こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードで回転する時は
ホールドを組んでいるので
ふたりの回り方が少し違います
ラテンのスポットターンなどのように
ひとりで回る時とは違います。
今日はふたりで組んで回るときに違うこと３つをご紹介します。
違うこと その１〜タイミングが違う
スタンダードで回転するときは
ボディがフィットして一緒にまわっているようにみえます。
でも実際は少しだけ回転のタイミングは違います。
通常ひとりは後退から回転に入り
もうひとりは前進から回転に入ることが多いと思います。
このときに後退の人はすこしだけ先に回ります。
前進の人は後から回転します。
いろいろ理由はありますが、
僕のイメージはドアと人の関係です。
ドアを向こうに開けて部屋に入る（あるいは出る）ときに
自分とドアのどちらが先でしょうか？
もしあなたがFBIなどで犯人逮捕のために突入するのでなければ
通常ドアが先に開いて、そこにあなたが進んでいくと思います。
ダンスも後退の人がドアのように少し先に開き
前進の人が通り抜けながら回転していきます。
こうすると押したりぶつかったりしないで
スムーズに回ることができると思います。
違うこと その２〜移動距離が違う
ふたりが組んで回る時は
同じ回転量でもコースが違います。
陸上競技場をイメージしてください。
内側から１コース、２コース…とならび
８か９コースくらいまであると思います。
100m走は最初から最後まで直線なので
スタートもゴールも同じ位置です。
でも200mやそれ以上になると
スタートの位置がずれているように見えませんか？
もしカーブがあるのに同じ線からスタートすると
外側のコースの人の距離が
長くなってしまうのです。
そのため内側の人が後ろの方、
外側の人が前に位置してスタートして
ゴールが一直線になるように調節しています。
なお競馬のようにコースがない時は
多少の差はありながらも
スタートがまっすぐなときもあります。
ただダンスをする時はふたりの進むコースが
自由になってしまってはうまく踊ることはできません。
そのため陸上のコースが決まっている種目のように
なっているのです。
ただ陸上競技と違いスタンダードでは
スタートもゴールも同じ位置になります。
そのため距離をたくさん動きながら回転する人と
距離を小さめに動いて回転する人が出てくるのです。
一般的に後退ではいる人が小さい動き
前進ではいる人が大きな動きを担当します。
PPやファーラウェーなどふたりとも前進あるいは後退の時は
どちらが大きく動くのかをしっかりとチェックする必要があります。
違うこと その３〜回る方法が違う
これは必ずではないですが、回転の方法が違う時があります。
たとえばテレマークを見てみると
女性は後退から入りヒールターンと言って
右足のかかとを滑らせて回転します。
それに対して男性は左足前進した後に
右足を横に出しながら回転します。
またスピンターンなどは
男性は後退から右足をハの字に開いて前進しますが
女性は右足前進した後左足に乗ってその左足のボールで
滑って回転します。
このように回転のテクニックが少し違うこともよくあるので
相手がどこでどうやって回っているかを確認するのも
回転をうまく回るコツのひとつです。
回転の違いを「外回り」「内回り」という
このいろんな違いをまとめて
「外回り（そとまわり）」「内回り（うちまわり）」といいます。
外回りは外側を回る人で
・回転のタイミング 少し後
・移動距離 大
内回りは内側のコースの人で
・回転のタイミング 少し先
・移動距離 小
です。
距離やタイミングの差は
その回転の種類にもよるので
いろいろ研究してみてください。
今週末に日本インターが開催されます。
この大会ではベーシックの競技が行われます。
今年はクイックステップで元チャンピオンによる
お手本動画が公開されています。
外回り内回りも見やすいので
ぜひ参考にしてください。
〜まとめ〜『一緒にまわるためには、一緒にまわっちゃダメ。』
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