こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
みなさんは歩く時にどちらに歩きますか?
ほとんどの人が前に歩くと思います。
でもダンスでは後ろや横にも歩くことがあります。
今日は後退ウォークに関して
僕なりにお話しします。
後ろに歩くのは自然ではない
まず後退するという動作自体が
前進に比べてとても難しいということが大事です。
そもそも動物の中で後ろに進むことができるものは
限られています。
これは体の構造が前に進むようにできているからでです。
たとえば馬術などで馬を後退させることがあるそうです。
前に走るのがあんなに速いのだから
後退もさぞ速いと思いきやそうでもないそうです。
ほとんど足踏み程度で走るのは難しいそうです。
そういう意味では人間特にダンスをする人は
後退ができるので結構凄いのではないかと思います。
それはともかくまず後退という動作が
特殊な動作だということを頭に置いてください。
後退は足を出すのが先
よくダンスを習っていると
「足ばっかり出すんじゃない!」
「ボディから進みなさい。」
みたいな教えがあります。
もちろんこれは正しいです。
しかし前進と後退では少し脚の出し方も違います。
前進の場合はボディが前に動いていきながら
出す脚のひざが少し曲がり前に出ます。
次に体重が立っている足の上から外に出た時に
出す脚を伸ばしてステップするのが一般的です。
それに対して後退はまず少しだけ足を後ろに出します。
この動作はひざを曲げることで行います。
次お尻の筋肉血に力を入れて
モモから持ち上げるようなイメージで
大きく後ろに脚を広げます。
この時もまだ体重は前の足に乗った状態を
保っています。
十分に脚が開いてから押し出す脚を働かせて
体重が足の上から次の足の上に向かって動き始めます。
もちろん足だけでドーンと出すのはダメですが、
後退の時は前進に比べて足が先に動くことが
明かると思います。
お尻の上半分の筋肉を使おう!
このときポイントになるのが
お尻の筋肉です。
お尻と言ってもだいぶ上の方で
ベルトのすぐ下くらいの筋肉です。
まっすぐに立って脚を後ろにあげてみましょう。
そうすると、お尻の上の方に
ぐいっと力が入ると思います。
この部分の筋肉を使って脚全体を後ろに出すのです。
これは後退というより、上にあげるような感じになります。
ちょうど学校の下駄箱のふたのような感じです。
つまみを持って上にあげるタイプのがあると思います。
あの感じで脚を床から持ちげるようなイメージで
お尻に力を入れるといいと思います。
それと同時に体重の乗っている方の脚を曲げるので
実際に足が浮くことはありません。
この曲げると伸ばすのタイミングが
大きく進むためには必要になります。
前進する時は後退する人への気遣いも
ここまでお話ししたように
後退は前進に比べてだいぶ難しく不自然です。
なので前進するときも、多くの場合相手は後退しているので
何も考えないで進むとうまくいきません。
後退する人の足を出すタイミングや
進む間合いなどに注意して前進することで
ふたりがハーモニーを持って踊ることができると思います。
スタンダードは体がコンタクトしたまま踊ります。
この前進後退をスムーズに行うことができれば
その後の回転などもうまくいくと思います。
〜まとめ〜『後退は特殊技能』
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