《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《基本のテクニック2》ポジション理解のすすめ 【初めに3つ、その後必要な分だけ】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。



スタンダードでは(ラテンでもありますが)

ポジションというものがあります。

 

ポジションとはふたりの位置関係です。

 

ラテンなら位置関係がわりとわかりやすいですが、

スタンダードにおいては一見くっついているだけで

変わっていないように見えるかもしれません。

 

今日はスタンダードにおけるポジションについて

僕なりにお話しします。

 

anchor.fm

ポジションはいくつある?



スタンダードにおけるポジションは

意外とたくさんあります。

 

考え方によっても違いますが、

概ね8〜10種類くらいになると思います。

 

これは分け方によって変わってくるので

何が正しいかは人によって違います。

 

これからお話しするのは

ポジションの分け方の一例として

受け取ってください。

 

まず一番大事だと思うのは次の3つです。

 

(1)クローズドポジション

お互いの右ボディの前面がコンタクトしてる状態です。

 

一番基本のポジションで踊っている時間の中で

多く出てくる位置関係だと思います。

 

スクエアポジションというときもあります。

 

(2)プロムナードポジション

男性の右ボディの後ろと女性の左ボディの前面が

コンタクトしている状態です。

 

上から見た時にV字になると言われますが、

個人的には小文字のyが近いと思います。

 

ふたりが一緒に前進するポジションで

パワフルな動きが魅力です。

 

男性の右脚と女性の左脚が前進する時に

すこしテクニックが必要です。

 

(3)セイムフットポジション

男性の右ボディの前面と女性の左ボディ側面が

コンタクトします。

 

上から見た時にT字に近い形になります。

 

男性と女性が左右同じ足に乗ってステップすることが多く

ポジションの名前の由来になっています。

 

以上3つは必ず覚えておくと

踊る時に迷うことは少ないと思います。

 

他のポジションも紹介します



(4)ファーラウェーポジション

プロムナードポジションで後退すると

なぜか名前が変わります。

 

もしかしたら多少違いがあるかもしれませんが

プロムナードポジションと同じ形でOKです。

 

男性の左と女性の右が開きすぎないようにすることが

上手く踊るコツです。

 

(5)レフトサイドポジション

ウィングポジションとも言います。

 

お互いの左ボディの前面がコンタクトしています。

 

クローズドポジションの一種とも考えられますが、

多くの場合別に名前がつけられています。

 

ホールドがクローズドポジションに比べて

かなり崩れやすいので注意してください。

 

名前の通りウィングの時に出てきますが、

テレスピンを踊る時などに一瞬使う踊り方もあり

中級以上の人は知っておいて損のないポジションです。

 

(6)アウトサイドポジション

これは正確にいうとクローズドポジションですが、

大きく進む時に通常のクローズドポジションより

少し大きくずれることで足を出しやすくする効果があります。

 

以前はこの出し方はご法度でしたが

現在は動きやホールドの変化により

使っている人が多いと思います。

 

ただホールドが崩れたり

インラインの時も体の位置関係が戻っていないと

トラブルの元になります。

 

(7)チェックポジション

右回転から左回転に変わる時に

プロムナードポジションの形を取ることで

ふたりのねじれが大きくなり

その後の戻りがよくなります。

 

一般的に女性の方が少し多く回転して

プロムナード状になるようにします。

 

これによりシェイプが大きく広がって見えると思います。

 

逆に左回転から右回転に変わる時は

プロムナードと反対の形(カウンタープロムナード)に

することでやはり右回転をスムーズに始めることができます。

 

チェックドウィーブなどで使うと

効果的だと思います。

 

(8)カウンタープロムナードポジション

先ほどの説明で少し出てきましたが

プロムナードの反対向きの形です。

 

女性の右腰の後ろに男性の左腰が

コンタクトします。

 

この状態でふたりが前進すると

カウンタープロムナードポジションといいます。

 

これは通常のプロムナードより腕が短い(重なりが多い)ため

かなり窮屈になると思います。

 

以前はカウンタープロムナードポジションからファーラウェーなどの動きがありましたが

最近ではあまり見かけません。

 

難しい割に見栄えがしないんですよね。

 

つまりコスパが悪いということです。

 

特別な意図がない限りは使うことはないと思います。

 

(9)カウンターファーラウェーポジション

これはカウンタープロムナードポジションで後退すると

なぜか名前が変わります。

 

プロムナード&ファーラウェーの関係です。

 

これはスリーファーラウェーや

プロムナードからジグザグの動作で

ふたりとも足を後ろにかけた時に出てきます。

 

カウンタープロムナードに比べて

圧倒的に出現頻度は高く

覚えておいて損はありません。

 

体の捻りが強く出てキレのある回転を

演出することができます。

 

(10)ヒンジポジション

名前の通りヒンジをする時に出てくる形で

男性の左腰の前面と女性の右腰側面が

コンタクトします。

 

これはスローアウェーオーバースウェーをするときなどにも

使うことができます。

 

かなり女性が回転するので

バランスを崩したり右に入ってしまうリスクはありますが、

上手くいけば大きなシェイプを作ることができる

優秀なポジションです。

 

競技をする人にはマストなポジションだと思います。

 

使うポジションだけ覚える



うへ〜こんなにたくさん覚えられないよという人も

多いと思います。

 

別に全部覚える必要はありません。

 

ただ自分が使うポジションに関しては

しっかりと覚えておき

曖昧にしないことが踊りの質を安定させます。

 

スタンダードで調子の波が多い人は

ポジションが曖昧な人が多い気がします。

 

今何ポジションなのか?

 

次に何ポジションになるのか?

 

そういうこともしっかりとリード&フォローの中で

明確にすることがスタンダードを踊る時に

大切な要素の一つだと思います。

 

考えたこともなかった人は

まず(1)〜(3)を覚えましょう。

 

僕の感覚ではこの3つで9割以上踊れます。

 

あとは必要な時に覚えていけば

大丈だと思います。

 

〜まとめ〜『スタンダードは位置関係で踊りやすくなる。』

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