こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのAron Visualsが撮影した写真
ワルツやスローフォックストロットは
ゆったっりとした優雅なダンスです。
でも自分が踊っているときに
意外と曲から遅れたり、思ったより忙しく感じるひとも
いるのではないでしょうか。
今日はゆっくりとしたダンスなのに
なぜか遅れてしまう原因を
僕なりにお話しします。
スイングダンスでの動作
UnsplashのVultar Bahrが撮影した写真
まずワルツやスローで行う動作を
確認しておきましょう。
スイングを基準とすると
基本的な3歩のベーシックフィガーでは
1歩目 送り足を使って大きく進む
2歩目 ライズする
3歩目 ロアする
ざっくりいうとこんな構造です。
まずはこの動作自体がちゃんとできないと
この先には進んでいけません。
自分のペースではある程度できるのに
音楽に合わせるとうまくいかない人は
もしかしたらワルツやスローのゆったり感に
騙されているかもしれません。
次は各動作がどのくらいの時間があるかを
考えてみましょう。
各カウントの時間はどのくらい?
UnsplashのMalvestidaが撮影した写真
まずワルツを例に取ります。
ワルツは3拍子です。
つまり1小節に3拍あるということです。
ワルツの音楽はざっくりと1分間に30小節くらいなので
1小節は2秒です。
ということは2秒÷3拍=0.667秒/1拍ということです。
つまり送り足、ライズ、ロアをそれぞれ0.6秒くらいで
行わなければいけないということです。
とくにロアはステップしてから降りるフィガーが結構あります。
この時0.6秒のうち前半0.3秒で足を出して
後半の0.3秒でかかとを床につけてロアします。
一般的な人の感覚では0.3秒って一瞬だと思います。
もちろんガタッとなってはダメですが、
動作はけっこ早く行わなければいけないということが
わかると思います。
同じ考え方でスローフォックストロットも計算すると
1分間に30小節くらいなので1小節が2秒。
1小節が4拍なので1拍が0.5秒。
ロアする時にステップがあるので
0.25秒で足を出し、0.25秒でかかとを下ろしロアをする。
どうでしょうか。
みなさんが思っているスローフォックスロットのイメージと
合うでしょうか。
僕は全く逆でした。
はっきり言って0.25秒なんて一瞬です。
瞬きするくらいの時間でロアしなければなりません。
でも一回騙されたと思って
これで踊ってみてください。
できれば動画を撮影するといいでしょう。
意外と…普通です。
残念ながら。
時間配分を正しくするとゆったり踊れる
UnsplashのGlenn Carstens-Petersが撮影した写真
ロアが遅れるとその後の送り足も
焦って踊ることになります。
焦るからバランスも悪くなり
ライズした時に力が入る。
力が入ると硬くなり
ロアが遅れる。
この負のループに陥るのは
想像ができるでしょう。
カウントの長さは
Sの半分がQ,Qの半分が&など
みなさん知っていると思います。
でもそれが実際に何秒なのかを考えると
またイメージが変わるかもしれません。
ラテンでもルンバなどで計算してみるのも
面白いと思います。
〜まとめ〜『時間を意識すると、動作も変わると思う。』
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