こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのAlex Woodsが撮影した写真
スタンダードのホールドでは
腕を上げて相手と組みます。
このホールドの形は基本的に変えないで踊るのが
理想的です。
でもホールドが崩れてしまって
注意されたことがない人はいないのではないでしょうか。
とくにひじが下がっているからもっと上げてと言われることは
本当に多いと思います。
ただひじを挙げると肩が上がってしまい
肩を下げるとひじが…ムキーッってなったことはないですか。
僕は5000兆回あります。
今日はそんな僕がこうしたらひじを上げても
上げすぎたり肩が上がったりしないコツを
お話しします。
ひじの動きを観察しよう
UnsplashのMarten Newhallが撮影した写真
まずひじを挙げるといいますが、
ひじ自体はどのように動くでしょうか。
この場合はひじの関節の運動ではなく
ひじ自体が動く軌跡です。
スタンダードのホールドのように腕を上げる場面では
何もしていない時は体の横にぶら下がっている状態です。
つまり脇腹のあたりにひじがあるということです。
そこから上げていくと肩の横を通り
最終的には耳の横あたりに到達します。
つまり前から見た時には、
体の横で半円を描くように動いているということです。
エレベーターのように真っ直ぐに上下しているわけではありません。
ここは今回の話の中で重要なポイントです。
よくわからない人は鏡の前で
腕を横から上げてみましょう。
そうすると体の両側に半円ができるように
腕が動いているのがわかると思います。
肩の関節を中心に半円を描くということを
まずイメージしてください。
ボディからの距離は?
UnsplashのWilliam Warbyが撮影した写真
ではひじが半円を描いて動くことがわかったら
ボディからの距離を考えてみましょう。
最初気をつけのように下に下ろしている時は
ボディとくっついています。
距離は0(ゼロ)です。
そこから横に膨らむように半円を描いていくと
ひじは体からだんだん離れていきます。
そして肩の横あたりに来た時にいちばん遠くに行くと思います。
そこからさらに上げていくと半円の後半にはいり
またボディ(頭)の方に近づいていくるのがわかるでしょうか。
このようにひじは一度ボディ(中心線)から離れていき
また近づいてくるという動きをします。
ひじは中心からいちばん遠いところに
UnsplashのCole Patrickが撮影した写真
つまりひじを上げろというレッスンは
ひじを遠くにしようという意味とも考えることができます。
ひじが下がってしまっている時は
ひじがボディに近づいて位しまっている状態です。
そこでひじを上げようとすると
ひじが近いまま上に上げることになってしまいます。
そのため上腕(二の腕)の長さの関係で
肩の関節が上がってしまうのです。
ひじが近い状態で上に上げることは
不可能ということです。
綺麗なホールドのためにひじを上げるためには
自分のボディからいちばん遠い位置にひじを置くようにすることが
いちばんいいと思います。
ひじを遠くに置くメリット
UnsplashのSamuel Branchが撮影した写真
この「ひじをボディから遠くに置く」という考え方のメリットは
スウェーをかけた時などにひじが一緒に動いてくれることです。
ひじを下げないようにと思うと
スウェーで下がる方のひじが下がりにくく
結果的にボディが傾いているのに肘は高いということになってしまいます。
これはこれでホールドが崩れてしまっているので
綺麗な形をキープできません。
僕はシンプルに背骨(中心線)とひじの位置だけを考えて
中心線からひじがなるべく遠くにあるように意識します。
感じの「小」みたい感じです。
縦棒が中心線(ボディ)、左右の点がひじの位置です。
なるべく大きな「小」を作るのです。
そうするとグイグイ動いても
ひじの位置がボディに対していつも同じ位置にくるので
綺麗な位置が保てると思います。
〜まとめ〜「大きい小」
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