こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのThomas Williamが撮影した写真
社交ダンスにはいろんな回転がありますが、
その中のひとつにヒールターンがあります。
苦手にしている人も多いと思います。
今日はこのヒールターンで多くの人が間違っているポイント3選を
僕なりにお話しします。
ミス1|ヒールだけで回る
UnsplashのVidar Nordli-Mathisenが撮影した写真
まずはヒールターンという名前から
ヒールだけで回ると思っている人が多いということです。
もちろんかかとで回転しますが、
最初から最後までかかとで回転するわけではありません。
用語集などでは回転の最初はボールで回転して
ヒールで回転を継続するとなっています。
また実際に踊る時にはそのさらに前に
股関節である程度回転を始めているでしょう。
通常135度(90度+45度)くらい回ると思います。
そのうち股関節で45度、ボールで45度、最後にヒールで45度くらいの
感覚で回転します。
もちろんこれはイメージで、明確にこの角度というわけではありません。
ただヒールターンといえども、ヒールで回る量は
それほど多くないというところが大事なポイントです。
これをヒールで全部回ろうとすると
さすがにバランスを崩してしまいます。
最後の仕上げがヒールで回るという感じでいいと思います。
ミス2|両足をそろえて回る
UnsplashのEmily Pottigerが撮影した写真
次はこちらです。
ヒールターンを見ると両足をそろえて回転しているように見えるでしょう。
これはある意味正しいです。
しかし最初から最後まで足をそろえて回転しているわけではありません。
というかむしろ両足は開いて回転しています。
揃った時は回転が終わる時ということです。
ちなみに両足を開いていると言っても前後に開いています。
これは1歩目が後退なので送り足、つまり揃える足は
前に置いてある状態です。
ここから引き寄せながら回転していき
回転が終わる時に揃えて乗り換えます。
先に揃えてしまうと体重の乗り換えも起きてしまい
回る足と逆の足で回転、あるいは両足で回転してしまうことがあります。
揃える足は徐々に揃えながらですが、
あくまでも足を前後に開いた状態で回転するということです。
ミス3|出る時にライズする
UnsplashのKarsten Winegeartが撮影した写真
ヒールターンの回転が終わり
最後は前進します。
このときに普通のライズ、つまりヒールを床から上げるのは
間違いです。
ここのライズはノーフットライズなので
かかとは床から離れません。
ただノーフットライズでもライズなので
3歩目の前進はつま先から出ることになります。
ひざとボディをしっかりと伸ばして
足の裏全体でで床を押しながら前に出るようにしましょう。
また相手がヒールターンをしている時は
2歩目でライズしすぎると相手を持ち上げてしまいます
とくに男性役の場合はかかとに余裕があるため
高く上がりやすい傾向があります。
こうすると女性役もかかとが上がってしまうため
ボディより頭の方が前に出てしまいます。
これでは大きなトップラインは保つことができません。
男性役も2歩目をついたら通常よりひざを緩めて
高さを保ったまま後退するとうまくいくと思います。
ヒールターンは意外と簡単
最初はヒールターンは難しいと思います。
でも遠心力やタイミングを少し覚えれば
むしろ難しくはない部分もあるでしょう。
それにバリエーションでクルクル回転する場合は
ヒールターンを避けることができません。
あまり苦手に思わずにポイントを押さえて練習すれば
結構できるようになるはずです。
ただ今回お話しした部分は
割とみんな間違えがちなので
気をつけるといいと思います。
〜まとめ〜『ヒールターンのポイントを押さえて楽しく回ろう』
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