《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《スタミナ》社交ダンスのスタミナについて改めて考える 【バテる原因と解決方法】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Fitsum Admasuが撮影した写真

 

社交ダンスはいろんな楽しみ方があります。

 

基本的にはそんなに体力が必要ではないと思います。

 

ダンスタイムなどではゆったりと踊りますし

音楽も1〜3分くらいなので余裕でしょう。

 

ただ競技会やデモンストレーションに出るとなると

踊り方もハードになる時もあります。

 

特に競技会は踊る曲数も多くなるため

スタミナというのはとても重要な要素になるでしょう。

 

今日は踊るスタミナを維持するためにはどうするかを

僕なりにお話しします。

 

スタミナとは?


Unsplash
Aaron Burdenが撮影した写真

 

ダンスにおいてスタミナとは何かを決めます。

 

辞書を引くと、体力、精力、持久力などの意味があるようです。

 

ある程度予想通りの意味で大丈夫そうです。

 

では社交ダンスにおいて必要なスタミナはどのようなものがあるでしょうか。

 

ここはすごく大事です。

 

みなさんの中にも割と運動をしてきたので体力にはそれなりに自信があったけど

初めてダンスをした時に結構疲れたという方もいるのではないでしょうか。

 

スタミナというのはある程度共通点はあっても

どんなスタミナをどれくらいつけるかが大切だと思います。

 

ダンスにおいて必要なスタミナはだいたいこんな感じに言えるでしょう。

 

デモンストレーションなら

・2〜3分の音楽を全力で踊れる。

 

競技会なら

・1〜2分くらいの音楽を全力で踊れる

・各種目5〜7回くらい踊れる

・5曲(5種目)連続で2回くらい通して踊れる(しかも最後に)

 

といったところでしょう。

 

特に競技会では結構な回数を踊るので

スタミナが問題になることは多いと思います。

 

この後は競技会に出る時において

スタミナが切れてしまう原因とその対処法を

僕なりにお話ししていきます。

 

スタミナ1 基礎体力がない問題


Unsplash
Hans Reniersが撮影した写真

 

まずスタミナ切れが起きる一番んも原因は

基礎体力でしょう。

 

根本的な体力です。

 

たとえば

 

・1階分でも階段を登ると息が切れる

・10分以上立っていられない

・腕立て伏せや腹筋が1回もできない

 

このような人は基本的な体力が足りないと思います。

 

とはいえ一般的な生活をする上では困ることはないと思います。

 

ただ競技会に出ることを目指す人は

当然スポーツ的な要素があるのである程度基礎体力が必要となります。

 

このときに上記の条件に当てはまると

多分すぐにスタミナ切れを起こしてしまうでしょう。

 

基礎体力には大きく分けて2つあると思います。

 

・筋力

・持久力

 

もちろんダンスができればいいので

シュワちゃん(←古い)みたいにムキムキになれとか、

アベベ(←もっと古い)みたいにマラソンで爆走しろとかいうわけではありません。

 

いろんな方法がありますが、

先ほどの条件に当てはまるような感じの人は

まずウォーキングから始めるといいと思います。

 

散歩が好きなら普通に30分とか1時間とか歩くだけで

いいと思います。

 

ウォーキングをわざわざしたくないよ、時間がないよという人は

普段の生活の中で歩いたり立っている時間を増やします。

 

たとえば

・かならず最低でも1階分は階段で登る(降りる時はエスカレえーターOK)

・歩く時は姿勢をキレイにして大股で歩く

スマホを見る時は必ず立って使う

 

これを実践すればすぐにダンスに必要なスタミナはつくと思います。

 

スタミナ2 ダンスの技術問題


Unsplash
Vidar Nordli-Mathisenが撮影した写真

 

つぎにダンスについてです。

 

基礎体力はそこそこで他のスポーツをする時は

それなりにできるのにダンスの競技会でバテる人は

ダンス自体に問題があるでしょう。

 

スタンダードにおいて疲れる原因は主にこの3つです。

 

(1)体が離れる

(2)タイミングがズレる

(3)足音が大きい

 

ひとつずつ軽くお話ししていきます。

 

(1)体が離れる

スタンダードでは体がコンタクトして踊ります。

 

競技会においてもそれは同じなので

体が離れると評価が下がるのはご納得いただけると思います。

 

みなさんもそれはわかっているので離れないように

なんとかする必要があります。

 

練習中なら姿勢を直すとか、ポジションを確認するとかできますが、

競技会の最中ならどうでしょう。

 

そんなことは考えられません。

 

たぶん90%以上の人が腕でぎゅっと引っ張ると思います。

 

男女問わず

 

こうなるとさらに動きにくくなるためボディが離れて

腕がキツくなって…はい無限ループ(負Ver.)の完成です。

 

これは多かれ少なかれ起きるものですが、

進んでいくと加速度的に辛くなるので

可能な限り避けるようにするのがいいと思います。

 

(2)タイミングがズレる

スタンダードはコンタクトして一緒に動きます。

 

つまり二人三脚しているようなものです。

 

このためふたりが動くタイミングがずれてしまうと

とても負担になると思います。

 

僕も小学校や中学校で二人三脚やムカデ競争をしたことがあります。

 

ここで思ったことは走る速さよりタイミングが合っているチームが

圧倒的に速いということです。

 

ウサイン・ボルトベン・ジョンソン(←古い)、

そしてカール・ルイス(←超古い)を繋げてムカデ競争をしても

練習なしだったら速くは走れないでしょう。

 

ダンスでもふたりのタイミングが合っていることで

余計な引っ張りやブレーキが入らなくなるため

スタミナの浪費を抑えることができると思います。

 

(3)足音が大きい

最後は足音です。

 

音は関係ないんじゃないかなと思う人も

多いかもしれません。

 

しかし足音が出るということは

多少なりとも体に衝撃がきます。

 

それにより姿勢は崩れてしまうのです。

 

そのまま姿勢が崩れれば(1)でお話しした状態になり

スタミナは削られていくでしょう。

 

またもしそれに耐えることができても

その「耐える」という行動により余計なスタミナを消費します。

 

これは高いところから飛び降りているのと同じことです。

 

これが1歩1歩で起きるのです。

 

1歩当たりの体力消費は微々たるものかもしれません。

 

ただダンスでは1曲でもたくさん歩きます。

 

たとえば競技会でワルツを1分30秒(90秒)踊ったとしましょう。

 

ワルツは大体1分間に29小節つまり97拍です。

 

1分30秒なら

29小節x3拍x1分30秒(1.5分)≒130歩

ということになります。

 

しかも12&3など&カウントが入れば

その分歩数は増えるので実際は200歩くらいは

普通に歩くのではないかと思います。

 

こうなるとチリツモで結構なダメージなります。

 

たとえ1歩で0.1%の体力を消費するとしても

200歩で20%無駄に消費します。

 

5曲踊ったらそれだけで100%になるので

バテるのも当たり前です。

 

これ以外に正しい動きで消費する体力が必要。

 

なので踊る時の足音、つまり着地の衝撃は

可能な限り少なくすることが必要です。

 

 

スタミナ3 呼吸問題


Unsplash
Fernando Brasilが撮影した写真

 

最後は呼吸の仕方です。

 

これは正しいのはこうというのは

なかなか難しい部分があります。

 

しかしある程度一般的にこうしたらいいのではと

僕が思う方法をお話しします。

 

(1)そもそも呼吸してない

意外と多いのは呼吸していない人です。

 

「いやいやそんな人いるわけないでしょ〜」

と思うかもしれません。

 

しかし実際踊る時に呼吸をしていないひとは

割と多いです。

 

もちろん1曲通して呼吸していないわけではありません。

 

ただ頑張って踊っていたり、苦手なところを踊る時に

意外と呼吸が止まってしまいがちなのです。

 

こうなると当然酸素が足りなくなるため

エネルギーの代謝サイクルがうまく回りません。

 

また息が苦しくなって変なところで吸ったり吐いたりすると

動きと合っていないため姿勢が崩れたりふたりのタイミングがずれてしまいます。

 

そのためまず呼吸することが結構大事です。

 

(2)鼻から吸って口から吐く

つぎは呼吸の仕方です。

 

結構大事なことは鼻から吸うことです。

 

口から吸うと一気に入ってくるため

呼吸が浅くなりやすい気がします。

 

また口呼吸は姿勢に影響が出やすい気がします。

 

よく健康番組などで腹式呼吸が〜みたいな話があります。

 

あれはもちろん正しいです。

 

ただダンス、特にスタンダードでは腹式呼吸をすると

お腹が動くということなのでふたりのコンタクトがずれてしまいます。

 

また見た目にも姿勢が動くのであまり良くありません。

 

そのため鼻から吸ってなるべく体のとくにお腹の形が変わらないように

深く息を吸う必要があります。

 

このときできるだけ鼻から吸うことで

呼吸しやすくなると思います。

 

とはいえすぐに口で吸ってしまうのですが、

踊る前や普段はなるべく鼻で吸うようにして

体に覚え込ませる必要があるということです。

 

(3)音楽に合わせて呼吸する

続いて呼吸のタイミングです。

 

これは音楽やそれに伴う自分たちの動きに合わせて

呼吸しましょうということです。

 

ダンスに限らず呼吸は酸素を取り入れて

二酸化炭素などを出すためだけに行うわけではありません。

 

筋肉の動きにも深く影響します。

 

たとえば大きな力を出す時には

息を吐きます。

 

空手などで瓦を破るときなどに

「ヤーッ!」と声を出すのも

息を吐く動作をするためだと思います。

 

試しに息を吸いながらタンゴのリンクをしてみましょう。

 

面白いくらいできないともいます。

 

次は息を吐きながら、あるいは「ヤーッ!」っと言いながら

リンクしてみましょう。

 

いい感じだと思います。

 

このように呼吸と動作は密接に関わっています。

 

ここがずれていると無駄な筋力でそれをカバーするため

スタミナも浪費しバテる原因になると思います。

 

踊り込みは意味があるか


Unsplash
Jonathan Cosens Photographyが撮影した写真

 

よく言われることは踊る体力は踊ってつけないと意味がないというものです。

 

筋力に関しても同様のことが言われることが多いです。

 

これに対して僕の答えは

「やり方による」

です。

 

逃げたなと思うかもしれませんが、

本当にやり方によるのです。

 

たとえば5曲続けて踊ることを3回行ったとしましょう。

 

全力で正しく踊っていればかなりいい練習になり

スタミナも増えるでしょう。

 

しかし5曲続けて踊るための踊りをしていたら

全く意味はないというかむしろマイナスです。

 

せっかくレッスンなどでいいダンスを学んでも

その踊りと違うダンスを踊って体力をつける(と思っている)のは

全く意味がありません。

 

あくまでも最高の踊りをしながらスタミナをつけるという意志がないと

踊りが崩れて終わりです。

 

レベルが低いうちは

「踊り込み=踊った回数が多くなるからうまくなる」

という段階もありますがこれはかなり最初だけです。

 

ダンスにおけるスタミナは

疲れないで動き続けることではなく

疲れてもいいから最高のダンスを音楽が演奏されている間踊り続けることです。

 

〜まとめ〜『スタミナとは最高のダンス継続力』

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