《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《テクニック》社交ダンスにも教科書があるのよ 【僕調べで教科書の違いを解説】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 

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社交ダンスには社交ダンスの教科書があります。

 

これは本屋さんなどではあまり売っていないと思いますが、

どなたでも自由に買うことができます。

 

JBDFではFAX(!)のみの受付ですが

買うことができます。

 

JDC,JCFのページでは見つけることはできませんでした。

 

興味のある方はお近くのダンス教室に

お問い合わせいただく方が

早いかもしれません。

 

さて今日はこのダンスの教科書に関して

お話しします。

(今日は技術の解説ではないので気軽にどうぞ)

spotifyanchor-web.app.link

 

ダンスの教科書にはいくつかの種類がある

 

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社交ダンスの踊り方は一つではないのと同じように

教科書もいくつかの種類があります。

 

僕が知っている範囲内で

 

・リバイズドテクニック(銀色で横長のやつ)

 

・ザ ボールルームダンス テクニック(今はあずき色のやつ アレックスムーア先生著)

 

・テクニック オブ ボールルームダンスィング(水色のやつ ガイハワード先生が書いた)

 

・WDSFダンススポーツ教本(黒いやつ JDSFで買える)

 

くらいでしょうか。

 

他にもバリエーションで使われるフィガーを解説した

教科書もあります。

 

今回は一番ベーシックなものを挙げてみました。

 

それぞれ収録されているフィガー、説明方法などが

少しずつ違います。

 

僕が感じる違いはこの後解説していきます。

 

それぞれの特徴はこんな感じ

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(1)リバイズドテクニック

これはあまり使ったことがないので

ふわっとした感想になります。

 

まず本が横長という特徴があります。

 

これはチャート(表)の中にカウントやフットワークなど

全ての要素が入っています。

 

そのためいろんな動作を確認しながら見るのには

とてもいいと思います。

 

ただ最近はあまり見かけないので

改訂されているかもしれません。

 

(2)ザ ボールルームダンス テクニック

これはアレックス・ムーア先生が書いた教科書です。

 

アレックス・ムーア先生は大会の名前にもなっているくらいの方で

社交ダンスの体系化に大きく貢献した人のひとりです。

 

僕はこの教科書で勉強したので

一番馴染みがあります。

 

今はあずき色ですが、僕の時はうす緑でした。

 

この教科書の特徴はフィガーの終わりが

次のフィガーの1歩目と重なっていることが多いということです。

 

たとえばフェザーステップは通常SQQと3歩だと思います。

 

でもこの教科書には4歩で書かれていて

一般的にリバースターンの1歩目となる足まで

書かれています。

 

これのいいところは次へのつながりがわかりやすいことです。

 

そのフィガーの後にどんなふうにステップがつながるかを

事前に知ることができます。

 

わかりにくいところはつなげて踊る時に

そこをわかっていないとステップがダブるような感じがすることです。

 

ここを読み解きながら読むことが

ちょっとめんどくさいかもしれません。

 

またスローのスリーステップが

すごく変な感じがします。

 

一般的なものに比べて2歩目から書いてあるように感じます。

 

多分ライズ&フォールの関係でそうなっているのだとおもいますが、

ここはわかりにくいかな〜。

 

(3)テクニック オブ ボールルームダンシング

これは先ほどと違いフェザーステップが3歩で終わり

次に繋がっているので順番に繋げていけば

踊れるのでわかりやすいと思います。

 

これも僕はあまり勉強したことはないのですが、

見やすさは(2)ザ ボールルームダンス テクニックと

同じくらいに見えます。

 

また(2)ザ ボールルームダンス テクニックにないフィガーも

収録されていて結構役に立つと思います。

 

(4)WDSFダンススポーツ教本

これはひとことで言うなら難しいです。

 

もちろん内容は非常に細かく丁寧に書かれていて

興味深いと思います。

 

フィガーだけでなくライズ&フォールやボディのアクションなどに関しても

細かく書いてあり現在のダンスを理解するには

ある意味必須なのかもしれません。

 

とくに教える立場の人は所属にかかわらず

目を通しておくべきだと思います。

 

この教科書の唯一の欠点(?)は

5冊に分かれていて値段がまあまあすることです。

 

もちろん内容的には充実しており

無闇に高いとは思いませんが

5種目揃えると結構なお値段に…

 

重さもかなり重いので持ち歩くのは

難しいかもしれません。

 

(逆に筋トレになるかも)

 

教科書の前にダンスがある

 

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大事なことは教科書ありきのダンスではなく

ダンスがあって教科書があると言うことです。

 

よく「教科書ではダンスは踊れない。」と言う人がいますが

それは間違いです。

 

なぜなら教科書はそのときの最高のダンスを見て

それを紙に書いたものだからです。

 

もちろん紙に書く時にはその人の解釈がはいりますし

それを読む時にまた別の人の解釈がはいります。

 

また踊る人がその世界チャンピオンと同等の

技術があるわけではないのでどうしても同じものはできません。

 

しかし教科書の前には世界チャンピオンのダンスがあり

それを世界最高の人が考えて教科書にしているのは

紛れもない事実です。

 

教科書は完璧ではないし、世界チャンピオンだって

時代とともに進化していきます。

 

そのため教科書も年々改訂されて

以前は正しかったことが間違いとなったり

いままではダメだったことが正しい技術になったりします。

 

それは前の教科書がダメというわけではなく

ダンス自体が進化しているということです。

 

僕たちはその教科書をいかに読み解き

その時のダンスを学ぶかが大事だと思います。

 

興味がある人は教科書を買ってみるのも

いいかもしれません。

 

ちなみに英語版もある(というかこっちがオリジナル)ので

そちらも興味がある人にはおすすめです。

 

〜まとめ〜『ダンスの教科書は、最高の踊りを見て紙に書いたもの。』

関連記事

 

jumbo-miyake.hatenablog.com

 

 

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