撮影した写真
十文字の基本を確認したら
空間について考えてみましょう。
私たちが作る十文字によって
フロア上の空間を４つに区切っているのはわかりますか。
右上、右下、左上、左下の４つです。
この４つの空間のバランスが見た時の美しさや
踊りやすさにつながります。
ポイントは３つあります。
（１）男性役の空間は４つがほぼ同じ大きさのイメージ
男性役をする時は４つの空間は
ほぼ同じ大きさになります。
これによりまっすぐに立ち回転した時のバランスも良くなります。
とくに上の空間が小さくなると
女性の居場所が狭くなるので気をつけます。
気をつけるという意味では右の上の空間を
少し広めに取る意識がいいかもしれません。
右上の空間には女性の頭があります。
ここを狭くするということは
女性のトップラインも狭くなります。
十文字が崩れない範囲で
すこし右上の空間を広めにしてみてください。
（２）女性役は右上の空間をを広くする。
あれ？
女性は左開いていくから左の方が広いのでは？
と思った方もいると思います。
確かに見た目には左に広がっています。
でも空間としては右上を広くすることで
頭が左に行き結果的に左に伸びていくようになります。
ちょうど右肩の上で風船がどんどん大きくなっていく感じです。
膨らんでいく風船に押されて自分の頭が左に押し出されていき
結果的に左に広がっているようにすると綺麗にできます。
注意するのは下の空間は左右同じくらいにすることです。
下も右を広く左を狭くしてしまうと、
体全体が左に倒れてしまいます。
こうなると一瞬の見た目はいいかもしれませんが、
立っていないので踊ることはできません。
右上だけを広い空間としましょう。
（３）横棒は男性が下
最後に十文字の横棒についてです。
これは必ず男性のほうが少し下になります。
組んで見るとわかると思いますが、
男性の右手は女性の左腕の下にあります。
そのため男性の横棒が女性の横棒より上にあると
当然ホールドを綺麗に組むことはできません。
男性役の方が一段下にあることを
少し意識してみてください。
上手な人は綺麗な十文字がある
ホールドを綺麗に見せるためには
細かいつかい方や筋肉の動きがあると思います。
でもシンプルに上手な人って綺麗な十文字が
はっきりと見えると思います。
これはデモンストレーションや競技ダンスにおいては
けっこう重要だと思います。
自分はどんな十文字を描くのが一番良く見えるのかを
ちょっと意識するとまた違った感覚があるかもしれません。
〜まとめ〜『シンプルに縦と横。』
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