こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのHasan Almasiが撮影した写真
スタンダードではホールドを組んで踊るため
ラテンに比べて上半身の自由度は少ないです。
しかし最近のスタンダードではホールドをしたまま
より自由で大きく上半身を使う踊り方が定着してきていると思います。
今日は上半身の大きな動きをするための方法2通りを
僕なりにお話しします。
方法1 スウェーを大きくする
UnsplashのSteven Weeksが撮影した写真
まずは左右のスウェーを大きくする方法です。
基本的なスウェーは横移動に伴うスイングの大きさによって
自動的に決まります。
大きくも小さくもならずに
自然にひとつの傾き加減になるということです。
スピードがあれば大きくなりますし、
回転の量が大きくなればスウェーも大きくなります。
ただそれだとある程度大きくはなっても
迫力ある動きにはなりません。
以前(僕がダンスを始めた時)は自然なスウェーが良いとされていました。
しかし今はそれ以上に大きく傾くことも
求められていることもあります。
このとき動きのスピードを増すことはそうそうできないですし、
回転量を増やすことはできません。
そこで本当のスウェーとは別にボディを動かして
スウェーに似た何かを作っていく必要があります。
基本的には体の横面を伸ばすようにして
大きく傾きます。
このとき前の面も伸ばしますが、
体重が後ろに行かないようにすることが大切です。
男性役は横のみを伸ばす感覚がいいと思います。
女性役は最初の姿勢として体の前面を伸ばしていますが、
左右への傾きを作るという上では側面だけを使う意識がいいでしょう。
体の側面を伸ばして左右に傾くのは
意外と難しいです。
前や後ろに知らないうちに傾いてしまうことが多いでしょう。
鏡を見たりして体の真横がどこにあるかをチェックしながら
何度も曲げる練習をするといいと思います。
この方法では左右の傾きがメインの動作となります。
ホールドの面の向きや顔の向きがひらひらと変化するところをつかって
表現するようにしましょう。
方法2 スウェーを中和する
次に傾きというよりトップの大きさを重視する方向けの方法です。
スイングに合わせて体を傾けるところは同じですが、
ライズの終わりに向かってそのスウェーを消すようにします。
これは主に女性が行う動作となります。
ワルツのナチュラルターンを例にとってみましょう。
カウント1〜2で女性は体の右側が伸びて、左に大きく傾きます。
そこからカウント3で両足をクローズしながら
左ボディを伸ばしていき、先ほどのスウェーを消すようにします。
両足のクローズやライズの度合いに合わせて
徐々に消していくことがポイントです。
そうすると傾きがなくなるに従って頭同士の距離が開き
トップが大きく前後に開きます。
最後はスウェーがほとんどないような状態を目指しましょう。
外から見るとそれでもしっかりとスウェーがかかっていて
なおかつ大きく傾いているように見えると思います。
ポイントはスウェーをしないのではなく消すことです。
つまり一旦スウェーをかけてから中和するように戻すのです。
スウェーを少なくしてしまっては棒立ちに見えてしまいますし
バランスも悪くなってしまいます。
タイミングが難しいかもしれませんが、
大きなトップラインを目指す人にはおすすめです。
両方使えたらいいよね
UnsplashのPriscilla Du Preez 🇨🇦が撮影した写真
この2つの方法でどちらが優れているかはありません。
どちらも一長一短というか目的が違います。
一番いいのは場面によって使い分けることです。
ただ自分がこんな感じで踊りたいというイメージをもって
それにより合う方法を基本として踊るのがいいと思います。
これができればスタンダードでも上半身をより自由に使って
楽しく思い通りに表現できるでしょう。
〜まとめ〜『スタンダードだって上半身を動かしたい』
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