《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《テクニック》効率良く踊るとは 【上達する上で大事な要素だけど、大きな罠がある】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Isaac Smithが撮影した写真

 

ダンスを踊る時は効率よく踊ることが大事です。

 

なるべくロスを少なくして

足やボディの力をうまく床に伝えて

ダンスの動きに変換していくということです。

 

ただこの「効率良く」や「省エネ」という言葉は

一歩間違うとただの小さいダンスになってしまうこともあります。

 

今日は「効率よく」とはなにかを

僕なりにお話しします。

 

まずは「効率」の意味を知ろう


Unsplash
Luke Chesserが撮影した写真

 

効率よくといってもまずは言葉自体の意味がわからないと

何も考えることはできません。

 

効率…仕事量に対して消費したエネルギーの比率、労力に対する成果の割合

 

参考

「効率」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

 

まあだいたい予想通りだと思います。

 

よりダンス的な言葉を使えば

使った筋力がダンスの動きに変わった割合といった感じでしょうか。

 

話を簡単にするために「移動」という部分に注目して

考えてみましょう。

 

たとえば僕が3m動きたいとしましょう。

 

この時に筋力を10使って動いているとします。

 

つまり10筋=3mということです。

 

もし2倍の6m動きたければ20筋使えば

解決です。

 

ただこれが唯一の解ではありません。

 

ここに「効率」というものがあります。

 

10筋=3mということは効率は3/10つまり30%ということもできます。

 

なので6m進みたいなら20筋を使うことで

いけるという計算です。

 

実際は同じ動作で2倍進むことは難しいですが、

ここでは単純に数字だけをみてください。

 

 

筋力を上げるのではなく効率をよくすることで

同じ筋力でも大きく進むことができます。

 

たとえば効率が2倍の60%になったとしましょう。

 

そうすると 10筋x60%=6m で同じ筋力でも

大きく進むことができます。

 

これが「効率」の意味です。

 

効率が良くなれば同じ力であるいはもっと少ない力でも

大きく進むことができるということです。

 

ダンスにおいて「効率」とは何か?


Unsplash
Phil Goodwinが撮影した写真

 

ではダンスにおいて効率を生むものはなのでしょうか。

 

それは技術、つまりテクニックです。

 

脚の使い方や体の使い方、ホールドの組み方など

技術をよりよくすることで筋力が無駄なく使われるようにすることです。

 

効率が悪い状態は力がいろんなところに逃げてしまい

本来の動きをするために使われていないということです。

 

例えれば穴の空いたホースで水を送っているような感じです。

 

蛇口から10の水が出ても穴から7、8の水が漏れていては

ちょっとしか水が届きません。

 

このホースの穴を埋めるのがテクニックです。

 

こうするといままで5の水を得るために

10も20も出していた水を6、7くらいにしても

ちゃんと5届くようになるということです。

 

足で床を押した力がうまく脚からボディに伝わり

最後まで滑ることなく送り切ることで

脚の筋力の仕事が漏れずにボディに帰って来れば

少ない力で大きなダンスを踊ることができるはずです。

 

 

「効率」の罠


Unsplash
Carla Quarioが撮影した写真

 

しかしここにも大きな罠が存在します。

 

僕も落ちたことがありますし、

多くの方が経験していると思います。

 

それは効率良くすることと筋力を下げることを

取り違えてしまうということです。

 

レッスンで習うことはその90%以上が

テクニックつまり効率を良くすることだと思います。

 

習った時はこんなに楽にできるんだ!と感動します。

 

この瞬間は

 

いままで 10の力で3動く

 

習った時 5の力で3動く

 

となり今まで通りの動きを少ない力でできるので

余裕が生まれます。

 

これは正しいです。

 

ただここで「楽に踊っていいんだ」という部分だけ覚えてしまうことで

効率の良さが戻ってしまうと

 

5の力で1.5動く

 

となっていつの間にかしょぼい動きになってしまいます。

 

ただ力みなどはないし、レッスンで習った時と同じ力具合なので

本人は分かりません。

 

また力が少ない方がコントロールもしやすいので

ダンスの質もある意味そんなに悪くありません。

 

ただ力が半分になって動きも半分になっているので

実際は何もうまくならずに、ただ踊りが小さくなっているということです。

 

もし踊りをより小さくしたいと思うならそれでもいいですが、

ほとんどの場合はこうなると思ったより見た目が良くないため

また力を入れてしまって元に戻るという堂々巡りに

陥りやすいです。

 

いつもの動きをより少ない力でできる、つまり効率がいいのと

少ない力で何かすることは違うということです。

 

 

エンジンを2倍にしてもOK


Unsplash
Esteban Zapataが撮影した写真

 

大切なことはどのように踊りたいかだと思います。

 

もし10の力で5動ける人が

10動きたいと思ったら効率を2倍良くするのが

ある意味理想です。

 

ただ力を2倍にして20の力で10動くことも

決して間違っているわけではありません。

 

テクニックが少ないうちはこちらの方が

すぐに効果を感じることができると思います。

 

また筋力が強く使えれば、将来効率が良くなった時に

より大きな動きができる可能性があります。

 

素晴らしいダンサーは筋力も大きく、効率も良いということです。

 

〜まとめ〜『脳筋はダメだけど、結局筋肉の強さが大事。』

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