こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
先日レッスンの時にこんな質問を受けました。
「ロックする時は止まりますか?」
その方がいうにはロックをする時に
しっかりと体を止めることでかけた状態を作っている
とのことでした。
確かにシャッセやロックでは足が揃うので
体もその場に止まりそうな気がします。
今日はこの問題に対する僕の考えを
お話しします。
【結論】 止まらない
結論から言うとロックやシャッセでは
体が止まることはありません。
スピードの変化はあるかもしれませんが
止まることはないと思います。
これはウォークの構造と体重の移動に
ヒントがあると思います。
まずロックとシャッセの違いは
進む方向です。
多くの場合前後に動く時はロック、
左右に動く時はシャッセになります。
そのため今回の話において構造としては
ほとんど同じと考えることができます。
シャッセもロックも足の動きは
「開く、閉じる、開く」という3歩で構成されています。
まず最初の開くの時に体重は
両足の間にあります。
次に両足を閉じた時に
体重が最初についていた足(開くでステップした足)の
真上に来ます。
そしてそのまま引き寄せた足に乗り換えます。
すると足1個分だけ体重が
足から進行方向に外れた状態になります。
そのため体は止まることなく進み続け
次の足が開きロック、あるいはシャッセが完了します。
足を閉じた時に止まるのはクローズ
足を閉じた時に止まるのは
「クローズ」と呼ばれる動きになると思います。
これはワルツのナチュラルターンやリバースターン
あるいはヒールターンを含むフィガーなどで使われます。
構造は「開く、閉じる」の2歩です。
シャッセやロックとは違います。
一番わかりやすい違いは閉じた後に
進む方向が大きく変わることです。
ナチュラルターンなら斜めに動いていたのが
フロアの板の目に並行に動きます。
ヒールターンも多くの場合45°+90°変化すると思います。
このような場合は閉じる前と閉じた後の動きが続いていないので
クローズ(閉じる)という動作になると思います。
一旦止まって次の動作をするのがクローズと
覚えてもらうといいと思います。
スピンターンなどで使うブラッシュ
動きの方向は変わるけど足の取り替え(体重の乗り換え)がない時は
「ブラッシュ」と言う動作になると思います。
これはスピンターンやインピタスターンなどで
回転しながら足を閉じますが
体重を乗り換えないでまた開く動作です。
文字にすると「開く、閉じる、開く」
ですが後半の閉じると開くは同じ足になります。
これも動く方向が大きく変わるのでクローズの仲間だと思います。
ちなみにスピンターンで基本より多く回り
動く方向が変わらない時はブラッシュはしません。※
※ブラッシュする人もいますが、教科書にはブラッシュしないと書いてあります。
踊り方は人それぞれでいいと思います。
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疑問と意識を持つことは大事
質問してきた方は結果的には
間違っていました。
でも僕はたとえ間違っていても
意識をして体を動かしていることは
いいことだと思います。
もし意識的にやっていることなら
変えることも難しくはありません。
無意識で間違った動作をしている人は
まず自分が間違った動作をしていることに
気づけないので治るまでに長い時間と手間がかかります。
そういういみでは今回ご質問いただいた方は
いい練習をしているのだと思います。
〜まとめ〜『間違えることは悪いことではない。』
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