こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
踊っている時に
「ちゃんと音楽に合わせて。」とか
「もっと音楽を聴いて!」とか
言われたことがあると思います。
僕は音楽を表現することが苦手でした。
というか習っているうちに
音楽表現が苦手だということがわかったという感じです。
今日はこの音楽に合わせるということに関して
僕なりの考えをお話しします。
みなさんの意見も教えていただけたら嬉しいです。
確かに上手な人は音楽に合っている
日本人でも海外の人でも
上手な人は音楽に合っているように見えます。
デモンストレーションはもちろんですが、
なぜか競技会でも曲の盛り上がりと
ダンスがぴったり合っていたりします。
競技会で選手はどんな音楽がかかるか
事前にはわかりません。
明るい曲か暗い曲か。
わかっているのは種目だけです。
そのためフロアに出て音楽がかかって
初めてどんな曲かがわかるのです。
初めて聞く曲がかかることも
珍しくありません。
なのに平然と音楽の流れと合っているのが
とても不思議でした。
一所懸命音楽に合わせたけど…
僕も音楽に合っていないと言われ
音楽を聞きカウントをしっかりと意識して
踊ったことがあります。
しかしあまり音楽に合って見えません。
なんとなく早く見えることが多かったです。
気をつければ気をつけるほど
音楽に合わない日々が続きました。
足の使い方やホールドなどは
少しずつ良くなってきても
なぜか音楽はうまく合いません。
変な話学生時代とかの方が
音楽に合っていました。
これは本当に悩みました。
カウントに合わせる≠音楽に合っている
いろんなコーチャーに音楽に合わせるとは何かを
質問して考えました。
そんな時こんなことを言われました。
「音楽のおもしろいところはアドリブだろ?」
アドリブとは本来のメロディーやリズムと違う演奏を
即興で行うことです。
つまり決められた通りではないやり方ということです。
ダンスにおいては決められたカウントから
ちょっと外れてみるということだと思います。
僕は今までカウントにぴったりと合わせることだけを
強く意識していました。
でもそれが逆につまらない踊りになっていたのです。
意識して音楽より早くしたり遅くしたりすることで
表現の可能性が広がったように感じました。
そう思って上手な人の動画を見ると
音楽のカウントよりわずかですが
長くとったり、逆に早く踊ったり
していました。
ただ外せばいいわけではないですが、
ぴったりだけが正解ではないということを
気づかされた瞬間でした。
ぴったり合わせられるから外すことができる
学生の頃の踊りがなんかよく見えたのは
音楽に合わせきれていないのが
すこし音楽の揺らぎのように見えていたからだと思います。
これは偶然だと思います。
でも揺らぎがないダンスをしていた自分としては
うまく見えたのもうなずけます。
しかし偶然やテクニック不足で音楽からずれているのでは
思った通りの表現ができません。
ぴったり踊れるけど敢えて少し遅れているとか
早くしているというのが大事なのでしょう。
どのくらい早く、あるいは遅くするかが
センスなのだと思います。
僕には音楽的センスがありません。
だからいろんな人のダンスを見て
どうやったらどう見えるかを研究し
いまはすこし自由な気持ちで踊ることが
できるようになったと思います。
音楽のリズムは変わるもの(らしい)
普段聴いている音楽とダンス音楽の
一番違うところはリズムの変化です。
正確にいうとリズムの速度の変化があるかないかです。
一般的に聴かれている音楽は
リズムの速さが変わるのが普通だそうです。
それがわかる時とほんの少しで
わからない時がありますが、
一定すぎるとのっぺりした印象になるそうです。
でも社交ダンスの音楽は
一定のリズムであることが大前提です。
そうしないとステップが合わないからです。
そのため初心者のうちは別ですが、
ある程度のレベルになった時に
あまり音楽のリズムにぴったり合わせて
踊り続けるとつまらないダンスになるのだと思います。
そこでフィガーやその前後の流れに合わせて
少し早くしたり遅くしたりすることで
変化が生まれて見ていても踊っても
楽しいダンスになるのだと思います。
最初はなにがいいか難しいと思います。
僕も正解はわかりません。
でもぴったりでなくてもいいんだと思うだけで
ダンスの可能性がグッと広がると思います。
よかったらぜひ試してみてください。
〜まとめ〜『音楽はちょっとはずしてみるのもいいじゃない!』
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